発想する体験
そういえば、体験といえば、中学の時の数学の先生の話。
めちゃめちゃ教え方がうまい先生がいた。
その先生は、
発想する体験 を教えてくれた。
発想する体験とは
授業スタイルはこう。
まずできる、できない関係なく、その日新しく習う単元の問題を、とく。
当然新しく習うところだから、わかんないっていう子も、いる。
でも今みんな塾行ってんのよ。だから、公式とか習ってるんだよね。
すぐ解けちゃう人が多い。問題を、公式に当てはめて、できて終わり。自分もそうだったけど、
そういうのって、なんだか、少し、機械的って思ってしまう。
でもその先生は、言うんだ。
「すごい!早いなー。」
公式があんだから、すぐできちゃうよって生徒が言う。
『じゃあ、なんでその公式が成り立つのか、分かる?」
そんなの知らないよとか、公式は公式だろとか、みんなブーブー言いながらも、
謎解きみたいに考えてる。
わかった生徒がでてくると、そういうことかとか、くそーとか言ってる。
他にも、グループに分かれて、みんなで、答えを出して、先生に説明しに行く授業とか。
あと、習ったことを生かして、ハイジのオープニングの、ブランコについて真面目に計算したこともあった。一往復の時間とか、時速とか、高さとか。
テストに出ないのにって思った人も多いと思う。
私も思った。
でも、テストだけじゃないって、
考えて、ひらめいて、”発想する”ってことを教えてくれた。
この体験が、私に数学面白いって思わせ続けてる。
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