デートに誘えない理由
僕は昔から誘うのが苦手です。
子どものころ…
今日、遊ぼうよ。
ねえ、明日遊べる?
一緒に弁当食べようよ。
お前んち、遊びに行っていい?
言えなかったぁ…
言いたいのに、誘いたいのに、勇気がなかった…
大人になっても…
デートしたい
ご飯いきませんか?
今度、一緒にどっかいかない?
いつが空いてる?
付き合ってください
無理無理無理無理無理…
告白なんてしたことなかったし…
これ、相手が家族であってもそうなんです。
〇〇行かない?
外食しようよ
ボールペンを買ってほしい
そんなことでも言うのに勇気が言った…
うん、今でも。
妻にさえも…
なぜ誘えないのか?
HSPだからといえば一言で終わっちゃいます。
そこにはHSPなりの理由がちゃんとあるんですよ。
理由は3つあると思っています。
① 断られるのが怖いから
「用があっていけない」と断られたら、きっと僕と会うのが面倒なんだなと思って傷つく。
「忙しいから」と言われたら、“もう誘うな”と言ってるんだと解釈する。
「ムリ!行けない」と直球で言われたら、“嫌われた”と思う。
無視されたら、“鬱陶しい“と思われたと感じる。
明確にそう認識しているわけではないんですが、そんな感覚に陥るんです。
はい、僕の被害妄想解釈です。
② 相手が困っている姿を見るかもしれないと思う恐怖感
相手の都合を気にしすぎるあまり、相手のレスポンスを過敏に察知します。
答えるのに少し間があった、ちょっと目が泳いだ、一瞬顔が引きつった、
そんな、ほんのわずかな相手の感情の動きを読み取ることによって、自分が誘ってしまったがために迷惑をかけてしまった、困らせてしまったと申し訳なさで自責の念に駆られるんです。
そして、そう思ったことがある…
という経験値だけで、今回も相手はきっと迷惑に違いないと思ってしまう。
これもまさに勝手な思いこみです。
③ 誘ったけど楽しくなかったらどうしようの未来不安
勇気を出して誘ってみたら、まさかの「OK」の返事。
普通は、「やったー!」ですよね。
僕は違います。
「うわ!マジでOKされた。どうしよう…」
ってなります。
なぜなら、
相手がつまらない顔をしたらどうしよう…
帰りたそうにしたらどうしよう…
もし盛り上がらなかったら…無口だったら…喜んでくれなかったら…
こんな思いするぐらいなら…やっぱ誘えないよ~
そしてこういう誘えないタイプは、きっと僕のように断るのも苦手なんです。
なぜなら…
① 断ると嫌われるかもしれないから
② 断ると相手を傷つけるかもしれないから
結局、断られることを否定されていると感じてしまう思考クセは、相手もそう思うだろうという無意識のビリーフ(思い込み)を作り上げているんです。
分かってるんですよ。
ぜーんぶ勝手な思い込みだって。
でも思考してしまう。
お断りメールなんてめっちゃ考えません?
せっかくのお誘いであるのにお断りしなければならないことになったことを丁寧に詫び、なぜ断ることになったのかの経緯と理由を詳しく説明し、これに懲りずまたお誘いいただきたいという表現を盛り込む。
失礼になっていない箇所はないか十分に吟味してやっと送信する…
これね、逆の立場だとどうでしょう。
断りなんて、「その日は行けません」でいいんだよ。
くどくど言い訳がましいの、マジ鬱陶しい!
ってなるんです。
結局
自己愛なんだよね。
嫌われたくない
傷つきたくない
自己犠牲で他人を優先しているように見えるけれど
たぶん究極のナルシストなんだよ
僕は…
それを認める勇気さえない。
必要なのは…
嫌われる勇気
自分が意識してるほど、誰も僕のことなんて興味ないんですよね。
この歳になって、やっとわかってきました。
少しだけ…
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