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Amazon FBA納品マニュアル【2024年完全版】

当noteをご覧いただきありがとうございます!

こちらではAmazon FBA納品マニュアル【2024年完全版】と題して、Amazon FBAと自己発送の違いから作業のマニュアルまで初めて納品、発送を行う方から中級者向けテクニックの内容まですべてお見せできればと考えております!

内容を落とし込んでぜひお役立てください!

これらの作業の外注のやり方なども最後にご紹介しているのでぜひ併せてご覧ください!




【自己紹介】

私は株式会社スリーステップでJ コネクト事業部の責任者を努めております塚原と申します。

当事業ではEC事業者向けに物流のサービスを展開しており、その中で主にAmazon FBA納品業務ではこれまで数十万点の納品業務に携わってまいりました。

現在では就労支援施設との提携も深めており、10社ほどご協力をいただきまして物流業務の落とし込みから管理まで請け負わせていただいております。

その中で培った作業の効率化やちょっとした裏技まですべてお見せできればと考えております。



【Amazonで商品の販売を行う2つの方法】

■2つの方法の説明

まずはじめにAmazonで商品を販売するに当たり知っておくべき2つの販売方法について説明をします。

①FBA
→Amazonが保有する倉庫へ商品を納品し、在庫管理・発送作業を行ってもらう。

②自己発送
ご自宅や倉庫で商品を保管し、在庫管理から発送作業をご自身で行う。

上記2つの販売方法を用いてAmazonで商品販売を行っていきます。


■FBAと自己発送の違い

ここではFBAと自己発送の販売フローの違いを図を用いて説明します。

図の通り自己発送では消費者がAmazonに注文を入れたものに対して、販売者自身で商品の発送を行いますが、FBAの場合は事前に販売商品をFBA倉庫へ納品FBA倉庫から商品を発送してもらう流れで販売を行います。

これからこの2つの方法をメリット・デメリットを合わせながらご説明いたします。



【FBAとは?】

■FBAの概要

Amazon FBAサービスの概要について説明します。

FBAとは仕入れた在庫商品をFBA倉庫(Amazonが保有する倉庫)へ納品することにより、商品の在庫管理から注文時の発送までAmazon側で行ってもらえるサービスです。

ご自身で仕入れた商品をFBA倉庫へ納品することをFBA納品と言います。
FBA納品を行う際にバーコードラベルの貼り付けやPCを使用して納品の手続きが必要ですので、詳しい手順や方法は後ほどご紹介いたします。


■FBAの役割

FBAは一言で在庫管理倉庫のような役割となります。

商品を仕入れて販売を行うフローの中で、在庫管理発送作業といった販売促進とは関係のない作業も物販を行う上では発生してきます。

これらの作業を一律で完結してくれる役割を担っているのがFBA倉庫となります。


⭕ FBAのメリット

①コア業務に集中できる

物販を行う上でコアな業務は仕入れ・リサーチであると思います。
FBAに商品を納品することによって在庫管理・発送作業の手間が省け、よりコアな業務へ時間を費やすことが可能です。

②商品ページでのカートが取りやすい

Amazonで商品を販売するに当たりカートの取得というものが非常に重要となってきます。
カートの取得に関してここでは詳細の説明を省かせていただきますが、要は商品が売れやすくなるということです。
仕入れした商品の競合がFBAでの販売を行っている場合は、販売時の利幅が大きくない商品でない限り、競合と合わせてFBAでの販売が先決かと思われます。

FBAでの出品の場合

⇧の画像のような出品形態を一度は見たことがあるかと思います。
販売元はショップ名が記載されており、出荷元が「Amazon」となっている場合です。
出荷元が「Amazon」がまさにFBAからの出荷を指しています。


❌ FBAのデメリット

①手数料がかかる

FBAでの販売では手数料が発生します。
金額は商品サイズや種類によっても異なり、自己発送と比べ2~4倍の手数料が発生しますので利幅の面でデメリットとなります。
手数料を算出した上で利益の取れる商品をFBAで販売することとなるでしょう。

