ぱなしのはなし。

今回は自分のことを少し。

恥ずかしながら、子供の頃からとにかく一度手を着けたらそのままにしっぱなしが多い。

帰ってきたら服は脱ぎっぱなし。

お菓子の空袋はテーブルに残りっぱなし。

食事を終えた食器は容器に浸かりっぱなし。

貯めに貯めた洗濯物は洗濯機に入れっぱなし。

干したら干しっぱなし(この季節は天気が不安定で雨に振られる災難によく会う)。

夏の外出時の出窓は開けっ放し。

はさみなどちょっと使った物は出しっぱなし。

予約番組を観終わったテレビはつけっぱなし。

レンジでチンしたあとの扉は開けっ放し。

ぱなし!

…とにかくやったらやりっぱなしが多い。

でも実は案外普通にやってしまう人も多いのではないかと開き直っている。

外出時における「ぱなし」も中々厄介だ。

まず、鍵を締め忘れ開けっ放し。年に何回かある。

また定期入れを玄関の下駄箱の上に置きっぱなし。
時間がなく戻るわけにも行かず小銭で乗車するのもしばしば。

駅の券売機で領収書発行ボタンを押して出てきたのに、そのまま引き抜くを忘れて出っぱなしで改札へイン。

電車内では読書に夢中になってしまったら最後、たった二駅程度でも降りれず乗りっぱなし。この前は4駅乗り過ごした。

雨が止んだあとのコンビニの傘立てに差した傘は差しっぱなし。

この前呆れたのは、買い物リストをメモ書きに、その週に思いつく限りメモしたにも関わらず、スーパーのお手洗い場に置きっぱなし。
ノーリストで買い物かごを持ち、いつもの納豆と豆腐をかごに入れたあとに気づくという離れ業をやってのけた。

SNSでも酷い。

下書きは書いたら書きっぱなし。

後でみたいYou Tube動画を見つけると、ウォッチリストに入れたら最後。
入れっぱなしで数ヶ月後に再会するも、なんでこんな動画を入れたのか分からず削除。

LINEも送ったつもりが送信ボタンを押さず残りっぱなし(これは本当に多い)。毎度今更送っても&既読スルーされたという気まずさだけが残る。

このnoteも先月末に公開したつもりが途中で閉じられ未公開であった。

自分がもし小説家なら、本当に気付かないうちに締め切りが過ぎて編集者のありがたみがきっとしみじみと分かるだろうと妄想する。

それでもなんとか生活しているのだから良しとしよう。

一方、携帯や財布、鍵などの貴重品をなくしたことはない。
これは常に内ポケットなどの定位置にあること、玄関の扉を開ける前に呪文のように携帯、財布、鍵、と唱えてポケットに入っているか感触を確かめてから出かける。

本当にないと困るものさえ手元にあり不自由しなければ、あとのことはそのまま自然放置という脳の構造になっていると思っている。

ちなみに解決法はただひとつ。

時間を意識することだと思っている。

家でのぱなしは明日誰かが来るとなればすぐに片付ける。

外でのぱなしはこれを忘れてしまったら、出社時間や待ち合わせ時間に間に合わなくなり相手に迷惑をかけるという意識があると忘れない。

時間の制約のない1日を過ごすと野生のぱなしが飛び出してくるようだ。


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