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自己観察力を鍛えるのに役立つメソッド

人間は、視神経などを通じて目の前の「物理空間」を把握する能力のほかに、脳で作り出した仮想世界――言い換えると「情報空間」を、リアルに認識する能力を備えている。

情報空間とは、たとえば過去の記憶の再生や内省的自我による思考、未来予測的な思考など、目の前にある物理空間以外の情報を指している※。

※ 情報空間については、脳機能科学者・苫米地英人氏による『洗脳護身術』などの著書を参照いただきたい。

脳を発達させた現代人は、情報空間という仮想世界でさえも、あたかも目の前にあるようにリアルに想像したうえで、さらには体感も得ることができる。「架空のお話」である映画や小説のシーンに興奮したり、登場人物の悲喜に共感したりするというのは、その典型的な実態だ。

情報空間の様相は、個人それぞれだ。脳科学的に表現すれば、「脳それぞれ」である。

例えば、目前に広がっている景色への印象は、人によって異なる。物理的には同じであるはずの目の前の夕焼けを、「美しい」と感じる人もいれば、「もの悲しい」と捉える人もいる。

つまり、同じ景色であっても、人の個性や、その人の置かれた状況によりまるきり異なるわけだ。ここから転じて考えると、人は物理空間をあるがままに見ているわけではなく、「個々人が脳内に構築している個性豊かな情報空間を通じて、物理空間を認識している」というのが実態であるはずだ。

私の経験として、こうした物理空間と情報空間の構造を説明した際に、「確かにその通りだと」と同意してくれる人は、それほど多くない。しかも、同意してくれた人の大部分は、「論理としては理解できるが、それが自分の生活にどのように影響を及ぼしているかは実感できない」というニュアンスの反応を示す。

それは仕方がないことだ。というのは、情報空間に対する実感を持った認識は、「メタ認知」と呼ばれる、自分の思考や感情を客観視する能力の度合いに依存するためだ。

このメタ認知を鍛えていくと、日常生活で様々なメリットが享受できるようになる。例えば「不安の原因を突き止めやすくなってコントロールしやすくなる」「堂々巡りに陥っている思考状態から脱しやすくなる」といった変化が起きてくる。

メタ認知の力を鍛える方法は、シンプルである。それは「瞑想」を実践することだ。瞑想にはいろいろな方法があるが、基本的なアクションとしては、自分の内側(=情報空間)にて沸いてくる感情や思考を客観視し、それを「流」していく。

この「流す」という行為を一定時間の間ひたすら繰り返していくのだが、慣れるとこの「流す」行為がうまく行えるようになる。すると、いわば「思考の空白」とも言える時間が体験できるようになる。この思考の空白の時間が長くなってくると、なんとも言えない不思議なリラックス感が高まってくる。

■瞑想会を開催します

きたる7月6日土曜日、埼玉県鴻巣市のカフェにて、午後に瞑想会を開催します。下記にご案内を差し上げますので、ぜひふるってご参加ください。7月1日時点で残席1名様となりました。

▼とき:7月6日(土曜日)13時30分〜15時00分
▼場所:「カフェ箱庭」2F

 〒365-0038 埼玉県鴻巣市本町1-3-26
 ※高崎線 鴻巣駅東口から徒歩3分。
 ※専用駐車場は数台。
 満車の際は、お近くの有料駐車場になります。
▼料金:1,000円(税込み、当日現金をお持ちください)

今回の瞑想会では、誰でも深い瞑想に入れる方法「MAX瞑想システム™」を体験いただけます。初心者でも楽に瞑想状態を体験できますし、経験者はさらに深い瞑想の境地が得られます。

ストレス解消にとどまらない、本来の明晰なあなたを取り戻せる瞑想を、ぜひ、ご体験ください。

★お申し込みフォーム:下記URLをクリックしてください(Googleフォームが開きます)
https://forms.gle/P5XkksrFyjxgKwPi7

■瞑想情報サイト「Active Rest」について

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なお、1on1(1対1)の個人瞑想セッションも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

瞑想1on1セッションのお申し込みはMOSHからどうぞ
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