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Radio OK?NO!!第16回「東京ソング」特集 前半部分転記

私、カンノが運営する音楽かく語りきブログ『SOMEOFTHEM』にて、相方の上野翔とパーソナリティを務める、Radio OK?NO!!第16回「東京ソング」特集の文字起こしをアップしました!その記事の前半部分をnoteに転記致します。気に入られたら是非とも『SOMEOFTHEM』でアップされている全文もお読みください!


上野:今日は曲名が「東京」の特集を行おうと思います。例えば「桜ソング」みたいなさ、アーティストが同じ曲名でいろんな曲を作るパターンってあるじゃないですか。で、「東京」って曲もたくさんあるんですよ。JASRAC登録されている曲だけでも224曲ありました。
カンノ:多いね。今日はその中から選ばれし曲をかけるんですね。くるりはかけますか?
上野:俺らの中の「東京」ソングのベタってくるりだよね。ほかにイメージある?

カンノ:バンド物語でいうと、上京してどうのこうのはよくあるよね。くるりもそうだけどさ。自分のこととして語りやすいよね。
上野:そうね。「上京物語」や「地方の人が思う東京」とかは結構あるよね。それで調べてみたら、「地方の人が上京してきた」ことでタイトルが「東京」の曲は多かったですね。
カンノ:そうだよね。東京に対する憧れと敵対心ね。
上野:複雑な感情があるよね。それでそのベタとしてくるりを流せばいいんだけど、今日は流さずに、次は長渕剛を流したいなと思います。
カンノ:あぁ~、でも上京のイズムだよね。
上野:そうそう。それを聴いてもらいたいなと思います、長渕剛で「東京」

上野:地方にいる人が東京に憧れはあるんだけど、出てきたら一抹の寂しさも感じて、決意もするみたいな。都会は人が冷たいけど、それをも背負っていく感じ。
カンノ:それを歌にするとなると「東京~!」と叫ばざるを得なくなるよね。そのフレーズに思いを詰めるしかないよね。
上野:田舎の人の温かみみたいなものから決別して、都会の人の冷たさに挑んでいくという感じじゃないですか。
カンノ:「田舎には帰らねえぞ」と。
上野:それで都会がコンクリートジャングルと表現されていたじゃないですか。んで、このコンクリートジャングル的イメージをこの曲が過剰にさせたのではないかと思っているんですね。それを聴いてもらいましょう、浜田省吾で「東京」

上野:もうこの曲って40年前ぐらいの曲なんですけど、東京ってこんな場所だったっけ?(笑)最初の歌詞が「路地の裏で少女が身を売る」ってさ、ほとんどゲットーだよね(笑)
カンノ:「東京」と書いて「ゲットー」と読ませる(笑)
上野:曲自体は煌びやかだよね。「東京」って曲名はさ、バラードやミディアムテンポの曲が多いじゃん。この曲は速くてかっこいいよね。でも歌詞は「プールサイド 寝そべる金持ち」(笑)
カンノ:アメリカのどこのことを言ってるんだろうね?(笑)
上野:さっきの長渕はさ、得体の知れないものへのイメージだったのが、浜省はそれがさらに進んじゃって悪い人たちしかいないイメージになっているという(笑)
カンノ:悪人だらけの街、「東京」(笑)
上野:僕らが「東京」という曲を聴くときって私小説っぽい曲のイメージがありますよね。自分の素朴さやリアルさとか。浜省は「虚構の東京」だけど(笑)
カンノ:その虚構に怒ってたね(笑)

この続きは是非、『SOMEOFTHEM』に上がっている「東京ソング」特集をご覧ください!


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