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やっぱり美魔女だった黒木瞳がホントに魔女に扮する香水屋さんがあったら?の【映画】

香水をテーマにした物語というのは案外転がっていないもの・・・五感で感じるうち、デジタル化はおろか映像でもサウンドでも表現するのがむずかしい・・・のを映画で表現するとどうなるのか?
オリジナルの小説「魔女の香水 (宮武 由衣著)」を映画化した「魔女の香水」(公開中)はアンニュイで不思議な香水屋さんのお話です。

繁華街に店を並べるアンティークな佇まいの香水屋さん。魔女と呼ばれる店主(黒木瞳)は開業医の様に来店客の心を見透かし、最適な処方の香水を調合する摩訶不思議な存在・・・・
主人公で派遣切りに何度も遭い、相当打ちのめされた通りがかりの美少女エマ(桜井 日奈子)にはいつも的確なアドバイスを授け、彼女を成功へと導く魔女。

そんな魔女がどうしても調合できなかった最後の一品、驚く事にそのレシピを持った人物が実は・・・・・・!
と言う最後のドンデン返しがこの物語を締めくくります。エマを演じる桜井がデビュー間もない頃の有村架純に似て初々しく可愛いのは当然だとして、若き日も実年齢を超える現代の姿もフツーに演じられる黒木の守備範囲の広さが光る。ほかに川上麻衣子や小西真奈美と言った懐かしいベテラン勢が顔を見せるのも興味深いところ。
香りという、フィルムには残せないデータを台詞と表情で巧みに表現する役者たちの奮闘ぶりも他の作品では見られないユニークな一面かも

男性は押し並べてイケメンが揃うのは誰の好みを反映したものか?

原作・脚本・監督の宮武 由衣は主演の黒木とドラマ制作を共にした仲。シナリオは黒木のプッシュに押されて監督が当て書きしたもの。プロヂューサーに宮武を推挙したのも黒木の方から。主要制作スタッフに男性が見当たらないハーレムな現場もユニークさを倍加さえておるよ〜な?

6/17より公開中

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