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自分のモヤモヤを考えてみる

この半年モヤモヤしがちだ。
モヤモヤしている時はnoteで小難しいテキストを読んだり、kindleでそれっぽい本を漁ったりする。

さっきまでnoteで小難しいものを探していたのは実際に今この瞬間モヤモヤしている証拠だと思う。

なぜモヤモヤしているのか。
恐らく仕事のことが主だと思うが、どうやらそれだけではないことは感覚的にわかる。
では具体的に何なのか。候補らしきものが脳裏には浮かぶものの、正直よくわからない。

いつもは人が読むことも意識して文章を書いているが、自分の為だけに思うがままに書いてみようと思う。


仕事のこと①

見出しをつける辺り、他人が読むことを早速意識している自分もいることがわかった。
早速、有限不実行。これが自分だと割り切るしかない。

さて仕事のことだ。
これが脳内モヤモヤの大部分を占めていることは恐らく間違いないだろう。
果たしてそうだろうか。わからないが、とりあえずそう思い込むことにする。

まず3年越しの起業案件が吹っ飛んだ。
自治体絡みの話なので、このリスクは承知していたが、いざ直面すると中々くるものがある。

話の大筋はこうだ。
地域事業をひょんなことから、微妙な立場で実質担うことになった。地域に対する愛はそれなりに大きかったので、それなりに動いたら、それなりの結果が出た。
割に合わない仕事だったので形整えたらオサラバする予定だったのに、事業化したいので待ってくれと言われ、待ったが要所要所で頓挫する。
痺れを切らし、自ら動き、各関係者合意を取ったが、いざ実行時にちょっと都合が悪くなったんで事業の大本が手の平返しという訳だ。

人の善意に付けこんで、同情ひいて、都合悪くなったら突き放す。
控えめに言ってクソだ。

もちろん付き合った自分も悪い。付き合う必要も責任もなかったはずだ。
その話に甘んじていた側面は拭いきれない。ただ地域に対する愛情と事業を行うにあたっての責任感は嘘じゃなかったと断言する。

この話はまだ尾を引いている。
そんな酷い話はないだろうと味方になってくれた人もいる。
手を変え、形を変え何とかしようと関係者が奔走している。
自分は嵐の中心におり、この前まで何とかしようと動く当事者の一人だった。

ただ、もう嫌になってしまった。
早い話、事業の大本のやる気がないのだ。
とりあえずやる気なくて、やる気のある人を排除したい感がムンムンなのだ。

ひとつ断っておくと、今回の話は自分本位なものではないと断言する。
むしろ「事業の大本」さんにこそメリットのある話だ。

どう考えても無理のある地域の事業を少し見直してより良い形にしていきましょう。
私が勝手に頑張るので「事業の大本」さんは特にご足労いただかなくて大丈夫ですよという地域ではよくある話である。

ただなぜか「事業の大本」さんは素直に首を縦に振らない。
「事業の大本」さんは特定個人でもあり、組織でもあり、自治体でもあり、市民でもあり、議員さん達でもある。
全員が全員他人のせいにし、自分の首を出さない。そもそも首があるのか。
もしかすると縦に振る首もないのかもしれない。

もう辞めます。
今まで応援いただきありがとうございました。
と関係者に伝えたころには、味方であった人たちも実態が把握できなくなっていた。
伝えたはずの辞意は通じず、自分の手を離れて勝手に自分ありきの、そもそも、もう実現できるかわからない話を進めようとしている。

もうそろそろ決着がつくと思うが、その予測もあっているかわからない。
そもそもお互い無い首をどうやって振るのだろうか。

今の状態で仮に実現したとしても、即効で空中分解することは目に見えている。

味方も敵も実態のない妖怪になって無理筋を追い求めている。
敵と書いたが、そういえば敵なんかいなかったはずだ。
いつから敵になったのだろう。
一応それぞれ地域のために動いていたはずだ。中にはちょっと腐った人間と怠惰な関係者がいただけだ。

そう、敵ではなかった。ただいつの間にか敵に、更には妖怪になっている。
味方もいつの間にか妖怪に。
地域とはいったい何なのか。

もちろん、自分も首をちょん切って妖怪の仲間入り。
「この話はなかったことに!これにてドロン!」も一個人としてとれる選択肢の一つだ。
最早、妖怪大戦争の最中にいなくなっても誰も気づかないかもしれない。
というか今すぐそうしたい。

ただ、そうし難い別の事情がある。
それが別の仕事のことと家族のことだ。


仕事のこと②

筆がのってきた。
ただ見出しを区切る辺りやはり人に見られることをどこか意識しているらしい。
有言不実行。やはり自分はそんな人間のようだ。

話を戻す。
現在、ありがたいことに先程の話とは別に仕事の話が湧き上がっている。

自分の直面していることは地方あるあるの失敗例だ。
同じ轍は踏むまいと意識して頑張ってきたつもりだが、自分の結局同じ穴に落っこちて、妖怪を目覚めさせてしまった。

その失敗を発信したところ、その経験を買いたいという企業さんが現れた。
その企業さんは所謂「地方を元気に!」を掲げており、とあるシーンを引っ張り続けている企業さんである。

