「洋服の捨てにくさ」について
何かあると買ってしまうのがTシャツで、それも、暑くなると、大げさでなく１日に５着は着て、汗をかいて、着替えてを繰り返し、それで洗濯機を回す日々がやってくる。
長く着られるTシャツ
それでも、Tシャツは意外と丈夫で、最初に首回りが伸び気味になるし、全体の生地が薄くなることさえあるのだけど、そうなっても、寝る時などに着ると、体にしっとりなじんで、いい感じになるので、捨てられない、というサイクルに入ってしまう。そうなると、タンスや棚などに、無駄と思えるほど、あふれてしまう。
洗濯して干すまでは私の役割なのだけど、取り入れてたたんで、整理してくれるのは妻なので、その度に、負担をかけてしまっているのだから、Tシャツの多さに、おそらくは嫌な思いもしているはずなのだけど、捨てるときには、ちゃんと確かめてくれる。
今回も、「これ、エリのあたりが、ちょっとボロボロになって、穴も開いているので、捨てていい」と遠慮気味に聞いてくれて、それは申し訳なかったのだけど、捨てる前に、写真を撮った。
洋服は捨てにくい
今回、捨てるTシャツにプリントされているバスキアは好きなアーティストで、今はなくなった新宿の三越の中にあった美術館で見た作品が、とても良かった。
それから、また年月がたってから、ユニクロがバスキアの作品を使ったTシャツを販売を始めたときは嬉しかったのは、こういうアート関連のTシャツは、４０００円以上とかするのが、割と普通で、かっこいいと思っても、自分の経済力と相談して諦めるということが多かったのと比べると、１０００円台になったから、買えるようになって、やっぱりうれしかったのを覚えている。
だけど、何度着ても、洗濯を繰り返しても、なかなか、穴が開いたりすることもない。もしくは、季節によってはカビが生えることもあるが、そういうことはまれなので、捨てる、というような決意をするのは、難しい。
洋服は、このくらいボロボロにならないと捨てにくい。
それは、単なるケチなのかもしれないけれど、そういえば、今年のモードを重視して、今年だけ着られればいい、といった買い方が、世の中にあるらしい、と知ってはいるのだけど、だけど、そんなことが自分にできるようになるとは思えない。
洋服に対して、そんなに上手く利用していない、ということだし、ファッション、というものが洋服は着ているけれど、自分にとって、縁遠いまま、ということかもしれない。
だから、これからも洋服を捨てられない日々が続いていくような気がする。
うらやましい洋服との関係
そういえば、もう一つ、なんとなくうらやましい洋服との付き合い方を、知識として、知っているだけは知っている。
テレビなどを見ていて芸能人などが、先輩から洋服をもらった、といったエピソードを話すことがある。それを聞いていると、洋服を多く購入するような、しかも、おしゃれな先輩がいて、その人が１年に１度くらい、着なくなった服を一斉に放出し、それを後輩たちがもらってくれる、そのことを、もらう側も楽しみにしている、といった話で、それは、やっぱり、うらやましい。
まず、おしゃれな先輩がいる。その人がモードを過ぎた、みたいな理由で、たくさんくれる。しかも、ボロボロになるまで着たわけでもないので、十分に着られる、といった状況で、しかも、その洋服はセンスがよかったりする。そんな夢のようなサイクル（？）に、一度は参加してみたい、といった気持ちになったりもするのは、洋服を捨てることに罪悪感もあるからで、捨てにくいものを、他の「ほしい」人に渡ることでリサイクルっぽくもなるからだと思う。
例えば、洋服を回収し、リサイクルに回す、といったチェーン店もあると思うのだけど、持っていくのが、ちょっと面倒くさかったりもする。（それは、自分の怠慢ですが）。
これから心がけたいこと
そうなると、やっぱり洋服が捨てにくいままだから、これからもそんな日が続くとすれば、余分な洋服をなるべく買わない、ということも、妻から言われているし、経済的にも全く豊かではないので、そんなに買えないのも変わらないと思う。
それでも、どうしてもTシャツだけは買ってしまう、ということは続きそうだから、洋服の捨てにくさについては、また考えて、洋服を減らすことを決意するのも、なんとかしないといけないと思う。
なんだか、バカバカしく聞こえると思うのだけど、他のモノと比べて、洋服が捨てにくいのは、自分の体に直接身につけるモノだから、捨てにくいのかもしれない。
とはいっても。と、自分でも屁理屈だと、思います。なんだか、すみません。
（他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです）。
この記事が参加している募集
記事を読んでいただき、ありがとうございました。もし、面白かったり、役に立ったのであれば、サポートをお願いできたら、有り難く思います。より良い文章を書こうとする試みを、続けるための力になります。