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ズムメシ第1回やってみた(店側視点)

食品メーカー勤務、食にまつわることが大好き、今回ズムメシ運営メンバーとして参加している辻本です。

夫が世田谷・松陰神社商店街で「讃岐うどん酒房かんま」を経営しており、普段はお客さんとしてカウンターにのんきに座っているのですが…このコロナ影響により、商店街も閑散とし、自粛営業となり…。
「私も何か動かなくては」と思っていた矢先に、同級生の野口さんから連絡が。

「飲食店をサポートしたい」という話から、「飲食店の今々の売上を作りながら、“食”を通じた繋がり、そして飲食店のファンを作りたい。お気に入りのあの店に、ズームで集まろう」という話に。

“厨房と食卓がズームで繋がる”
今までの飲食店では出来なかった価値を届ける “ズムメシ” 企画。
3月中旬に企画を立ち上げ、ズムメシクリエイター朋子さんにロゴを作成いただき、鬼速で企画が詰まりました。

お店側の準備としては、事前にズムメシ通販セットを各ご家庭にお届け。実際にお店に来ていただいた時の気分を味わってもらうように、お店で使っている赤いテーブルクロスを封入したり、お店の雰囲気が分かる写真やコメントを説明書に添えさせていただきました。外出自粛ムードの中、少しでも外食気分を味わってもらいたいなぁと思って、楽しく準備をしましたよ~。


ズムメシ

そして3/30に、東京世田谷・松陰神社前の「讃岐うどん酒房かんま」で、ズムメシ初開催の運びに。
熊本・福岡・神奈川・埼玉そして同じ都内の西荻窪、中野から参加者が集いました!計10宅、大人子ども合わせて20名ほどでわいわいとうどんを食しました。

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厨房にカメラを設置し、ズムメシレポーターふじこさんが、料理長に全国から質問を投げかけてくれました。ふじこさんが 64歳、和食一筋40年の料理長の言葉を、うまーーく引き出し、分かりやすくズームの向こう側の食卓に伝えてくれました~。これって今までの飲食店では絶対できないことで、エンターテイメント性がある!今、見て、そこに参加して、インタラクティブにできる!と。

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厨房に初めてカメラが入るワクワク感!

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オーナーも慣れないながらも画面に向かって料理の説明を。

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熊本の皆さん、厨房の様子、届いていますか~?(お店と同じテーブルクロス、敷いてくれてますね)

アクシデントながら面白かったのは、カメラが回っていることを知らずに、料理長がこっそりと“自分のまかない”の出汁巻きたまごを作りはじめ…それに気づいた人が、「厨房で何か始まった」と皆にアナウンス笑。そこから、ズムメシレポーターが再度厨房にインし、出汁巻き卵の作り方をレポートすることに。「簡単に家でできるものを料理人が作るとどうなるか」「どうしたら家の出汁巻きをおいしくできるか」と、皆が一斉にくいつく。バックヤードが見える、こんなこともズムメシの魅力だなぁ。

ズムメシ運営メンバーがいろんな振り返りを書いてくれていますが、私が個人的に嬉しかったのは、64歳 和食一筋40年の料理長が、最後には「こういった飲食の在り方もおもしろいなぁ、またやりたい」と言ってくれたこと。外出・接触自粛によって、食に対するストレスや困りごとが増えている、こういう時だからこそできる、飲食店の価値、役割を発揮していきたいです。

実はこの第1回ズムメシを開催したのは3/30。都知事が3/28に外出自粛を発表し、商店街からお客さんがパタリといなくなった時でした。飲食店としても今々の売上が無くってしまった時に、こういった企画は非常にありがたく、また一方で、目の前の事に必死になりがちな気持ちを、お客様の食に対する悩み事を解決したい、お客様の今の声を聞きたい、という気持ちに変えてくれるよい機会になりました。

これを機に、参加いただいた皆さんの声も活かし「かんまメシセット」の通販も開始することができました!ズムメシと同じセットを8,000円(送料税込)でお届けいたします。讃岐うどん酒房かんま BASE店

さて、ズムメシは、インド・鹿児島・広島・山形と全国に広がり、ブラシュアップされています。1度ズムメシを体験してファンになり、何度も参加してくれる「ズムメシフリーク」も現れましたよ♪

またバトンをまわしていただき、「讃岐うどん酒房かんま」での第2回も開催決定!次回は4月27日、富山県朝日町の漁協と、奄美大島の酒蔵を繋いでズームインしますよ~!

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