嫌われる勇気

タイトル:嫌われる勇気
著者:岸見一郎、古賀史健

概要

人は他者に貢献できている状態でのみ幸福を感じることができる。

気づき


我々は普段何かと現在うまく行っていないことの原因を探しがち。
「〇〇のせいで△ができない」と。。
しかしこの考えでは過去に縛られ幸福になることなどできるはずがない。
ここで大事になるのが目的論である。「△ができないことを恐れて失敗したくないが故に〇〇を言い訳として利用しているだけである。」
このように発想の転換を行ってみると面白い。
他にも自分の性格だったり出来事に対してどんな意味付けを行うかは自分自身の勝手である。
幸福になるためには過去に縛られてはいけない。とアドラーさんは言っている。

ちなみに世界は案外シンプルで悩みの全ては対人関係に行き着くらしい。
自分の内面(変えることができないと思っていた性格や過去の出来事)の見方を帰ることができたら次は他人との接し方。

理想のゴールは他者に貢献すること。そのためには他者を仲間と思えるようにならないといけない。どうやって仲間と思えるようになるか。

結局自分にできることはそんな多くない。
やることは
➀自分の課題か他人の課題かを見極めて侵入しないこと。
②次はその人に対して褒めたり褒められたりしないこと。褒めるとか褒められるって縦の関係で上下関係が自然とできてしまう。上下関係ができると競争が生まれ、仲間と見なすことはできなくなってしまうよね。
➂自分のキャパを受け入れ、他の人を信頼して(裏切るか裏切らないかは谷の課題)今この瞬間で貢献すること。
案外多いけどやることはシンプル。

ここで「嫌われる勇気」って考えるとわかりやすいかも。
つまり嫌う嫌わないって他人の課題。そんなことにビクビクしてもしょうがないよね。
課題の分離を行なって横の関係を気づくために感謝を伝えて今この瞬間貢献できてたらそれは自由であることにつながって幸福であることに繋がる。

本からの生かし


正直全部を実行して行くのは難しい。
まずは目的論の考え方を浸透させること。原因論ってつまんないからね。
そんでもって誰の課題かを考える。これだけで結構変わりそうだよね。
新卒で会社の上司とかの顔色伺うことなく「自由」に「幸福」になれるよう行動あるのみ!

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