②納品の際の作業が発生する

先述した通りFBA納品にあたりバーコードラベルの貼り付けやPCを使用して納品の手続きが必要となります。
これらの作業もいうなればコア業務とは関係のない作業となります。
販売数量が多くなれば比例して納品作業に取られる時間も多くなるということです。

今回の記事では②のデメリットに関して少しでも効率化のお役に立てればと思っておりますのでぜひ最後までご覧ください。



【自己発送とは?】

■自己発送の概要

自己発送での販売の概要についてご説明いたします。

自己発送とは仕入れた商品をご自宅などに保管をし、注文が入ったタイミングでご自身で発送作業を行う販売方法です。

日々Amazonセラーセントラル(出品用アカウント)から注文状況を確認し、注文が入っている商品がある場合は発送期日内に発送を行います。


■マーケットプレイス配送とは?

マーケットプレイス配送(マケプレ配送)とはAmazonとヤマト運輸が提携しているサービスで、商品を販売し消費者の元へ配送を行いますがその際の配送方法となります。

特徴としてはAmazonとヤマト運輸の提携サービスですので、一般の配送料金よりも格段に安く配送が可能となります。

アカウントの販売状況に応じて料金が変動し、一般価格の1/2程度の料金で配送を行うことも可能となります。

使用にあたり条件等もありませんので、自己発送での販売でしたらこのサービスを利用しない手はないかと思います。


■自己発送の作業フロー

今回はFBAをメインに扱っておりますのでざっくりとはなりますが、自己発送の作業フローをご説明いたします。

①注文確認
Amazonセラーセントラルトップページ

左上の横三本線から「注文」を選択

「注文管理」をクリック

上記手順で注文の一覧が確認できます。
注文が入っている商品の納品書や配送ラベルの印刷を行います。


②梱包
保管場所から注文商品をピッキングし、①で印刷した納品書を同梱の上梱包を行います。

マケプレ発送の場合、発送サイズが3通りございます。
①ネコポス
②宅急便コンパクト
③宅急便

今回は上記配送方法の中でもネコポス発送の場合に弊社が使用している資材を少しご紹介いたします。

○封筒

ネコポス資材の中で安価であるため、使用できる商品は基本的に封筒を使用することをオススメします。
ただし複数個購入の場合などに封筒を立てた際に商品が重なってサイズオーバーとなってしまう場合もありますのでその点注意が必要です。

○クッション封筒

封筒の内側がプチプチになっており、商品を入れるだけである程度の強度を備えた梱包とできます。
小さくかつパッケージ強度が弱いものに適しております。

○ヤッコ型ダンボール

ネコポスサイズに適応したダンボール資材です。
箱型で梱包できるため封筒ではサイズオーバーとなってしまう商品も圧縮をしてネコポスサイズで発送できる場合もあります。


③発送
梱包したパッケージに①で印刷した配送ラベルを貼り付け出荷となります。

※印刷資材
納品書        →市販のコピー用紙(サイズは任意)
配送ラベル(A5) →ヤマト運輸専用ラベル 品番395(インクジェット用)
                       品番323(レーザー用)
ヤマト運輸専用ラベルは営業所で品番を伝えれば無料でもらうことができます。


⭕ 自己発送のメリット

①利益を取りやすい

FBAと比べAmazonへ支払う手数料が低いため、利益を取りやすくなります。
ただし手数料が0円ではないため、利益計算の際は必ず確認が必要です。

②在庫反映が早い

仕入れした商品の在庫反映はすべてご自身で行うため、商品が手元にある段階で在庫反映ができます。
FBAの場合は手元にある商品をFBA倉庫へ納品し、FBA倉庫で受領が完了しないと在庫の反映がされません
リードタイムを少なく販売ができるため、シーズンものなどの機会損失を減らすことが可能です。


❌ 自己発送のデメリット

①管理工数がかかる

ご自身で在庫の管理から発送までを行いますので毎日の発送作業の制約ができてしまったり、在庫の棚卸しや期限商品であれば期限の管理まですべてご自身で行わなくてはなりません。

解決案としましてはご自身でスタッフを雇うなどがございます。
ただし弊社でも物流事業を行うにあたりスタッフ雇用を行っておりますが、やはりそこでの管理面もものすごく大変です。
スタッフの急な欠勤やの作業進捗管理作業効率化の指導まで様々な管理が必要で返って工数を取られかねません

