調子が良い時こそ現状把握!
『業務の棚卸』ってしたことありますか?
普段はなかなかする機会がないと思いますが忙しい時こそ役に立つので、ぜひ一度やってみて欲しい!
自分の仕事ってわかっているようで、いざ見える化しようとするとなかなかできないって人が結構いるんじゃないかな。
新入社員の頃は任されている仕事もそれほど多くないから、この仕事に何時間使ったってのはわかりやすい。
これがだんだん中堅になってくると目の前の仕事に追われて何に何時間使ったのかってのがだんだん見えなくなってくる。
こうなると結構ヤバい状態かと。
業務の整理や優先順位付けが得意でない人がいるというのは仕方ないことだと思う。それでも何に何時間使ってるのかってのは、時間を計れば良いだけなのでどんなに苦手な人でもできると思う。
恐らくは会社の調子が良い時は『業務の棚卸』なんてする必要はない、というかしてなくても誰も困らないように見える。だから誰もやらない。
で、会社の調子が落ち込んできて、色んな人が会社の数字を気にし始めると『本部コストが〜』とか言い出して、人を減らすためにまずは『業務の棚卸』だ!ってことになる。
まあ、仕方ないことだとは思う。思うけど、やっぱり日頃からの準備が大切!『調子が良い時こそ点検・整備を怠らずに不況に備える』のが経営だと思うんだよね。
昨年来の厳しい経営環境だって、備えを怠らなかった会社ほど回復が早い。
経理や財務、経営企画という部署は普段から『コストセンター』だとか『売上に貢献しない』とかいわれているのだから、なおさら普段から生産性を意識して働くべきだと思うんだよね。
やり方は簡単で、1週間とか1ヶ月とかって期間を決めて、その期間で何に何時間使ったのかを記載していくだけ。
例えば、1ヶ月だとすると、
・通帳記帳 1時間
・取引先請求書の仕訳計上 8時間
・個人立替精算の仕訳計上 5時間
・月次決算報告書作成 13時間
・各種会議 30時間
などなど。
自分が1ヶ月間で175時間働いたとしたら上記の書き出した合計は175時間になるはず。まあ、移動時間をどこい入れるかってのはあるけどだいたい一致する。
タバコやお茶など仕事に見せかけた休憩が多い人には辛い作業かも(笑)まあそれは自業自得だけどね。
こうやって書き出してみると自分が何に何時間使ったのかってのが一目瞭然となる。そして、これが普通の月なら決算月はこれとこれが追加されるからさらに何時間かかるというのも予想できる。
基準の月を参考にPDCAを回せばどんどん生産性が高まるはず。そして、これってそのまま引継書としても活用できるんだよね。
自分が病気になったり怪我をしたりってのは予測できないし、突然会社を辞めたくなるかもしれないし(笑)
やり始めるまではとっても面倒だし、そんな時間ないよって思うけど、半日もしくは1日あれば作れるから本当にやった方が良い。
やり始めると時間の集計に手間取るし、時間の使い方に目がいきがちだけど、実は時間よりも洗い出した仕事内容の方が大事!
その書き出した項目って、会社があなたに任せている仕事なんだけど、それって会社からの『期待値』と見えなくもないよね。
自分の実力相当だから安心するか、失望するか。実力以外だと感じるならどうやって認めてもらうか、それとも辞めるのか。
感じ方やその後の行動は人それぞれだと思うけど、『業務の棚卸』をするだけで自分の時間の使い方から会社の期待値までわかるって面白くない?
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