見出し画像

ホワイトボード上のサボテンマグネット。

なんなんだ、ですよね。これ、先日の、HOTASさん @HOTAS10001 との対談における発見の、キーワードなのでした。

「(余裕がある場合に関しては)人権を前面に押し出して交渉を迫るまえに、情報を共有したり、実績を積んだりして、問題意識を共有したほうが話は早いですよね」 (スペース上ではこの「余裕」についての言及が足りませんでしたけど)


サボテンマグネット

ますますなんなんだ、ですよね。これ、「札幌の屋外ではサボテンは育たないので、まず温室を用意してからサボテンを育てたほうが、サボテンは順調に育ちますよね」という話です。温室が問題意識、サボテンが人権。

「(余裕がある場合に関しては)人権を前面に押し出して交渉を迫るまえに、情報を共有したり、実績を積んだりして、問題意識を共有したほうが話は早いですよね」と発言しているときのわたしの頭の中って、こんな感じなんです。

「そういえば昔、原稿用紙に文字を入れて、文字で考えようとしたこともありました。文字で考えているのかしら、わたし」

原稿用紙の画像

「それ画像ファイルですよね」
「たしかに、原稿用紙の画像です」
じっさいいま、Illustratorで画像ファイルを作りました。画像じゃん。

言語優位といいつつ、頭の中には一文字も浮かんでない! ということに気づいて、モヤモヤしてたんです。ホワイトボードにマグネットを置いて、線を引いたりマグネットを動かしたりして考えて、そのマグネットの軌跡をファイルとして頭に保存している、というのが、実感に沿います。その画像ファイルあるいはホワイトボードを読み込んで、言語に変換している。

動画をほぼまったく観ることができないのも、目の前の動画の中の登場人物の動きにあわせてマグネットを動かすことができず、そもそもそんな数のマグネットは置けない上に置いたとしても間に合わない、というあたりで説明がつきそうです。

で、もともと、わたしの話し方には、ほぼほぼ、助詞がありません。てにをは、ですね。ない。これは主義主張の問題ではなく、文字数の節約でもなく、気がつくと抜けている。助詞って、サボテンマグネットの方向なんですよね。こっちに動かしますよ、という方向。そんなものはない。マグネットの軌跡としてはあるけど、ホワイトボードの上にはない。残らない。絶対ないとは言わないけど、必須ではない。よって、文法的に必要最低限の助詞以外は、抜ける。どっちかというと、英語の前置詞のほうがしっくりきます。

助詞と前置詞

ものすごく単純なファイルですけど、入れ子構造というかマトリョーシカというか、の方法で、サボテンに複雑な情報を代表させることは可能です。

ここまで話が整理されたのは、HOTASさんの情報処理が、決してこのようなサボテンマグネットではないからなんですよね。HOTASさんの情報処理は、動画ファイルそのものです。解像度を下げてファイル容量を小さくして素早く処理したり保存したりするにしても、動画ファイル。だから、動画も違和感なく観ることができる。

動画ファイルの直接編集に憧れますけどね。ないものねだりです。隣の芝生は青い。

というわけで、いろいろと発見のあるスペースだったのでした。また遠くない未来に開催してみたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?