名刺交換してわかった、楽天グループの本質的なつよさ
「40’s Biz talk」は法人営業やBtoBマーケティングが専門の40代男性2人、杉本浩一と柳澤大介がお届けするポッドキャスト番組。
音声番組の内容を読みやすく要約してnoteでお届けしています。第24回は「楽天グループの営業の凄さについて語ろう」です。
それでは、本編の内容をお届けします。
楽天グループの営業力のすごさを実感
柳澤:前回は田草川さんの話をしたんですけども、今回は楽天の営業力について話しましょう。
杉本:これは私がお話ししたいと思ったんですけれど、楽天モバイルの田草川さんや坂部さん、あとは続々とSNSに出てくる楽天社員の皆さん。
たくさん湧いてくるって言うと失礼かもしれないですけど、一杯いらっしゃるじゃないですか。
最近、たまたまなんですけど、仕事やプライベートで楽天モバイルの方と楽天社員の方に会う機会があったんですよ。
で、向こうから「あのツイッターの杉本さんですよね?」みたいになって。ここ1〜2週間くらいの出来事なんですけど。
柳澤さんは、楽天の方と対面で名刺交換したことあります?
柳澤:元楽天の同僚はいたけど、現役の楽天社員とは名刺交換したことはないかも。
杉本:私が名刺交換した人は楽天モバイルの方と、モバイルじゃない方がいたんですけど、彼らの名刺が2つ折りになってて、中身が楽天モバイルの宣伝になってるんです。ここから入ると何ポイントかバックしますよ、みたいなことが書いてある。
楽天っていろんなサービスを持ってるわけじゃないですか。ECもそうだし、広告もやってるのかな。いろんなことをやられていて、それぞれの事業があるのに、そういう別事業部の人の名刺も楽天モバイルの宣伝になってるんですよ。
僕びっくりしちゃって。例えばLINEはゲーム事業の人だったら、LINEゲームのことが裏に書いてある。何も書いてないこともある。
つまり、同じグループでも自分たちが関わっているサービスを、名刺に入れるのが普通です。
でも、名刺交換した楽天グループの人、みんなが楽天モバイルじゃないのに、名刺交換ついでに「いま楽天モバイルのキャンペーンやってます」って必ず一言添えて、楽天モバイルの話をするんですよね。これめっちゃすごいなと思って。
セールスパーソンは自分が向き合ったお客さんに対して、信頼獲得をするとか、コミュニケーションをとって問いに対して適切な答えを返すだとか、そういったことをやって、個々の力を伸ばしていきましょうっていうのが普通なのに。
楽天の場合は、そういうのは置いといて、全員武器はヒノキの棒か棍棒なんだけれども、全員武器は同じ。どの事業の人も手元の名刺には楽天モバイルについて書いてあって、何かを言うっていう雰囲気になってるんですよね。
一人一人の力を伸ばすっていうこと以上に、楽天みたいに統率が取れていると「軍隊」ですよ。軍隊としての楽天の徹底力っていうことが末恐ろしく感じまして。
末恐ろしいっていうか、一人一人営業が力を出してやっていくっていうよりも、全員にそれを徹底させる力こそが、組織としての営業力の強さなんじゃないかなって思いました。
柳澤:名刺には全部リファラルコードが付いてるから、誰が何件の契約を取ったかわかるじゃないですか。
杉本:そう、全部取れてるんだって。
柳澤:だから、仕組み化してるわけですよね。
杉本:聞いたところによると、「自分から入っても給料が増えるっていうわけじゃないんですけどね、ははは」って言ってたんだけど。
でもすごいですよね。その1ポイントを大事にしていて。さらに言うとその時にさ、もう田草川さんとが伸び始めていて、「楽天モバイルの人今すごいですよね」っていう話でまた盛り上がるわけですよ。
「いやーありがとうございます」、「もう楽天社員一丸になってね。私もピンクのTシャツ着てる集合写真にいたんですよ!」みたいな人とかもいて。全体集合写真撮ってるのあったじゃないですか、楽天モバイルで。
