「自分の中の子ども」との信頼関係を取り戻す
「アダルトチルドレン」や「インナーチャイルド」といったキーワードで示される大人の心理的問題は、かなりやっかいなものがあります。知らず知らずのうちに人の心に入り込んでおり、人の自虐的傾向、さらには他者への攻撃的傾向など、様々な問題行動を引き起こしているためです。
筆者（ペンネーム「真実の剣」）は20代の時に、自分自身の自壊的な傾向を自覚しまして、そこから20年以上にわたり自己探求を深めてきました。特に、10年以上取り組んできたこのアダルトチルドレンやインナーチャイルドの問題は、自分自身に大いなる示唆を与えてきました。
これは驚くべきことですが、「自分の中の子ども」とも言うべき、自分の中にひそむ副人格との信頼関係を取り戻してくると、人生全般がとにかく安定してきます。
今回は、私が「自分の中の子ども」との信頼関係を取り戻すのに、何が役に立ったのかを振り返りながら、皆さんにシェアしたいと思います。
①知識を身につける
まずアダルトチルドレンとは何なのか、インナーチャイルドとは何なのか、幼少期の体験が、自分の人生にどんな影響を及ぼしているのかを知ることが大前提です。お勧めなのは下記の書籍です。
『毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)』、スーザン・フォワード著
『インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法』、ジョン・ブラッドショー著
こればかりではありませんが、世の中にはいろいろな良書がありますので、ぜひ探して読んでみるとよろしいかと思います。
②ヒーリングを受ける
アダルトチルドレン、インナーチャイルドの問題を認識するには、意識下で持っている傷のようなしこりを癒やしていくことが不可欠です。ヒーリングはこうしたしこりを癒やし、精神的体力を取り戻すのに非常に役に立ちます。
要するに物理的な手術と同じです。子ども時代の全体像を認識し、自分がどのような境遇にあり、それがどのような精神的傾向を引き起こしていたのかを理解するには、相応の精神的体力が必要だからです。
筆者は、過去から現在に至るまで、「DNAアクティベーション」や「エンソフィックレイキ」といった形而上学に基づくヒーリングを何度となく受け続けてきました。結果として我田引水のようになりますが、現在筆者がヒーラーとして活動している背景には、これらのヒーリングによって大いに恩恵を受けてきたという自分自身の経験があります。
これら形而上学に基づくヒーリングがもたらす恩恵は非常に多角的で、アダルトチルドレンおよびインナーチャイルドの問題に限らないのですが、それだけに筆者としてはおすすめです。
全国のMMS公認ヒーラー／プラクティショナーをネット検索して、お申し込みください。なお、筆者もMMS公認ヒーラー／プラクティショナーとして活動しています。
③専門家によるカウンセリングを受ける
アダルトチルドレンおよびインナーチャイルドの問題は個人差がありますが、非常に根っこが深いものがあります。
その根っこの深さとはつまるところ、「親による圧倒的かつ一方的な失態であるにもかかわらず、子どものせいにより引き起こされたと子ども自身が思い込まされており、その構図は第三者の視点で観察することでようやく、明らかになる」という点です。
このため、アダルトチルドレンおよびインナーチャイルドの問題を克服するには、第三者、特に専門家によるカウンセリングが不可欠と考えたほうがよいと思います。
カウンセラーとの相性などもありますので、どなたが確実に良いとは言いにくいものがありますが、じっくり探しながら、信頼できるカウンセラーを探すと良いでしょう。
④瞑想・気功を習慣化する
これらと併せて、私の経験上特に効果を高めたのは、瞑想と気功を習慣化していたことでした。
瞑想については医学／心理学的なエビデンスが多々ありますが、私の経験上大きいメリットとして自覚したのは、「自分を客観視する能力が大きく高まる」ことです。瞑想を続けて2年、3年と経過してくると、自分を俯瞰して「今自分はこう感じている」「今自分はこう考えている」といった自分の状態を、第三者的に捉える能力が向上してきます。
そしてこれはあまり知られていないことですが、瞑想の質を高めるには、気功のトレーニングが不可欠です。
瞑想は初期のうちはとくに、雑念をどうやって特定のイメージなどに縛り付けるのかが瞑想を深めるためのカギを握ります。併せて言えば、瞑想のような意識を操作する活動の成否は、その人が持ちうる氣のエナジーの強度にかかっています。
気功についてはいろいろな講座や書籍が市場にありますが、一つお勧めなのは、脳機能科学者である苫米地英人氏の気功関係の書籍、例えば『洗脳原論』や『気功洗脳術』です。彼の気功関係の書籍群は、ビジネスパーソンにも腹落ちしやすい、脳科学的・心理学的な観点から明快な説明がなされているのが特徴です。個人的にはおそらく、これらの書籍を読んだだけでもある程度、気を扱えるようになる人もいるのではないかと思います。それくらい、彼の気功に対する見解は現代人に馴染みのある表現になっています。
しかしそれでも、気功の世界はやはり体感とトレーニングが欠かせません。ご自身で相性の良い気功トレーナーを探して、月に１度でも構いませんのでトレーニングを続けてみると良いと思います。
■人生全般の判断の質を高める
こうしたアダルトチルドレンおよびインナーチャイルドの問題が解消されてくると、不思議と人生全般が楽になってきます。これは何と表現すればよいのか難しいのですが、外部のネガティブな状況で心理的に落ち込むことが減ったり、不快感を呼ぶような相手の嫌みな行動がそれほど気にならなくなったり、不思議と自分にとって本当に必要なものが何であるのかを選択しやすくなったりします。
私はこうした感覚を、「自分の内なる子どもとの信頼感が取り戻されてきた状況」と呼んでいます。
本来、子どもは本当に純粋であり、また自分にとって何が必要で、何が不必要なのかを直感的に理解している存在です。（それらは社会で何かをなすために必要な事項を学習するのとは全く別の性質のものです）
アダルトチルドレンおよびインナーチャイルドの問題を解消してくると、こうした純粋な子どもの感覚が蘇ってきて、それが今生きている大人の自分の精神と統合されてくるのであろうと推察しています。
また、ある程度全体的な癒やしが進んでくると、瞑想だけでもかなり自分のインナーチャイルドの問題が解消できてきます。これはまた別の機会にしたためたいと思います。
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「真実の剣」のnote記事をご覧いただきありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。
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もう10年以上も前に、植物園の中で、強い日差しとのコントラストが面白くて撮影してみました。当時はデジタル一眼レフで撮影しましたが、今となってはスマホのカメラ機能のほうが進化してしまいました。
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