地方に対する想いを持っているからこそ、全国で金太郎飴のように繰り返される失敗事例を止めるべく、防止策を共に実施していこうという内容だ。

地方の首なし妖怪とは異なり、今回の相手は地域の為にとひた走る、心の通った武士である。もちろん首はついている。
妖怪大戦争に荒んだ心が、実現可能性の高さを感じとっている。

ただ、先日の先日すぎてまだスケジュール感が曖昧だ。
先方もようやく必要なピースがはまったような状態らしい。
どんな内容になるか、どんなスケジュール感になるか、自分の立ち位置がどうなのか、今日時点ではまだ未定なのがモヤモヤを生んでいるが、同時に清涼剤となっている。

この清涼剤のおかげでようやく思考のスペースが確保できた。
この話がなかった状態の自分を振り返ると…まさに妖怪の一部になりかけていたと思う。

この話の目途が立てば、今行われている妖怪大戦争も決着をつけることができる。
セーフハウスを確保してしまえば、あとは思いのままだ。
程よい温度感をもって妖怪とも対峙することができるだろう。

ただやはりスケジュール感だけでも一日も早く確定したいのが正直なところだ。
手帳とデスクが埋まればよりモヤモヤは収まっていくはずだ。


家庭のこと

仕事と同時にモヤモヤを生んでいるのが家庭のことだ。

自分はもうすぐ結婚する。
正確に言うと籍を入れる。本当におめでたいことではあるが、籍を入れるタイミングが、今のゴタゴタと重なってしまったのは少々運が悪かった。

もう彼女とはもう2年近く一緒に暮らしているので実質結婚してるようなものだ。
多少何かあるかもしれないが大したことはないだろうと踏んでいたが、苗字が自分のと同じになるプレッシャーは思ったより大きかった。

地域おこしに携わる人間は嫁さんもワイルドな方が多いイメージを私は勝手に頂いているが、私の嫁さんはそうではない。

色々体も弱く、この前ようやく社会に復帰。
仕事もボチボチになってきた矢先、旦那のゴタゴタである。
今進行している話の具合によっては、自分は地方を転々としなくてはならない。
それに付いてくるか否かはいざ直面すると結構大きな問題だった。

これからは自分だけでなく、家族という軸が思考に加わる。
その事実に直面した瞬間であった。これは慣れるまで時間がかかりそうだ。

自分はどこ飛び回っても構わない。
ただ嫁は今の地域が気に入っているようである。
このような事情もあり、今の地域で住めるよう、妖怪大戦争を何とか収めようと動いていたつもりであるが、それだと私の心の安定が確保できず…。

自宅でも何とも落ち着かない。
あの話はどうなってるの?嫁からいつ質問が飛びたすことやら…。

あっちが立てばこっちが立たず。
なるほど、家庭をもつとはこういうことか。子供が生まれれば更に立たない場面が出てきそうだ。

旦那さん一年目。
家庭という慣れない環境もさっそくモヤモヤを生んでいるようだ。
本当に贅沢な悩みだが。


最期に

やはり文字に起こすと少しスッキリするものだ。
基本的には仕事のこと、家庭のこと。
他にも色々とあると思うが、脳裏にチラつくばかりでうまく言葉にできない。
このように書くと中々チープである。

一番大きなモヤモヤは顔のない人たち。
目の前で交渉している方々は当然、普通の人間のように見えるのだが、視界から消えた瞬間、彼らは実態のない妖怪になる。

「アイツが悪い」、「○○が△△と言っていた」、「私は何とかしたいと思ってるが□□がね…」

自分の地域のこと、自分の事業のことなのに、誰も顔を見せようとしない。
前回決まったはずの話は次あった時には有耶無耶になる。
誰もが他人のせいにし、誰が言ったかもわからない発言が双方を狂わせる。
先日まで味方だと思っていた人も明日には妖怪になっている。

地域とは何なのか、誰なのか。
自分は何のために頑張っているのか。

視覚情報と実際に起こっている出来事のギャップ。
善意に見せかけた悪意。
実態のない組織とそれに責任を押し付ける関係者。

自分の愛する地域の実態、見たくなかった大の大人の醜態、飛び交う嘘。裏切り。
これらモヤモヤそのものと関わる限りモヤモヤは生まれ続けていくだろう。

もちろんどうすれば良いか、なんてわからない。
ただ自分の経済性と両立しながら、心に従うだけ。
今は主に新たに舞い込んだ仕事を形にしつつ、片手間に今の地域事業に携わり、嫁さんに安心して暮らしてもらえるようにしていきたいと思う。


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