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モンク思考

525ページようやく読み終わった。
『THINK LIKE A MONK 自分に集中する技術』

著者のジェイ・シェティさんが僧侶の修行を経て得た学びが書かれている。普段の私たちの心は『こっちの考えからあっちの考え、この問題からあの問題へと、せわしなく飛び回るだけで、何一つ解決しない心の状態=モンキー・マインド』に陥っていることが多い。

これを『今とは違う人生観、違う生き方を見せてくれるモンク・マインド』に育て上げようと。モンクとは僧侶のこと。

そのために瞑想を中心とした心の落ち着け方や自分の中のネガティブな考え方や恐怖の手放し方、エゴや感謝、人間関係などについて教えてくれる。

ステップは3段階あって、まずは『手放す』
これは、成長を押しとどめている外的要因、自分の内側になる障害物、恐怖などをそぎ落としていく段階。

次が『成長する』
人生でさまざまな決定をするときに、意図、目的、自信をもって行るように、生活を見直していく段階。

最後が『与える』
自分自身という枠を超えて世界に目を向ける、感謝の気持ちを広げ、分かち合い、人間関係を深めていく段階。

各段階の共通するキーワードは『こんなとき僧侶ならどう考えるだろう?』

この本は、別の本を購入しようとレジに向かい、たどり着くちょっと手前で目に付いて、なぜかとても気になって、悩んだけど自分の直感を信じて購入したもの。

手に取った瞬間、あまりの分厚さに『面白そうだけど、読み切れず飽きちゃうかも』とかなり迷った。

読み終わってみると、本当に購入して良かったと思っている。

さすがに500ページもあるので、一晩で読み切るとはいかず、結構な時間をかけてしまった。なので、しっかりと読み取れていない部分もある。

ただ、今の自分には、とても大切というか、必要な考え方なのだと感じている。おそらく、この本を手に取った時は、なんとなく成長に行き詰り感を感じていたような気がしている。

私は、新しいことにチャレンジしたり、今までと違う方法で仕事をすすめたりすることが好きなのだと思っている。それが、最近なんとなくマンネリ化しているというか、あまり成長を感じられていないという思いもあったのだと思う。

うまく言葉で表現できないのだけど、この本の内容がかなりしっくりきているので、おそらく、稲盛和夫さんの『生き方』と同様、繰り返し読む、自分のバイブル的な本になるのだと思っている。

久しぶりにたくさんの気付きを得られたと感じているし、さっそくいくつかのワークを実践してみたいと思っている。

良い本に出会えたことに感謝。

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