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約束通り、1ヶ月後には「元恋人」です

「まぁ大学生までの関係だよね」

付き合い始めて2ヶ月、浮き足立ってる一番楽しいこのタイミング、大学一年生が終わろうとしている冬にそんな風に言われた。

あと3年って…コト?


私はあと1ヶ月で大学を卒業し、社会人になります。
当時の約束通り、3年半付き合った恋人とは残り1ヶ月までの関係です。

今回は、そんな【恋人契約期間】を設けた恋愛についてお話します

第三者への恋人の呼称を「相方」と私は設定しています。
「パートナー」ほどシリアスな関係ではなく、「彼氏」と呼ぶほど軽い関係ではないと感じている中、自分にとってちょうどいい言葉が「相方」でした。
なのでここでは付き合ってる相手のことを「相方」と呼びます。
実質コンビ解散秘話です。

付き合い始めから【恋人契約期間】を事前に設けていることに対し、周りからは「寂しくないの?」「それなんで付き合ってるの?」と言われます。
確かに恋愛関係になって一番ワクワクするタイミングで関係の終わりを見据えるのは、一般的では無いかもしれません(大学生の恋愛なら尚更)

私も言われた当初は割とショックでした。でも相方から説明を受け、「やっぱりそういうところが好きなんだよな」と納得できましたし、私も付き合っていく中で「期間を設ける」方が賢明さだと感じました。


相方から説明された、恋人契約期間を設ける理由は以下のとおりです

  • そもそもキャリア観・人生観が違う

  • 事前にはっきりさせておくことで関係の綻びを防げる


そもそもキャリア観・人生観が違う

これは私自身も感じていました。大学一年生の時点で自分の理想的な働き方や、仕事の姿勢、キャリア形成について考えて共有しあっていた中で、どうしても相容れない部分がありました。
「仕事」を手段として捉えている私と、「仕事」を目的にしていきたい相方では、理解はできても共感はできない会話が多々起こりました。

そのズレは恋人のうちなら許容できても、もし同棲をするとなったら喧嘩の元になりかねません。いわゆる【「アタシと仕事どっちが大事なの!?」イベント】が発生するのは目に見えています。


事前にはっきりさせておくことで関係の綻びを防げる

まず前提として、お互い結婚願望はありません。パートナーがいたらいいとは思ってるものの、入籍への執着はなく、家庭を築く願望は皆無です。
そんな2人が関係性を続けていても、人生の中での発展性が乏しいのではないか、というのが相方の主張です。

確かにお互いに結婚願望がないのに関係性に白黒つけないまま社会人という新しいステージに切り替わるのは、関係性が綻ぶリスクになるでしょう。すでに関係性が綻ぶリスクが見えているのなら、そのリスクを回避し、気持ちよくこの恋人関係を終えられるようにした方がお互いにとっていい影響を与えるはずです。

もし期間を設けずに卒業に向かっていたら、喧嘩別れになっていたかもしれません。そうしたらせっかくの楽しかった思い出も〆は最悪な記憶になってしまいます。
「終わりよければ全てよし」まで極端なことは言いませんが、せっかくなら〆までいいものにしたいです。鍋と一緒ですね。


とは言っても、
頭でわかるのと気持ちが受け付けるのは別なんだわ!

もちろん説明を受けて納得しました。私も同意しましたし、現実的考えるならベストな選択です。
でも全然当初は悲しかったです!そらそう!!「もしかしたらずっと一緒にいられるかな?」なんて淡い期待を粉々にされたウブなアタシを抱きしめてあげたい!!

でも早いうちに期間を設けてくれたからこそ、悲しさをゆっくりと消化して、自分の機嫌を自分で取れるように訓練して…
結果としてこの3年半を通して、私はとても精神的に成長できました。
こんなふうに自分にいい影響を与え続けてくれた相方には感謝と尊敬しかないです。

恋人契約期間が終わって、「元恋人」になっても、私の「大切な人」であり続けられるのはきっと普通のことではないです



ここからは私の現時点での恋愛観(?)です。わかった風な口をきく成人2年生の戯言です。人生の先輩方のご意見お待ちしております。

  • 恋愛をして楽しい相手

  • 人生を共にする相手

  • 共同生活を営む相手

  • 婚約という契約を交わす相手

  • 子育てを共に行う相手
    は似て非なるものだと思います。

一般的には同一人物に帰着する(結婚相手)のですが、実際にそれぞれの人物に求められる要件は異なります。
だからこそ、自分が相手にどんな役割を求めているのか、どんな関係性になりたいのかを都度考えて言葉を交わしていくことが大事なんじゃないかなと思います。


とか難しいことも考えますが、
シンプルに

自分の楽しかったこと、辛かったことを真っ先に伝えたい人が、同じように真っ先に自分のことを思ってくれてたらこれほどラッキーでハッピーなことはないよな

それになりたいな〜くらいに帰着するときもあります。
だいたいその二つの意見を反復横跳びしてます


社会人になって、環境が変わって、今の相方以上に素敵な人に出会えるのか、ましてやそんな人とコンビが組めるのか…
不安はありますが、またぼちぼち前を向いて歩み進みたいです。



次回は【マッチングアプリ奮闘記〜そもそも会うのが面倒なんだ〜】でお会いしましょう!!


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