副業ベースで物販を行う方は基本的にはFBAでの販売を推奨いたします。

②競合に勝てない場合がある

FBAのメリットでもお伝えした通り、FBAの方が商品が売れやすい場合が多くあります。
自己発送での出品では競合と比べ安い値段で出品をしていてもなかなか売れず、販売機会を逃してしまうなど最悪の自体も考えられます。



【結論どちらの販売方法が良いのか?】

私が考える結論としましては下記となります。

専業で物販を行い、取り扱い商品を1つでも増やし利益を最大限に伸ばしていきたい方はFBA、自己発送を併用し販売

副業ベースで物販を行い、副収入として利益を得たい方はFBAのみで販売

とは言っても物販では様々な要因で利益を取っていきます。
状況に合わせ販売方法を変更していくのがマストです。



【FBA納品を行うにあたり知っておきたい4つの商品カテゴリ】

FBA納品を行うにあたり商品のカテゴリが非常に重要となってきます。
大きく4つに分類できますので説明します。


①危険物商品

消毒アルコール類や瓶に入った化粧品、ガス缶などが該当となります。

危険物カテゴリ商品例動画


②大型、特大型商品

家電や家具などのサイズの大きい商品が該当となります。

FBAでは梱包した状態でのサイズと重量について、商品サイズ区分ごとに以下の通り上限を設けています。

商品のサイズ区分

大型、特大型商品に関してはFBA手数料やFBAまでの配送料などが割高なため、仕入れの際はしっかりと利益を計算した上で納品しましょう。


③アパレル商品

衣類全般やファッション装飾品などの商品が該当となります。

・衣類全般
・バッグ
・シューズ
・手袋
・スポーツ衣類
など


④通常商品

上記①〜③に該当しないものが全て通常商品となります。
要期限管理商品もカテゴリとしては通常商品となります。



【FBA納品方法】

大変お待たせしました。
ようやく本題へ入らせていただきます。

ここからはタイトルにもある通りFBA納品の方法をお伝えします。


■大まかな流れ

まずはじめに商品の仕入れからFBA納品を完了するまでの大まかな流れを説明します。

①仕入れ
 ⇩
②在庫整理
 ⇩
③商品登録
 ⇩
④納品プラン作成
 ⇩
⑤梱包・ラベル貼り
 ⇩
⑥出荷
 ⇩
⑦FBA倉庫で受領完了

上記の流れに沿って納品が完了します。
各手順ごとに細分化し説明します。


①仕入れ

こちらは文字通り仕入れです。
ここでポイントとなるのはFBAでの販売で利益が取れるのかです。

仕入れ段階で手数料などを算出して利益計算を行っておかないと、「商品が売れたは良いものの利益が出ない」なんてことになりかねません。

利益計算を行う上で主な必要費用は下記です。

・FBA管理手数料(FBA→購入者の送料も含まれます。)
・納品の際のFBA倉庫までの送料
・FBA保管費用

この他にも梱包資材費用やラベルの印刷費用が発生します。
費用を算出の上で利益計算を行い、利益の取れるものを仕入れします。

セラーセントラル在庫管理から各商品の手数料、保管費用など確認することが可能です。

②在庫整理

次に仕入れた商品の在庫整理を行います。

自己発送とFBAを併用している場合はそれぞれの仕分け、どの商品をいくつ納品するのかなどの整理を行います。

弊社ではFBA商品の管理をGoogleスプレッドシートを用いて行っております。
よろしければ下記からコピーしてご使用ください。

FBA商品管理表

使い方
ASIN、SKU、JANコード、タイトルを入力

セット内数量に販売時のセット数を記入

納品数量にはセット数単位で何セット納品するのかを記入

必要数量は自動的に計算をし、納品に必要な商品数量を算出

要期限商品の場合は商品本体の期限を記入

納品番号(納品を行う際の管理番号)は納品プラン作成後に記入

このような形でまとめておくと、どの納品番号で納品を行ったかなど後からでも確認ができて便利です。
また次の工程の納品プラン作成時にもかなり役立ちますのでぜひご使用ください。

