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【感想】【雑感】続・横尾忠則展、フランス語との格闘、等

今日も充実した1日だった。仕事もしたし歌も歌ったしご飯も食べて、帰りにテスカトリポカの話ができてようやく物語を少し消化してきている。感想は書くことも大切だし、誰かと話して相手の反応を受け取ること・共有することも大切だ。進化論の話も興味深かった。

東京には空がないというが緑はあった。東京都現代美術館、通称MOT。通りから眺めることはあっても今回が初入館だった。結果、想像以上に良い!企画展と館内散策で午後丸々近く満喫できる。かなり広いし休憩スペースや空間の取り方も適度で過ごしやすい。(ちなみに今回の画像はMOTではなく、いつも通りUnsplashから)

感想に入る前に、緑といえば明治神宮が好きだ。自分の故郷が山や森や林がすぐ身近にあった環境だったからなのか、季節の節目やリフレッシュしたいときに訪れている。同じく、MOTの近辺も公園や緑地が多かった。やはり清澄白河はいい街である。大きな河が近いところも。運河沿いの街は日本にもいくつかあって、あとはコペンハーゲンやストックホルムが印象的だったなあ。運河とその先の海が街の生活に溶け込んでいるようで、街並みと水と自然が同居している雰囲気も良い。

続・横尾忠則展

続というが昨日は何も書いていなかった横尾忠則展について。

いや本当にもう色彩のパワーに圧倒されっぱなしの時間だった。美術館に行くことが久しぶり、かつ現代美術を最後に生で見たのは数年前?だったところにいきなり横尾忠則展。作品自体のパワーもそうだし、人間が何十年もかけて美術を続けて、多彩な作品をこれでもかこれでもかと生み出せる頭と心と脳と体力はどうなってるの!?という気持ちで一杯だった。

作品については時代による変遷も激しく、ポップアートの印象が強い人もいるかもしれないけど自分が特にハマったのは初期~中期あたり(だと思う)の油彩の大作群。3m-4m?のサイズに塗りたくるというか叩きつけるように描かれている作品はどれもこれも圧倒的で、ネットの画像や販売されている画集で見るよりも実物の方が全っ然印象が違う、ただただ圧巻だった。

なんというか、普段自分が触れている音楽や歌は瞬間芸術と呼ばれることがあり、長い時間をかけて本番一発で1~2時間超、録音は可能でも演奏会場で聴く本番は本当にその時限りの魅力、心を揺さぶられる感動があると思っている。

反対に今回思い知らされたというか衝撃的だったのは、美術の分野は作品に対するエネルギーが何十日も(場合によっては何か月、何年も?)積み重ねて積み重ねて凝縮されて完成された結果としての絵がバーン!!!とその場で目の当たりにされること。そしてそれが保存されるかぎり残り続けること。一体どれほどのエネルギーが籠められているのか、そういった作品が何枚も何枚も展示されているのはくらくらしてくるというかとにかく飲み込まれる感覚だった。

画像で見るとどうしても平坦に思えてしまう部分があるが、実物を見ると油彩の厚みやタッチを目の当たりにできるので400倍ぐらい凄みがある。だから少しもったいない気もするが作品がどういうものかはfashionsnapのリンクより。下記に掲載されている作品で特に心に残ったのは、薔薇の蕾と薔薇の関係、運命、城崎幻想、思いっきり最近の作品だったがT+Y自画像もよかった。

また、併設されていた特別展示:マーク・マンダース 保管と展示も大変なものだった。それこそ彫刻作品も最近は全然見ていなかったのだが、これまた巨大な作品から中~小サイズの作品まで何がどうなればこんな発想が出てきて形として創り出せるのかが全く意味不明で、横尾忠則もそうだけど普段自分が使っていない脳の部分がものすごく刺激される、まさしく脳が揺れる感覚を味わった。

マーク・マンダースは一部を除いて撮影OKだったのに撮り忘れた...下記リンクのトップに出てくる右側の灰色の顔のような作品が主である。マーク・マンダースでGoogle検索しても結構画像が出てくる。これらが家屋でいえば3階建て分ぐらい?の何メートルも高い吹き抜け天井と小ホールのような広い空間を取られた部屋に何点か設置されているのだが、この顔も2-3mは優に超えるぐらいで人間より全然大きいから。もう何もかも意味が分からない迫力がある。美術家・彫刻家の人と一度はお話してみたいと思った。

フランス語との格闘

今夜はフランス語の曲を歌った。プーランク:人間の顔より1番と8番。相変わらずフランス語は大変な印象だが、文字を追うのではなく詩の意味を入れること、この前も帰り道に話していたが喃語(赤ちゃん言葉)のようになる部分があっても決めるべきところはちゃんと発音できる、そういう部分を少しずつ増やしていくという意識で戦っている。

こうしていると、普段カラオケで新しい曲を覚えようとするときを思い出す。昔はピアノやギターを弾いてた時期もあったので楽譜集を買って楽譜を見ながら覚えることもあったが最近は全然そんなことはなくて、YouTubeで耳コピして歌詞を覚えて何回もトライして歌えるようになっていく感覚に似ている。もちろん音程・リズム・和声も大切ですが。こういう風に考えると新しいものに対する挑戦の楽しさと、自分の中で経験としてあるものが混ざり合っていくような気がして、やっていけるはず。

今回は取扱説明書的ではなく感想・雑感らしくなった気がする。部屋には洗濯物が溜まってきているからなー明日は片付けよう。そろそろ半袖も肌寒いので服の入れ替えも。大体が丈夫さや洗濯のしやすさで選んでいるが、いい加減チノパン+無地ロンTの組み合わせというフリー素材みたいな服装ではなく、夏に買ったような柄物も買おう。以前は色んな素材のシャツとか着ていたし。

月刊Pianoまだ続いている、懐かしい!


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