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平成生まれのビジネスパーソン。Webマーケッター・コラムニスト。心に留めたあれこれを吐き出すためのアカウント。

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平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #001

プロローグ拝啓、30歳の僕へ こんな手紙を見つけた時、僕は既にアラサーだった。あの時遠い存在だった「大人」に気付いたら僕はなっていた。 幼き頃に想いを馳せながら。ふと、文字を書き連ねてみたいと思った。この時代に自分が生きたという証を。 記憶とは存在証明である。記録とはその補助である。 失われた記憶はその価値を失い、記録がなければ二度と蘇ることはない。 僕が僕であって、この一時代に生きたのである。 徒然なるままに考えたこと思い悩んだことを書き連ねて見ようと思う。 この文字た

    • 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #もくじ

      アラサー僕のせきららな散文です。 10年後のアラフォーが切なくもノスタルジックな雰囲気に浸れますように。 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #001 プロローグ 狭間を生きるこれからの僕たちへ 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #002 平成という時代 平成人のえとせとら 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #003 合理的経済人としての価値観 集合体としての僕たちの合理性 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #004 演じられた僕たち 果てなき禅問答

      • 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #004

        前話はこちら 演じられた僕たち 子供の頃は流暢に話す大人たちの言葉を聞いて、どこかに台本でもあるのかと考えていた。 なんのことはない、台本なんて世の中に溢れていた。 高名な学者やらタレントやらが何を話したら良いかという本を書いている。僕らはただそれをなぞって音を発すれば、打てば響くように答えは帰ってくる。 後は野球の変化球と同じだ。角度やスピードに合わせて微妙に調整してやれば良い。ただただ打席で棒切れを構えているだけでよいのだ。 「お前の目が怖いと思っていたけど、理

        • 平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #003

          前話はこちら 合理的経済人としての価値観 僕は、幼少の頃より、合理的な人間でありたいと考えていたように思う。 町医者に掛かる帰り道の図書館で初めて触れた合理的経済人という考え方にひどく感銘を受けたのがきっかけではないだろうか。 経済システムの理論は人間の醜さや感情を全て捨て去って、常に合理的な意思決定を行うという前提に数学的に構築されている。 もちろん、それが現実には往々として当てはまらないという点についても十分に理解しながらも、斯様なユートピアに一種の憧憬を抱いて

        • 固定された記事

        平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #001

          平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #002

          前話はこちら 平成という時代 僕らが生きた時代は激動であった。 とはいえ、大きな戦乱や歴史的な大災害があったわけではなかった。どちらかといえば、人の根幹を成す思想の変化とも言うべきものであったように思う。 ちょうど私が生まれた頃に東西を隔てる大きな壁とバブル経済が崩壊した その後の20年以上の間、経済は横軸の底を彷徨い続けていた。 バブルに生きた大人たちとは異なり、僕らは決して楽観的ではいられないのである。北国に住む人々が真夏の訪れを期待しないように。僕らはただた

          平和と令成の狭間を生きる僕たちへ #002

          「正しい問い」が無ければ「正しい答え」が導き出せないという話

          「誤った問い」とは何か??最近、若手のメンバーから「誤った問い」を受けることによって、コミュニケーションロスが起きる機会が多かったため、簡単に記載してみた。 「誤った問い」とは「正しい答え」に至ることができない、もしくは、至るまでに遠回りをしていることである。 日常のコミュニケーションで感じることは少ないが、こと業務に於いては致命的なロスとなり得る。 「問いの正否」については本人にとっては気づかないケースが多いため、場合によっては、誰にも指摘されずに「間違った問い」をし

          「正しい問い」が無ければ「正しい答え」が導き出せないという話

          『天才を殺す凡人』を読んだ感想

          今回は『天才を殺す凡人』を読んだので、感想を記載しておきます。 書籍の概要については著者のブログを参照ください。 なぜこの本を読もうと思ったのか?? 私の周囲でこの本についてポジティブな口コミが多かったためです。 タイトルのインパクトも相まって手に取りました。 インプットに関しては下記エントリを参考にさせて頂き、ペア読書を実施しています。 機会があればペア読書を実際にやってみた感想についてもまとめてみたいと思います。 こちらのレビューはペア読書をする際に記載

          『天才を殺す凡人』を読んだ感想