③商品登録

FBA納品を行うにあたりAmazonセラーセントラル上で最初に行う工程が商品登録になります。

商品登録とは仕入れした商品のAmazon上でのカタログをご自身のアカウントでも出品できるようにする作業になります。

⇩詳細の作業フローは下記マニュアルにまとめております⇩
商品登録マニュアル

④納品プラン作成

納品プランとはFBA納品をする際に、事前に必要な申請手続きを指します。
商品に対する納品数量や要期限商品である場合は期限の設定、FBA倉庫までの輸送箱の寸法設定などが必要となります。

⇩詳細の作業フローは下記マニュアルにまとめております⇩
納品プラン作成マニュアル

⚠注意点
「FBA納品を行うにあたり知っておきたい4つの商品カテゴリ」で説明した危険物商品の配送方法がその他とは異なりますのでご注意ください。(マニュアル内の「ステップ2-出荷通知の送信」を参照)

⑤梱包・ラベル貼り

次に必要な作業が商品のセット組み梱包や、ラベルを貼りとなります。


《梱包・ラベル貼りにおける2つのルール》

①商品本体のJANコードがスキャンできない状態としなければならない。
→商品本体に印字されているJANコードを見えない状態、もしくは読み込めない状態で納品しなければなりません。

②要期限管理商品の期限を正しく印字する。
→要期限管理商品については事前に期限の入力が納品プラン作成時に必要となります。
そこで設定した期限と商品本体で確認できる期限は同じでなくてはなりません。

納品時の不備として一番発生率が高く、損失が大きいものが期限印字に関してです。
期限商品である以上品質面に大きく関わりますので、FBA倉庫でもすごくシビアに見てきます。
アカウントの評価が下がったり、ロット商品で期限設定を間違ってしまったりすると最悪の場合アカウント凍結なども現実的な話です。
少しでも不安な要素がある場合は確認を怠らず確実な期限印字を心がけましょう。


《ラベルの種類》

①商品ラベル(24面、40面)

商品ラベルは商品本体に貼るラベルで、FBA倉庫で商品の識別に使用するラベルです。

②配送ラベル(パートナーキャリア)

配送ラベルはFBA倉庫での受領時に使用するラベルで、パートナーキャリア配送の場合下記の様にヤマト運輸の配送ラベルと合わせてラベルが作成されます。

ヤマト運輸専用ラベル 品番396(インクジェット用)
           品番322(レーザー用)
ヤマト運輸専用ラベルは営業所で品番を伝えれば無料でもらうことができます。

③配送ラベル(パートナーキャリア以外)

パートナーキャリア以外でFBAまで配送をする際に使用する配送ラベルです。
正方形でA4サイズに6面刷りができます。
パートナーキャリア以外での配送の場合は、このラベルとは別に各配送業者の配送用ラベルを貼り付けなければなりません。

④要期限管理商品ラベル

要期限管理商品ラベルは輸送箱内に要期限商品が含まれている際に輸送箱に貼り付けを行います。

⑤危険物在中ラベル

危険物在中ラベルは輸送箱内に危険物商品が含まれている際に輸送箱に貼り付けを行います。

⑥BOX開封厳禁ラベル

セット梱包をダンボール等でした場合に梱包後の商品に貼り付けるラベルです。
理由としてはFBAでの受領時に誤ってパッケージを開封しないようにするためです。
ラベルデータはこちらをクリック

⑦重量超過ラベル

重量超過ラベルは輸送箱の重量が15kgを超えた場合に輸送箱に貼り付けなければいけないラベルです。

出荷前に輸送箱重量を計測し15kgを超えている場合はこちらのラベルを箱の外側に貼り付けてください。


⇧これらは自由に印刷を行い使用していただいて問題ございません。
必要なラベルの貼り忘れが無いよう十分注意をして納品を行いましょう。


《梱包・ラベル貼りの作業フロー》

ラベル印刷

セット梱包

商品ラベル貼り付け

〈ラベル印刷〉

納品プラン作成が完了しましたら「配送ラベル」「商品ラベル」の印刷データを取得することができます。

⇩詳細の作業フローは下記マニュアルにまとめております⇩
商品ラベル、配送ラベル印刷マニュアル


〈セット梱包〉

○ラップ材を使用して梱包

ラップ材とは市販のラップのような材質で、大きすぎない物に関しては一通りセット梱包が可能です。
作業スピードも早いので効率重視の方にはオススメです。
弊社ではラップ材での梱包が9割以上となります。

