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5月23日 【かいそう】◯回想 ×海藻

一井です。

前のお二人の話の感じを引き継ぎつつ、最近の目標についてゆるゆると書いてみようかと思います。


【かいそう】◯回想 ×海藻

これは「さらざんまい」という幾原邦彦監督のアニメ作品に登場するテロップの文言になります。なかなか衝撃的なアニメなのでオススメです。なぜこの文言をお借りしたのかはとりあえず置いておいて、この2年ほどの出来事を書いてみます。

《2018年》3月に大学院を卒業し、会社員(ブラック企業の)になる。東海地方にある会社へ配属される。神経性胃炎になる。地方なので家賃が安く2LDKを5万で借り、制作スペースの確保に成功。なんやかんや働きつつ制作し12月に渋谷で個展を開催する。

《2019年》4月。グループ展を開催する。個展終了後くらいからの準備期間も含めてこの展示でいろいろとあり完全に心が折れる。制作が全くできなくなる。日常生活にも支障が出る。8月。このままではまずいと思いつつ過ごしていたところ、知り合いの作家さんから展覧会のDMをもらう。何が自分を動かしたのかわからないが突発で新幹線に乗り東京へ行く。帰りの新幹線で転職を決意する。11月。転職が決まり会社を辞める。

《2020年》1月。東京の会社で働き始める。1LDKの部屋を借りれたので制作スペース確保に成功する。5月。この404スタジオに参加する。

そんなこんなで今に至るわけです。いろいろあったような、でもきっと現代社会人によくあるんだろう2年を過ごしてきた気がします。ただ個人的に大きかったのは「欲張る」ということの重要性に気がつけたことだったと思います。それまでの私は制作をするためだから、といろんなものを諦める努力をしてきてしまっていた。でもそれは身を軽くするための行為ではなく、足かせを増やすだけの行為だった。ちょっとしたきっかけで、いろんな欲を捨ててからっぽになった体ではいつの間にか大量になった足かせに負けて動けなくなってしまった。冒頭で紹介したアニメ「さらざんまい」のキーワードが「欲望」と「つながり」で、「手放すな、欲望は君の命だ」というキャッチフレーズがあるのですが今では身を持って納得できます。私が立ち直るきっかけになったのは展覧会のDMをもらったことでしたし、つながりですね。

諦める努力ではなく、欲張る努力をしようというのがしばらくの目標です。


【制作のこと】

ここ1年、デジタルでドローイングをするようになりました。制作したさが我慢できなくなり仕事の休憩時間にiPhoneに指で描き始めたのがきっかけです。この記事の見出しになっている画像はMediBangPaintProというフリーソフトを使いペンタブで描いたドローイングです。アナログで描く方が描きやすいのですが、描きにくさが意外と楽しいものです。場所もとらないですしね。

アナログ制作の方でも生活リズムと乾燥スピードのことを考えてアクリル絵の具も使うようにもなりました。

就職するというと制作やめるのだと決めつけられることが多かったのですが(フリーターで苦労しながら制作するのが芸術だ!みたいな考えの人は意外と多い)、生活の変化に合わせて制作方法を変えていくことで新たな発見があったり、そうではなければ作れなかったりするものもあるので悪いことではないと思います。

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            iPhoneに指で描いたドローイング

つらつらとふんわりまとまりなく書いてきましたが、やりたいこと欲張って全部やってみようっていうのがここ最近です。作りたいイメージもいっぱいだし、また漫画も描きたいし、勉強したいことも読みたい本も行きたいところもいっぱい。自分の視野を広げたらいいなと。

ここでも幅広く報告していきたいと思います。それでは〜。




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