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躁うつ病で過ごした2022年の振り返りと来年の抱負。

2022年があっという間に終わった。
何もないまま過ぎたようで、なんだかんだ毎年色んな出来事に溢れているものだ。

今回のnoteでは、僕の2022年の振り返りと来年の抱負について言葉にしてまとめてみようと思う。
かなり個人的な内容になるので、興味がある人だけ覗いてください。

2022年の振り返り

毎年思うことだけれど、今年ばかりは本当に「あっという間に」「息つく間も無く」1年が終わってしまったと感じる。

去年の年越しには、YouTubeでサカナクションのライブ配信を見ていたことを鮮明に覚えている。

そんな「昨日のこと」のような去年の年の瀬から、1年が経ってしまった。

この1年をちゃんと振り返ると、自分が感じているよりもずっと多くのことがあった。

異動して初めてのインタビュー現場に立ち会った。

僕は2021年の終わりに現在のWebメディアを扱う部署に異動になったのだが、その部署に異動してから数ヶ月経った2022年の2月に、人生で初めてインタビュー取材の現場に立ち会った。

以前からメディアを作ったり、言葉を扱ったりする仕事に興味があったので、この異動は嬉しいものだったし、インタビューにアシスタントとして関われるのは楽しみだった。

当日は朝5時に起きて、早朝の開店前の美容院に向かった。
そこで先輩とカメラマンと落ち合い、1時間程度の取材を行った。

僕は実際に取材をするのではなく、カメラマンと共に必要な写真の撮影や場づくりに回り、アシスタントディレクションを担当した。

先輩がボイスレコーダー片手に、取材対象である美容院の店長とスタッフから様々な話を聞き出している姿を見るのがとても新鮮で貴重な体験だなと思った。
自分もいつかチャンスがあればそのような仕事をしてみたいと思う。
また、「文章を書く」「人から話を聞き出す」という行為が仕事になる瞬間に立ち会うことができて、ただ自分の好きなように文章を書いていた僕には足りなかった視点を学ことができたと思う。

この経験をしてから、noteを書くときも「第三者が読んだときにどのように感じるだろう」「どのように読んでくれるだろう」といったことをこれまで以上に考えるようになった。

GW以降、体調を崩した。

インタビューに関わったり、数多くの記事を編集したりといった経験を積みながら、「編集者・ライターとしてキャリアを築いていくんだ…!」という気持ちで日々ポジティブな気持ちで仕事に向き合っていたが、GWが明けた頃にガクッと体調を崩してしまい、会社を休みがちになってしまった。

具体的には、とにかく毎日気分が沈み、気力が湧かず、起き上がることもままならなかったり、頭が全く働かなかったりするといった感じだった。

「何でこんなタイミングで体調が悪化するんだ」ととても悔しい気持ちになったことを今でもはっきり覚えている。

以前のnoteでも書いた通り、僕は新卒1年目のときに、「鬱状態」が続いて会社を休職し、その後辞めている過去がある。

どうしてもその時のことがチラつき、「また休職してしまうのではないか」「またキャリアが積み上がらないまま辞めてしまうのではないか」と怖くなった。

週に1、2日程度休むといった期間が3ヶ月くらい続き、有給も使い果たして、「欠勤」をするようにもなっていた。
そこで、かかりつけ医と相談して、精神疾患向けの電気治療を受けるために休職をする決断をした。

それが8月末のことだった。

人生3度目の休職。

8月末から人生で3度目となる休職となった。

キャリアを改めて築き始めたところで、大きなブランクを作ることになってしまうので、本当に悔しくて情けない気持ちになったが、それでも長い目で見て健康に過ごせるようになることが一番と考えて休むことに決めた。

この休職期間中に僕は「無けいれん性通電療法」という精神疾患向けの電気治療を受けた。
この治療は軽い全身麻酔を点滴で打って、その麻酔が効いている間に頭に電流を流すというもの。
脳の神経を正常な働きに治す効果があるようで、双極性障害や統合失調症などに有効なようだ。

この電気療法を1ヶ月かけて受けて、その効果を見るために2ヶ月かけたので、合計で3ヶ月の休職になった。

3ヶ月間、波は少しあったが、休職に入る前と比較しても明らかに元気になったし、活動をする元気も集中力も湧いた。

noteを更新したり、YouTubeに動画を投稿してみたり、旅行に行ったりもした。
ただ、寝ている時間もかなり長かったので、あっという間に3ヶ月が過ぎてしまったような感覚だった。

そして今年の12月から、仕事に復帰した。
完全に浦島太郎状態で、またイチから仕事を覚え直しているところだ。

新卒3年目画終わろうとしているのに、また初めからキャリアを積んでいる状況に多少の焦りはあるが、長い目で見て、ちゃんと仕事をして生活できるようにするためなので仕方ないと思っている。

まずは今の自分にできることを最大限やって、それから少しずつレベルアップしていけば良い。

来年の抱負

もうすぐ2023年がやってくる。
来年の抱負、それは「今の自分にできることをやっていく」ことだ。

とにかく健康第一で、もう会社を何度も休んだりせず、毎日自分にできることをコツコツとやっていき、少しずつ自分のキャパシティを広げていきたい。

毎日を過ごしていく中で、変に背伸びせず、今の自分にできることを、心身ともに余裕を持って取り組み、その積み重ねで少しずつ成長していきたいと思う。

また、自分の心に関する様々な経験を通して得られた気づきや学びを、今後もnoteなどにまとめて発信していきたい。
そうすることで、1人でも多くの、心の悩みを抱えている人の助けになりたいと思っている。

実際、メンタルヘルスに関するnoteは、2022年に何本も投稿し、多くの人に読んでもらった。

他にも、MENTAというサイトで、「そう鬱経験者が、あなたのメンタルケアの相談に乗ります。」というサービスを提供したところ、5人の方とお話する機会を得ることができた。
そこでは、それぞれの悩みや、病状の様子を聞くことができたし、それに基づいて僕も色んな視点から考えて心と向き合うことができた。

もちろん、医者ではないので専門的なアドバイスはできないが、相談者に極力寄り添って、一緒に心の問題を考えることができる。

これは僕にとって非常に貴重な体験になったので、来年も継続していきたいと思う。

こんな風に、noteでメンタル系の発信を行ったり、MENTAなどのサービスで実際に相談者に寄り添ったりすることで、自分の経験を使って悩んでいる人達の助けになりたい。

来年2023年は、自分を成長させつつ、多くの人の心を、文章を通して軽くしていく1年にしたいと思う。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
今年はありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。