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人生100年時代、教師を辞めても大丈夫?:【続編】研究指定校で仕事をしていたころを振り返ってみる

この記事は 続編です。

前の記事をご覧になっていない方がいらっしゃいましたら

こちらを ご覧ください。




どんなことをしてきたのか



担任と教務主任として関わった2校目


1校目では 研究主任として関わりました。


2校目では 

1年目は 担任として

2年目は 教務主任として

関わりました。


研究指定の目的は

「自治体のICT活用推進校として 研究を深め 広めてほしい」

ということでした。



担任として関わった1年目


1年目は 担任として 公開授業を行なってほしいとのことでした。


新しい学校へ 転勤したばかりでした。

久しぶりの担任復帰でも ありました。

不安は ありました。


しかし 担任に戻れることはうれしかったです。

ICTの有効活用について 1年間でどこまでできるか

クラスの子どもたちと挑戦してみたいと おもいました。


担任として 公開授業を行うことを 引き受けました。


研究主任ではないので 校内研修の企画・運営をする必要はありません。

担任として 日々の授業を大切にしながら

ICTの有効な活用について 研究を進めることに決めました。


しかし あと2つ お願いがありました。


1つ目は 研究推進委員会のメンバーになってほしいということです。

研究推進委員会とは 校内研修に関する企画・運営を

研究主任や管理職とともに 行う組織でした。


2つ目は 大手企業との連絡・調整を行う 

窓口役になってほしいということです。


どちらも これまでに経験してきたことでした。

自分でよければと 引き受けました。


1年目は 研究指定校とはなったものの

先生方も 子どもたちも

何をどうすればいいのかと

手探りの状態でした。


また GIGAスクール構想が前倒しになり

子ども一人1台の タブレット端末配布が終わったばかりでした。


どのように活用するのか

ルールはどうするのか

大混乱状態でした。


(GIGAスクール構想の詳細については 後日別記事で紹介します)


「少しずつ できることから やってみよう」

先生方にも 子どもたちにも 呼びかけました。


いきなり 上手には使えません。

少しずつでいいんです。

できそうなことからでいいんです。


ICT機器の活用が 得意な人もいれば 不得意な人もいます。

子どもでも 大人でも同じです。


私自身は ICT活用が得意な人だと おもわれているようでした。


でも 知らないことはあります。

もちろん すべてを把握するなんてことは できません。


「えっ!? どうしたら こんなことができるんですか?」

「だれか ◯◯のやり方を 知っている人いますか?」


やり方がわからない時には 知っている人を見つけて


「そのやり方 みんなに 教えてください!」とお願いしていました。


先生方にも 子どもたちにも 同じです。


すると たがいに教えあう雰囲気がうまれます。


わからない時は 聞けばいいんだなと おもえるようになるんです。


そう信じて 取り組んだ 1年間でした。


おかげで 公開授業も無事に終わりました。

子どもたちの 満足そうな表情が いまでも おもいだされます。


もちろん課題も見つかりましたが 有意義な1年間でした。




教務主任として関わった2年目


2年目は 教務主任として関わりました。


研究指定校の教務主任としての関わりは

これまでの経験からは 次のようなものでした。


  • 研究主任と連携して 日程などの連絡調整を行う

  • 校内研修推進委員会のメンバー

  • 研究発表会の企画・運営など



しかし 研究発表会で 公開授業を行なってほしいといわれました。


教務主任としての関わりにプラスして

研究授業を公開することには 戸惑いもありました。


ただ こういう形で 研究に参加できる機会も なかなかありません。

挑戦することにしました。


研究指定の2年目でもあり 成長が感じられる1年となりました。


何より ICTの活用の場が広がりました。


一人1台のタブレット端末を

学習のさまざまな場面で活用するだけでなく


家庭に持ち帰り 宿題に取り組んだり

アンケート機能を使って 委員会活動に取り組んだり

学級内の連絡や交流を行ったり


学年や学級などの状況に応じて 取り組むことができました。


こうした活用の広がりは

担任の先生方や 子どもたちから うまれました。


「こんなことができそう。」

「こんなことをやってみたいな。」


そんな雰囲気がうまれたことが

なにより うれしかったです。


研究発表会に参加した方からは

「たいへん参考になった。」

「もらった資料やアイデアを試してみたい。」

など 好評をいただきました。


関わった子どもたち 先生方など すべての方へ


ありがとうございました!



さいごに


研究指定校で仕事をしていた頃を振り返ってみました。


この経験は 研究成果を受け取る方にとっても

自分自身の学びを深めるため 自分にとっても 

有意義なものになったと おもいます。


しかし 研究内容をまとめた資料を配布したり

授業を公開するために 検討を繰り返したりと

やはり 負担が重いのも事実です。


資料や授業の公開を オンラインで行うなど

少しずつ 改善されている事例を見受けます。


指定校を設けて 研究を進めることの重要性は明白ですが

改善できることを しっかり検討して

少しでも 負担が軽くなることを願っています。






次回は GIGAスクール構想導入のころを
ふりかえってみようとおもいます。




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