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99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 を読んでvalorantを考えてみる

いままでの僕は教育研究部部長としてさまざまなnoteを挙げてきた。
今回は、僕のもう一つの姿を出していく。

ちなみに、私は最高到達ランクがゴールド2の低ランクプレイヤーで、自分なりに考えてやることが大半で意識的に座学をやっていない(ぼーとしながら解説動画やVCT, VCJを見ていたりはしている)。
そんなプレイヤーがどんなことを考えているのか、そしてこの本の内容を踏まえて今後どう改善しようとしているかを書いていこうと思う。

大前提として、①ゲーム内で起きていることはちゃんと皆が認識することができる②みな勝ちたいと考えている③仮説を価値観とここでは言い換える を挙げる。ここでは、事実は存在する前提で進めていく。そうでないとそもそもゲームをプレイできないからだ。

⑴アタッカー側とディフェンダー側について

valorantには1試合ごとにこの両者を経験することになる。これは設置するされる前後でも存在するため、もしかしたら攻めと守りという言葉にした方が汎用性があるかもしれない。

まずは、おそらく一般的なことであろうことから書いていく。自分がアタッカー側だとする。つまり、スパイクを敵の陣地にもっていき設置しないといけないということだ。敵は設置されないようとモクやグレ、モロトフを使って邪魔をしてくる。それらと戦いスパイクと設置できたとする。この瞬間、自分たちはディフェンダー側に切り替わる。これがここで扱っていく内容だ。

なぜ、ディフェンダー側になるのか。それは、スパイクを守らないといけないからだ。広い視点で見れば、ディフェンダー側とは何かを守らないといけない立場であり、アタッカー側とは何かを奪わないといけない立場ということになる。これは事実だ。であれば、そこにある価値観とはなんだろうか。

valorantをやっている人なら誰しもが設置した後に敵を殺しに行く味方に出会ったことがあると思う。事実として私たちは守りをしないといけない。しかし、その人は攻めをしている。これは字面だけをみると間違っている。しかし、そこに人数不利、かつ全員の位置がわかっていないという状況を加えるとどうなるだろうか。個人的には攻めをすることは問題ないと考える。なぜなら、事実として不利であるからだ。攻めをせずに守りに徹した場合、不利という事実はそのまま継続されてしまう。遅延スキルをいれればいいのではないかと思うかもしれないが、事実として人数が減っていないことには変わりない。一人を殺してから遅延スキルを使った方が人数イーブンという事実に加えてサイトに入りにくいという敵側の価値観が生まれるからだ。しかし、現実問題として、少なくとも僕のランク帯でこの状況になった場合、高確率で守りに徹することを選択する人が多い。これは人数不利であるため、時間をかけて解除させないようにしようという価値観があるのだろう。逆もしかりで、こちら側が人数有利で敵の位置も大方わかっていた場合、攻めをしている人は、人数有利で勝つ確率が高いため殺しに行っても問題がないという価値観があるのだろう。これに関しては、私は基本的には反対で、このせいでラウンドを落とすことが多いため非常に嫌いなプレイだ。このように同じ事実を目の前にしても価値観の違いで行動が全く異なってしまう。

次に、あまり一般的ではないであろうこと書いていく。事実としてアタックカー側とディフェンダー側が割り振られているのに加え、その過程で両者を交互に経験すると僕は思っている。つまり、攻めて設置するまでの間に守り側とおなじことをすることがあるということだ。簡単な話で言えば殺すためにどうするかということだ。敵を殺すといってもワンパンやラッシュ、引き撃ち、ずらし撃ちなどと様々なものがある。攻めの過程における攻めはこの中だとワンパンとラッシュが該当し、攻めの過程における守りは引き撃ちとずらし撃ちが該当する。この考えは本で言う裸の事実など存在しないという仮説に該当するものだろう。ゲームとして明らかになっている事実ではなく、考え方によってうまれた「事実」ということだ。自分は戦いにも方法があるという価値観をもっているため、このような「事実」を見ているということになる。しかし、実際問題これはあまり意識されていないように感じる。なぜなら、練習として主流となっているものがフリックなどと言ったものとなっているからだ。

