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ライブがない日々に思うこと

今日書く話はあくまで、ひとりごとなので良くも悪くも気にしないでほしい。誰かの倫理観とかも聞きたくないし、自分の主観だけで書きたい。人として最悪の意見になったとしても。

タイムフリーを使って昨日放送されていたTBSラジオACTIONを聞いてる。クリープハイプが好きで、フロントマンの尾崎世界観が火曜日の放送を担当。今までラジオはあんまり聞いてなかったけど、尾崎世界観のACTIONからラジオに入った。今1番面白いと思うラジオはCreepy Nutsのオールナイトニッポン0だ(そこはACTIONじゃないんかい)

クリープハイプは初の台湾公演を中止を決定した。それだけでなく国内ツアーも現状、延期。
バンドはメジャーデビューして10年。メジャーデビューに至る前にもメンバーがフロントマン以外全員脱退したり、メジャーデビューしてからもレコード会社から勝手にベストアルバムを出されたりと、結構苦労している。やっとアニバーサリーイヤーに入ったのに、記念すべき公演が中止。やるせない気持ちがする。

先日、perfumeの東京ドーム公演がギリギリのところで中止。その選択になってしまったことをperfume本人がラジオで謝っていた。
一方で、2月29日という貴重な日にライブを強行した東京事変はボロクソに叩かれる。
正直、どっちの結果にも納得いってない。
どちらの選択も何が1番ベストか悩みに悩んで、選んだ結果だし、公演の日取りや場所を予約するのだってきっとかなり前から決めていただろうと思う。とくに東京事変は。だからこそ決行したんだろう。
perfumeの場合、確かにファンは気の毒だ。自分がそうだったら立ち直れないかもしれない。けれどそれはperfumeサイドがファンを大切にしたから(誤解しないで欲しいのは東京事変がファンを大切にしていないというわけではない)。
東京事変は3月からのライブを中止にした。イベントは軒並み中止か延期。なんだか、体育祭前の教室みたいな見えない圧力を感じる。怪我をしてても、気が乗らなくても絶対に足並みを揃えなきゃいけないあの感じ。
タイムカードは切ったのに忙しいから手伝わなきゃいけない、嫌な雰囲気にも似てる。

自由じゃない感じがする。
せめて、やるやらないは自由にしてあげてほしい。アーティストのためにも、事務所のためにも。
僕はここまで音楽に支えられて生きてきたから、ここで事務所が赤字を被ってバンドが無くなっていったら、悲しいどころじゃいい表せない。怒りも感じるだろう、その怒りはどこにぶつけたらいいんだろう。
オリンピックってそんなに大切なイベントなのだろうか。人間全員が全員、スポーツを愛していると思わないでほしい。
的を得てるか分からないし、半分以上は八つ当たりだけど。

ACTIONの冒頭、尾崎世界観は現状を「小雨が降っている時、本当は傘を差したいんだけど、周りの人が差さないから、差せないあの感じ」と喩えていて、すごくしっくりきた。感じていた違和感はこれだったのかと、すっきりした。
このファンで救われたなって瞬間がエンタメには良くある。
音楽が大好きで音楽によって25歳まで生きてこられたと思っている。色んなエンターテインメントが人を楽しませるなかで、僕の場合は、音楽があること自体にすごく助けられた。
この騒動が終わったあと、好きなバンドが解散したり、好きなライブハウスがなくなって、自分が生き残った時、僕は幸せだと言うだろうか。

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