月別領収書

2018年度の確定申告を終えて

2018年度も確定申告を無事に終えることができた。3期目で慣れてきたとはいえ、フリーランスとして丸々一年活動したのは今回が初めてだったので売上管理や経費などの取引数は莫大なものとなった。
去年の3月、3/1~3/14の二週間はひたすら領収書とクレジットカードの明細とその他書類もろもろとひたすら格闘していたのを覚えている。あまりにも単調作業が辛すぎて、なぜかシェアハウス住民に6時間ぐらい手をかけてカレーを振る舞う日があった。一日だけではない。何度もあった。現実逃避して別の行動を起こしてしまうこの減少を「代償行動」と呼ぶと教えてもらった。まさにだ。手が込んでいるだけあって格別の旨さだった。

今回はどうだったというと、実はあまり辛いと感じてはいなかった。去年の3月、帳簿付けがあまりにも辛すぎた反省をいかして、毎月帳簿を付けておけばいいのではないかと考え「毎月ゆるく帳簿をつける会、略してゆるちょぼ」を開催するようになったからだ。実際は運営で忙しくて毎月ちゃんと終わらせることができた月は少なかったが、それでも毎月少しずつ進めていたことは確定申告へ向けて大きく貢献した。このイベントは人のためではなくて自分のために開催していたので、参加者が少なくてもなんとも思わなかった。ただ黙々と帳簿を付ける時間がほしかっただけ。でも、フリーランスだけでなく正社員でもちゃんと税金のことを知ってほしかった。参加した人がちゃんと税金の仕組みを知り、開業届を出して確定申告を体験し、5月には税金が還付されてちょっとしたボーナスが入ったと喜んでほしい。毎月の所得税・住民税がこんなにも安くなるものかと知ってほしい。別に人のためではないのだけれど、僕の友人が少しでも楽になってくれるなら喜んでGiverになろうと思った。

ゆるちょぼを開催したおかげでイベントの運営もやりつつ、色々な方と知り合うことができた。確定申告というテーマ柄、フリーランスの人も多く参加する。更にはこのような活動を応援・協力してくれる税理士さんまで参加してくれるようになった。最初は1人で開催していたイベントも、多いときは20人弱が集まるときもあった。会計ソフトで有名なfreeeさんで開催させて頂いたりしたことも大きいと思う。当初は自宅のシェアハウスで開催していたのに、よその会場を借りるぐらいまで認知度が上がってきた。

確定申告は辛い作業だ。だけど自分がどれだけの収入を得ていたのか、何を経費としていたのかを把握することができる。納めている税金の額もわかる。
これからもフリーランスは続けていく予定だが、正社員として雇われになるかもしれない。はたまた起業して法人化するかもしれない。それでも今までどおり毎月「ゆるちょぼ」は開催していく予定だ。最初は自分のためだったけど、もっともっとみんなにこの活動を知ってほしいから。税金とお金を知ってほしいから。
基本的に毎月月末の土曜日あたりに開催する予定なので、もし興味があったら気軽に顔を出してほしい。みんなで帳簿を付けて、時には相談しながら進めていければ確定申告も少しは楽になるだろう。もちろん、確定申告や開業なんて言葉を知らなくたって構わない。「知る」ということが一番大事なのだから。

「ゆるちょぼ」など旅しながら働くエンジニアグループのイベント一覧はこちら。
https://traveling-engineer.connpass.com/

2019年2月に開催したイベントレポートはこちら。
https://note.mu/40balmung/n/nf56cd5d65d93

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