⑵スキルについて

僕はおもにイニシエイターを使っている。その中でもソーヴァが好きだ。ここではソーヴァを使って彼のスキルを事実と価値観で考えるとどうなるか考えてみる。イニシエイターの役割として、エリア取りとサポートがある。索敵はその手段であって、エリアを取る方法として索敵していると考えているためエリア取りにまとめた。これは別に一般的な話であるためあまり触れない。扱っていきたいのはスキルをつかったという事実を自分側と相手側で考えるということだ。
参考としてスイフトプレイでの動画を挙げる

https://youtu.be/7dqTFLK5vXM

この動画の前にチェンバーのアラームが設置された音が鳴ったので近くにいることがわかっていた。そのためアラームを破壊しようと行ったところ敵ソーヴァのショックダーツが来る。ここでわかる事実は近くにチェンバーとソーヴァがいること、ショックダーツを放つ音が近くバウンスを入れているためソーヴァは自分から見てちょっと離れた右側にいるということだ。チェンバーの位置が右なのかそれとも自分から見た正面に張り付いて待っているかわからなかったため、入り口の左側を見ながら進む。アラームを壊した後すぐに足音が聞こえたため、事実として殺しに来ているとわかる。最後に聞こえたソーヴァの位置情報からチェンバーだろうと判断し(価値観)勝負し殺す。残りはソーヴァ一人でピークしたところ姿が見えなかったため、ラフター側に行ったと予想し体を引っ込めようとした瞬間ソーヴァが見える。そのため再度ピークするが逃げられる。こっち側からすると敵の位置は確定しているためラフターから挟めば勝率が高い。相手側からするとラフター側が怖いのでそっちに行って勝負するだろうという価値観で選択肢をつぶすためにリコンを入れようとしたら、相手にリコンを先に入れられた。自分も入れているためラフター側から行くことはないだろうと判断し(価値観)、相手のリコンに映らないよう避けながらピークして殺した。

以上のようなことを考えながらプレイをしていた。ここで扱いたいのはスキルを何のために入れているのか、そしてそれを受けて相手はどう思うのかということを考えるということだ。これが一番役に立つ瞬間は1v1のときだろう。1v1においてエリアを取るスキル(シーズも該当すると考えている)はその瞬間2v1で自分有利な状況を作りだすことができると考えている。それを受けて敵はどう動くのかをよんでそれにかけて勝負している。スキルの使用においても事実と価値観という枠組みで考えるのは非常に大切だと考えている。

⑶報告について

長くなってきたので、ざっくりと書く。いままで僕は取った情報を伝えることをメインでしてきた。そのため、敵の位置把握をしたらそれを共有することに注力していた。情報をおくれば、それをうまく使って動いてくれるだろうと考えていたからだ。しかし、味方側からするとだからなんだ?となったり、価値観の差異によってばらばらに動いてしまう恐れがある。実際うまく活用できないで負けてしまいイライラすることがたくさんあった。しかし、それは当然のことだとこの本を読めばわかる。人それぞれ仮説を立てて行動するため、事実だけを伝えたところでうまく動くことができる可能性は限りなく低い。事実を受けてどうしたいのかを言わなければ、勝手に各自で判断し、食い違いが生じてしまう。ただでさえ野良と即席で組まされるため、指示をしなければいけない。なぜなら、そうしない場合、自分でコントロールできる箇所を手放し、真のガチャゲームになってしまうからだ。味方に考えさせる余地を生ませないことが少なくとも自分のランク帯で報告するときには必要だと思った。

まだまだ考えていることはあるが、とりあえずこの本と関係する内容を扱ってみた。

冷静さを失っていたソーヴァ使いは、これで一歩冷静さを保つ方法を手に入れた。

では、また会いましょう。

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