ここで弊社スタッフのラップ梱包の様子をご覧ください。

梱包姿

完成品の画像をご覧いただいてわかる通り見栄えも全く問題ありません。

○OPP袋を使用して梱包

OPP袋とは商品を梱包するときに使用するポリ袋を指します。
ラップ材と比べ資材費が割高なのと、作業スピードの観点でも劣りますのでオススメはしません。

ただし資金サイクルが整うまではラップ台の初期コストを抑えてOPP袋で代用はありかと思います。


〈商品ラベル貼り付け〉

「ラベルの種類」でも説明をしましたが、商品ラベルとはFBA倉庫へ商品を納品した際に商品の識別を行うラベルとなります。
このラベルを貼り間違えたり、貼り忘れて納品してしまうと納品不備や、最悪の場合お客様がご購入されてからクレームとなり、セラーアカウントを大きく傷つけてしまう自体となりかねません。
慎重に作業が必要です。

単品商品  →商品本体のJANコードの上に直接貼り付ける
セット商品 →任意の位置に貼り付ける

⚠単品商品の注意点
商品本体に複数のバーコードが存在していないかを確認し、存在している場合は目隠しが必要です。

⚠セット商品の注意点
梱包後の荷姿でバーコードが読み取れないかを確認します。
読み取れてしまう状態であれば梱包のし直し、もしくは読み取れない状態となるよう目隠しが必要です。

要期限商品の場合には商品ラベルと併せて期限の印字が必要な場合もあります。

⑥箱詰め・出荷

箱詰め

上記で作業が終了したものを最後に箱詰めを行います。

使用する箱は改造されていない比較的きれいなダンボールであればどんなものでも問題ありません。

箱詰めの仕方ですが箱内に商品をできるだけ多く入れることができれば、その分1点あたりの配送料が安くできるため工夫して箱詰めします。

また商品を箱詰め後にダンボール内にどうしても隙間ができてしまう場合もあるかと思います。
その場合は新聞紙や不要な紙、エアーキャップ等で隙間を埋めてダンボールの蓋を閉じてください。

出荷

最後に箱詰めが終了したダンボール箱を出荷します。

出荷方法はパートナーキャリア発送とそれ以外の発送で大きく2つです。

○パートナーキャリア(ヤマト運輸)
→Amazonとヤマト運輸が提携したサービスで、通常で配送するよりも配送料がかなり安く配送が可能です。
個人で納品される方出荷箱数が数箱単位で納品を行う場合はこちらの方法をオススメします。
配送ラベルは上記の「ラベルの種類」をご参照ください。

FBAパートナーキャリアサービス (PDF)

○パートナーキャリア発送以外
→企業様や個人様で特別に配送業者と契約を結んでいる方で、パートナーキャリアと比べて配送料が安い場合はパートナーキャリアでない配送をオススメします。
配送ラベルは上記の「ラベルの種類」をご参照ください。

配送ラベルを貼り付けて各配送業者へお荷物を持ち込みまたは集荷をしてもらえば出荷完了です。
あとはFBA倉庫での受領完了を待ちましょう。



【中級者向けテクニック】

■在庫整理時に便利なアイテム

FBA商品管理表に入力時にとても便利なアイテムがバーコードスキャナーです。
USBケーブルでPCに接続が可能で、JANコードなどのあらゆるバーコードをスキャンすることにより直接PCへ入力が可能です。
安価な物であれば2,000円程度で購入が可能ですのでぜひ一度お試しください。


