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脳は世界をどう見ているのか、な?

ジェフ・ホーキンス著,大田直子訳の 脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論 という本を読んだ。

表紙がカッコ良くて、内容も知的そうだったから読んでみた。
特別面白い感じはしなかったが、とりあえず簡単に内容をまとめる。

頭のなかの世界モデルという章での、何かを触った時に違和感を感じるのは、脳は無意識に次におこる感覚を予測していているというのは、当たり前のようだが納得した。

この本では座標系というものが重要視されていた。
座標系は脳の新皮質にあり、すべての知識はモデル化され座標系に対する位置に保存されるとのことである。

方程式をつかう数学者ものも、森を移動する探検家も、コーヒーカップに触れている指も自分がどこにいるのか、行きたい場所にたどり着くためにどういう動きをする必要があるのかを座標系をもとに同じ基本アルゴリズムが用いられるというのは、興味深かった。

普段無意識に判断し、行なっていることもすべては脳の働きによるものであるから、その事実をたまには意識して過ごすことで自分を客観的に見れるようになるかもしれない。

脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論
ジェフ・ホーキンス (著), 大田直子 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/%E8%84%B3%E3%81%AF%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%86%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%81%AE%E8%AC%8E%E3%82%92%E8%A7%A3%E3%81%8F%E3%80%8C1000%E3%81%AE%E8%84%B3%E3%80%8D%E7%90%86%E8%AB%96-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B9/dp/415210127X/ref=tmm_hrd_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1697198594&sr=8-1


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