「あそこにいたんですよ」みたいな人がいれば話が盛り上がるし、田草川さんが空中戦でバーって戦っているところに、地上戦の人たちも全員が戦ってるわけです。
これだけやってるなら、伸びますよ。
リクルートを彷彿とさせるV字回復に
柳澤:社員の士気がめちゃくちゃ上がってますよね。
杉本:上がってるのを肌目に感じました。びっくりしたのは何人か会ってみて、みんなそうなんですよ。全員が同じ動きしてやってたら、そりゃ営業力がちょっと拙かろうと、みんな買うんじゃないかなって思って。
決算を見ていても底を打った感が出てきているし、これはあくまで推測ですけど、たぶん単月黒字とかはたぶんもうできていて。
伸びてる!っていう状況もあるから、みんなが今さらに頑張ってるんじゃないかなって、僕は勝手ながら思うんですよね。
三木谷さんを筆頭に全社員が必死に営業している。これは近年稀に見る強さですよ。
たぶん光通信とかヤフーモバイルの絨毯爆撃の営業に通ずる凄さ、勢いみたいなものを感じるので、楽天モバイルは本当に復活するかもしれないっていうのを目の当たりにして期待してます。
柳澤:ここ1〜2年の楽天はネガティブな話題が多かった中で、新卒の子もそういうの知ってながらも楽天に入る。だから人を惹きつける魅力もあるわけですよね。
杉本:たぶん何かあるんでしょうね。正直言うと私は楽天って、そんなに好きなイメージがなかったんですよ。ちょっと古いメガベンチャーっていう感じがあったじゃないですか。
だけどそれを通り越して徹底してやりきる力が、おそらく楽天のDNAとして根付いている。ここまでやられると、おじさんとしては応援するしかない。
柳澤:かつてリクルートが、リクルート事件からV字回復したのを彷彿とさせるムーブメントですね。
杉本:まさにそうですね。このムーブメントで復活したら歴史に残るし、さらに良い企業になるんじゃないかなって期待しちゃいますね。
柳澤:田草川さんが楽天モバイルの社長になるかもしれないしね。臆測ですけど。
田草川さんのSNSによるムーブメントをきっかけに、急激に黒字化していったとしたら、それはあるんじゃないですか。
しかも営業としては新しいですよ。これだけの人数でやるっていうのは。
楽天社員がみんな相互フォロワーになったら
杉本:確かに新しいね。会社一丸でワンチームとなって、SNSでっていうのは今までにないんじゃない?
柳澤:会社全体でやってるのはトゥモローゲートぐらいですよね。だけど楽天の規模でやるってすごいです。
杉本:そうですね。楽天の規模でやったらどうなるんだろう、っていうのはちょっと見てみたい。
これに対してさ、他のキャリアってどう対抗するんだろうね。
柳澤:対抗できないでしょ。田草川さんが言ってたのが、楽天って確か3万人ぐらい社員いるんですよ。だから相互フォローしたら全員「万アカ」になる。
杉本:ははは、ウケる!天才です!
柳澤:3万人が相互フォローしているアカウント作って、全員で営業したらめっちゃすごいですよね。
杉本:そっか。ちょっと楽天社員の人、本当にみんな応援しようかな。これだけいらっしゃるんだったら。
柳澤:杉本さんも波に乗らないと。僕、今までSNSは1日に渾身の1投稿をするっていう運用だったんですよ。でも、田草川さんの投稿数すさまじいじゃないですか。
だから僕も刺激を受けて、「質は置いといて量を重視していきます」っていうのを先週宣言したんです。
そしたら僕のインプレッションも先月比で10倍ぐらい増えてます。フォロワーも前月比で3倍ぐらいで増えてます。
杉本:え、そうなの?やばいね。あんまり私そういうのに乗っからないっていうポリシーできたんだけど、ただ今回のケースの場合、ちょっと楽天を応援したいっていう気になっているんですよ。
だから、楽天の応援っていう意味で乗っかろうかな。
柳澤:参入してきてるのは営業が多いから、杉本さんと親和性が高いですよ。
杉本:あーそっか。だから知ってる人もいたのかな。そうだよね、確かに法人営業だね。
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