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いまさら聞けない「ジェンダー・LGBT」って何?

この数年で、SDGsをきっかけに浸透してきている「ジェンダー」や「LGBT」という言葉。
また、同性婚の問題もよく取り上げられていますよね。

僕自身もまだ完璧とは言えませんが、今回のnoteでは、復習の意味を込めて「ジェンダー」や「LGBT」についてまとめていこうと思います。

「ジェンダー」とは

まずは「ジェンダー」について解説していこうと思います。

「ジェンダー」とは、簡単い言うと「社会的に作られた性別や性の役割のこと」です。

例えば、「男らしく力強くあれ!」とか、「女性は家事やあ育児に専念するもの」など。

今の若者の感覚では少し古臭いものも多いかとは思いますが、このような感じで、古くから様々な偏見がはびこっていました。

段々とこういった偏見は落ち着いてきているとは思いますが、それでも特に女性は生きづらさを感じることが多いのが現実だと思います。

また、自分の子どもを性自認が男性、または女性で異性愛者である「ストレート」だと思い込んで育ててしまうのも「ジェンダー」の問題だと思います。

今一度、自分が他人に偏見を持っていないか、もしくは自分が社会から理不尽なイメージを強要されていないかなどを見直してみるのが良いと思います。

「LGBT」について

性的マイノリティを指す時によく使用される言葉に「LGBT」があります。

実は「LGBT」は性的マイノリティ全般を示す言葉ではなく、その一部である「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」をまとめた言葉になります。

なので、安易に性的マイノリティ全てを指す言葉として使用するのは避けた方が良いと思います。

もし性的マイノリティ全般を指したい場合は「性的マイノリティ」「LGBTQ+」などの言葉が向いているのではないかと思います。

「レズビアン」とは

それでは、「LGBT」にある4つの性のあり方を紹介していきます。

まずは「レズビアン」。

「レズビアン」とは、性自認(自分の性別が何と思っているか)が女性であり、性的・恋愛的な魅力を感じる相手が女性である人のことを指します。

ただ、当たり前の話ですが、女性であれば誰でも魅力を感じるわけではなく、好きなタイプなどがあります。

「ゲイ」とは

次に、「ゲイ」について紹介します。

「ゲイ」は「レズビアン」の男性版で、性自認が男性で、魅力を感じる対象が男性である人のことを指します。

「ゲイ」も「レズビアン」同様、男性だからといってすべの男性に魅力を感じるわけではないので、そういった理解が必要になります。

ゲイである「しらスタ」さんが質問に答える動画が参考になるので、ぜひ見てみてください。

「バイセクシュアル」とは

次に紹介するのは、「バイセクシュアル」です。

「バイセクシュアル」は、芸人のカズレーザーさんがカミングアウトしたことで多くの人に知られるようになったといっても良い性のあり方です。

性自認に関係なく、男性・女性の両方に魅力を感じる人のことを指します。

基本的な理解はこれで良いと思いますが、より詳しく深掘りしていくと「パンセクシュアル(全性愛)」などと混同されることも多いようです。

詳しくは、こちらの記事がとても参考になるので、読んでみてください。

「トランスジェンダー」とは

最後に、「LGBT」の「T」に当たる「トランジェンダー」について紹介します。

「トランスジェンダー」とは「自分の性自認と自分の体が一致しない」ということに悩みや違和感を感じている人のことです。

例えば、自分は男性だと思っている・男性として生きたいのに、体は生物学的には女性である、といったような状態を指します。

そんなトランスジェンダーの中でも、医療的な外科手術を希望する場合、「性同一性障害」と呼称されることもあります。

ただし、手術を受けるために「障害」という言葉を付け加えなくてはいけないことに違和感を覚える人もいるので、言葉の使用には注意が必要です。

自分の性のあり方について考え直してみる

ここまで、「ジェンダー」と「LGBT」について紹介してきました。

特に、「LGBT」についてはこれで全ての性別を表せるわけではありません。

例えば、自分の性のあり方を探している状態である「クエスチョニング」や、他者に性的・恋愛的な感情を抱かない人を示す「アセクシュアル」など、数えきれないほど多くの性のあり方があります。

僕の場合、「ジェンダー」や「LGBT」について知って、それまで見てきた世界が180度変わった感覚になりました。

今でこそ幅広く知られるようになった「性的マイノリティ」ですが、自分とは無関係で、TVの世界でしか見る機会のないものだと思っていました。

しかし、1クラスに1〜3人程度は性的マイノリティがいることを知り、過去の自分が何か当事者を傷つけるようなことを言っていたかもな…といった気持ちになりました。

そこで、大学生の頃にLGBTを中心に性的マイノリティの人の就職を支援する会社でインターンをしました。

そこでは、男性異性愛者(ストレート)である人が僕しかおらず、逆に僕がマイノリティである世界を体験しました。

ストレートの方々に、性的マイノリティのあり方や感じていることを伝えていくことの難しさに直面したので、とても学びのある機会でした。

その中で、僕も性のあり方を見つめ直して、「性自認は男性ですが、社会から男性扱いされたくない」という気持ちになりまいした。(何か名前はついているのでしょうか)

まとめ

ここまで、「ジェンダー」や「LGBT」について紹介していきました。
性に関することは、とてもプライベートで繊細な問題なので、知識を得たからといって無闇に詮索するのはやめた方が良いと思います。

できる限り慎重に扱い、また、真摯に向き合って今までの偏見を変えていくことが望ましいと思います。

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。