平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #001
プロローグ拝啓、30歳の僕へ
こんな手紙を見つけた時、僕は既にアラサーだった。あの時遠い存在だった「大人」に気付いたら僕はなっていた。
幼き頃に想いを馳せながら。ふと、文字を書き連ねてみたいと思った。この時代に自分が生きたという証を。
記憶とは存在証明である。記録とはその補助である。
失われた記憶はその価値を失い、記録がなければ二度と蘇ることはない。
僕が僕であって、この一時代に生きたのである。
徒然なるままに考えたこと思い悩んだことを書き連ねて見ようと思う。
この文字た