見出し画像

【ダイヤのA】青道vs稲実 ついに決着【ネタバレあり】

僕は中学3年生から27歳に至る現在まで、ダイヤのAという高校野球漫画をずっと追いかけている。そしてダイヤのAでは先週号まで、主人公の沢村栄純が属する青道高校と、ライバル校の稲城実業との甲子園をかけた西東京予選決勝戦が行われていたのだが、ついに決着がついた。結果としては、2対1で青道の勝利である。

僕は4月に一度、青道と稲実のどちらが勝利するかについて、展開も含めて予想していたので、今回は前回の記事と照らし合わせながら、この決勝戦を振り返っていこうと思う。

(前回の記事はこちら)
【ダイヤのA】青道は稲実に勝てるのか|かなぱんだ|note

前回の記事での予想

ひとまず、前回の記事での予想を下記に引用する。

青道対稲実の勝敗予想
ここから青道対稲実の勝敗予想に入っていきたいのだが、これがなかなか難しい。青道は1点リードの展開で7回裏から沢村にバトンタッチする。そして、今の沢村が稲実打線に打たれるかどうかという話だが、正直打たれないだろう。準決勝で市大三高相手に1失点完投した沢村である。稲実打線と市大三高打線を比べたら、稲実打線の方が少し上であると思うが、それでもなかなか今の沢村は打てないと思う。
なぜ打てないと思うかというと、今年の稲実は、チームとしては全国トップクラスの打線だが、圧倒的な力を持ったバッターがいないからだ。もちろん、4番の山岡は確か高校通算50本以上だし、5番の成宮は今大会の打率5割越えだし、1番のカルロスは初回に降谷からいきなりヒットを打っているし、2番の白河のようにいやらしいバッターもいる。強打者ぞろいである。
しかし、去年の青道の結城哲也や、薬師の轟雷市のような絶対的なバッターに比べると、全員少し格が落ちると思うのだ。(もちろん、成宮、山岡、カルロス、白河あたりはドラフトにかかるレベルの選手だと思おうが)よって、今の沢村が打たれるという絵が思い浮かばない。
しかしこのまま2対1で青道が勝つかというと、それは絶対無いといえる。前園のセーフティスクイズが決勝点で青道が勝って甲子園というのはさすがにないだろう。
よって、展開予想としては、沢村が7回から9回のどこかで1点取られて延長戦に突入すると思う。沢村が残り3イニングで2失点するのは考えにくいので1失点と僕は考える。きっと白河との再戦時か、最終回に突入した時に、去年沢村がイップスになったきっかけである、白河への死球の回想が必ず入ると思う。そこで、少し乱れて1点失うものの、去年からの成長を見せて持ち直し、1失点に抑えるのだ。
そして延長戦に入ると、どちらのチームにとっても有利な点、不利な点が出てくる。青道としては、先攻なので延長戦不利だが、沢村が球数を抑えられるピッチャーで、しかもまだ長いイニングを投げていないので、バテる心配がない点は有利である。
逆に稲実は、後攻なので延長戦有利だが、成宮が一人で投げているので、バテる可能性がある点で不利である。(しかしもちろん成宮は、ここぞという場面でしか本気で投げないので、そんなにすぐにバテるわけではないが。)
ここまで考えて結論を出すと、僕は青道が勝利すると予想する。理由としては、青道と稲実両チームで、打った時に最も説得力の出る打者が、やはり御幸であること。そして、去年継投で負けた青道が、今年は継投で勝つというシナリオが見えることだ。初回から一人で投げぬいた成宮と、7回から継投で投げ始め、しかも球数を抑えられる沢村を天秤にかけた結果、わずかに沢村が上回るのではないかと思う。つまり、御幸が打って沢村が抑えて青道が勝つということだ。

前回の記事での予想

前回の記事での予想を簡潔にまとめると、下記のようになる。

・沢村は実力的には稲実に打たれない
・しかしこのまま1対2で青道が勝つことは無い
・去年の死球の影響で少し乱れ、沢村は1点を失う
・延長に入る
・継投して体力のある沢村が、初回から投げている成宮をわずかに上回る
・御幸が成宮を打つ
・青道が勝つ

しかし、結果的には延長に入らず、スコア1対2のまま青道が勝った。

よって、予想が当たった部分は下記の二つのみで、残りは外れたことになる。
・沢村は実力的には稲実に打たれない
・青道が勝つ

感想

とりあえず最初に言わないといけないのは、非常に面白かったということだ。成宮は打てないまま、成宮という絶対的投手の格は落とさないまま、チームとして青道が勝つという展開は、僕には予想できなかった。絶対に、成宮と御幸の勝負で御幸が打つものだと思っていた。しかし、成宮と御幸の対決は、結果的にはポテンヒットのタイムリー1本に留まった。

それでも、降谷と沢村は2人で稲実打線を1失点に抑え、チームとしては青道が勝った。成宮、降谷、沢村すべての投手の格を落とさない、素晴らしい
試合展開だったように思う。

これからは、沢村と降谷の更なる成長の物語になると思う。二人は、成宮を超える投手になれるのか。ひとまず、これから始まるであろう甲子園編に期待したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?