保育園からの呼び出しの洗礼

慣らし保育の記事を書くにあたり、保育園の連絡帳を見直していたら、鮮明に当時のことを思い出したので、今日は「保育園からの呼び出し」について書いてみたいと思います。

大事な日に限って呼び出しがある

子どもは大事な日に限って熱を出します。私の初出社は4月26日でした。11年経った今でもこの日を忘れません。余裕を持って保育園に子ども預け、久々の会社に出社し、上司や同僚にあいさつをしたのも束の間、10時からの会議に私は少し緊張しつつも嬉々として参加していました。

会議が始まって15分ほど経ったときでした。会議室の扉が開いて、「◯◯さん(私の名前)、△△△△保育園からお電話です」とのこと。「これが、噂の呼び出しか!!」と、瞬時に察知し、顔が赤くなるほど恥ずかしくなりました。

私は出社初日に、保育園からの呼び出しの洗礼を受けることになったのです。会社での滞在時間約1時間30分。往復の通勤2時間。
このとき、私は仕事と子育ての両立の難しさを改めて知りました。

もちろん熱がある子どもを放っては置けない。でも、1年ぶりの会議では、こんなことを言おうと温めていたものもそれなりにあった。そんな私の気持ちは誰にも知られることなく、人魚姫の泡のように消えていってしまいました。

お迎えに行けば、子どもはそんなに体調が悪いようにも見えない。でも、熱があるので保育園では預かってはもらえない。このジレンマを保育園に通ってから1年くらいは感じ続けることになります。

午前中でお迎えになった出社初日の連絡帳

夫をあてにしない

保育園から呼び出しがあったときに、夫がお迎えに行ってくれることはほぼないと思っておきましょう。 

まず、保育園からの呼び出しの電話に出ません。私に保育園の連絡が来て、夫に電話しても折り返しがくるのが30分後、そして、結局「俺は行けないけど」と言われます。であれば、最初から呼び出し要員としてカウントするのはやめておくのが賢明です。

私がどうしても帰れないときに、何度か夫に「いますぐ保育園にお迎えに行ってもらえないか」とお願いしたことがあるのですが、その度に「えっ? 今3時じゃん。無理」と言われてきました。その無理を何度もやっているのは私なんですけどね。という心のTwitterをつぶやいては、しぶしぶデスクを片づけ、上司に報告をして帰っていました。

ただでさえ、保育園の呼び出しでテンパっているときに、心理的負担を増やすのはよくありません。夫をあてにして、ダメだったときの悔しさや落胆は想像以上。ただし、LINE等で「保育園から呼び出しがあったんだけど、お迎え行ける?」という連絡だけはしておきましょう。これは、後々自分がどれだけ呼び出し対応をしているかの証拠にもなります。期待せずにがポイントです。10回に1回くらい「大丈夫だよ」という返事が来ることも!

11年前の話なので、リモートが進んだ今ではこんなことはないのでしょうか? そうであると信じたい。仕事の重みは性別では変わらないはずです。

いつでも仕事を引き継げるようにしておく

これは子どもができてから身についた能力の1つです。職種にもよると思いますが、いつ自分が仕事に行けなくなってもいいように、仕事の進捗状況などをまとめておくようにしました。

  1. 資料はわかりやすくまとめておく。
    (紙の資料だけでなく、今ならドライブのフォルダなど)

  2. 取引相手の連絡先などをリストにしておく。

  3. スケジュール表を作成しておく。
    (いつ何をすればいいのかがわかるようにする)

  4. 自分でできることは最大限やる

呼び出しがあったときのTODOリストを作る

慣れないうちは、呼び出しがあるたびに「どうしよう! えっと、まずはこれをやって、あそこに連絡して・・・」と焦ってしまうと思います。なので、TODOリストを作って置くと安心です。

  • 夫に連絡(今日と明日以降の予定を確認)

  • 社内の人へ連絡(事実ベースでOK。「子どもが熱を出したので帰宅させていただきます」など)

  • 帰る準備をする(持ち帰る資料などを忘れないように)

  • 今日と明日の仕事の確認(帰りの電車の中で)

  • 小児科の予約(帰りの電車の中で)

  • 病児保育の予約(帰りの電車の中で)

  • 祖母の予定確認(帰りの電車の中で)

使っているサービスなどにより、連絡先は変わると思いますので、優先順位順にリストアップしておくと安心だと思います。
祖父母などにも頼めない場合は、フローレンスやキッズラインなどを利用することを考えてみるのもいいかもしれないです。


最後に、呼び出しがあったときのために私が持ち歩いていたものなどを記事にしてありますので、よかったら読んでみてください。


よかったらサポートお願いします!いただいたサポートは、これからの人生の投資に使わせていただきます!