■FBA倉庫の配送先について

FBA倉庫は主に関東、関西の2つの地方に複数あります。
納品プラン作成時に自動的に倉庫が割り当てられて納品を行いますが、送料は配送先倉庫により異なります。
発送元から近い倉庫であればその分配送料もお安くなります。
FBA倉庫はランダムで割り当てられるため、希望の倉庫にならない場合は複数回プラン作成を試みたり、時間をおいて試みたりなどすると希望のFBA倉庫となる場合があります。
納品までに時間がかかってしまったり確実に保証できるものではございませんので参考までにお伝えをしておきます。
※一部商品ジャンルによっては倉庫が複数回試しても変わらない場合もございます。
  また不要な納品プランのキャンセルを忘れないよう注意してください。


■商品バーコードの隠し方テクニック

バーコードの特性上、縦一部分が隠れていればスキャンができません。
よって下記のような方法で読み込めない状態とすることも可能です。

OK例
NG例


■セット商品、アソート商品の期限印字について

セット商品、アソート商品は要注意です。

同一商品でセット商品の場合はセット梱包を行った際に納品プラン作成時に設定した期限が梱包後の荷姿で確認できなくてはなりません。
仕入れの方法によっては同一商品であっても期限が違う商品があったりもしますので注意が必要です。
在庫整理の工程である程度仕分けをすることをオススメします。

それではアソート商品でどうしても種類ごとに期限が別れてしまう場合はどうするのか?
アソート商品の中で一番短い期限で納品プラン作成を行う。
アソート商品の中で一番短い期限で設定がされていれば、その他の期限が見えていても問題無く納品が可能です。

⇩例
2024/10/31   ←プラン作成時設定期限
2024/11/30
2024/12/1

必要に応じてラベラーの使用も行います。
梱包後に期限がどうしても隠れてしまう場合や、本体の期限印字がわかりにくい場合にはラベラーを使用してください。

商品本体の印字期限とラベラーの期限に相違がなければ両方が外側から見えていても問題ございません。


■さらなる効率化3選

○ラベル印刷は事前に
各種必要なラベル(要期限ラベル、BOX開封厳禁ラベル)に関しては事前にある程度の量を印刷しておくことをオススメします。
印刷したものを保管し作業時に速やかに使用できれば、印刷時間を短縮できて作業効率がアップします。

○資材のチョイスは効率化の鍵
セット梱包時に使用する梱包資材は作業の効率を大きく左右します。

例)
画像のように規格の決まった商品をある程度のロット数で梱包する際は、専用ダンボールを使用すると作業スピードが格段に早くなります。
専用ダンボールは各資材業者から見積もり依頼ができるかと思います。
ぜひ一度お試しください。

○折りコンでスペース効率UP
折りコンとは折り畳み可能なコンテナの略です。
軽量であり、展開したり折りたたんでコンパクトに収納できたりする優れ物です。
ちょっと整理したいときに使用したり、在庫管理のBOXとして使用したりなど複数個所有しておくと様々な場面で便利に活用できます。


■納品プラン作成後の数量修正方法

納品プランの作成が完了した後からでも数量の変更が可能です。
下記マニュアルをご参照の上実践してみてください。

【プラン作成】数量変更マニュアル


■Amazonカスタマーへの問い合わせ方法

FBA納品、自己発送を行うにあたって疑問点などをAmazonカスタマー担当者と直接通話で問い合わせが可能です。
問い合わせ方法は下記となります。

Amazonカスタマー問い合わせマニュアル



【最後に】

最後までご覧いただきありがとうございます。

Amazonで商品を販売するには細かな作業が意外にも多くあることがお分かりいただけたかと思います。

「すべてを習得するのが難しい、、」「そもそも納品、発送作業をしたくない、、、」などの悩みが浮かんだ方も少なくないでしょう。

そんな方々に2つご案内がございます。


①就労支援施設委託マニュアル 【Amazon物流】

弊社では記事で説明した作業の内容を『就労支援施設』に外注という形で作業委託を行うことを得意としております。

物流倉庫ではなく、なぜ就労支援施設なのか?
メリットとして一番大きいのがカスタマイズ可能なロジであるという面です。
こちらに関しては別記事の『就労支援施設委託マニュアル 【Amazon物流】』にて説明を行っております。

この記事では就労支援施設の特徴(A型、B型の違い)からAmazon物流の委託方法まで約9000文字に及ぶ記事となっております。
就労支援施設への物流委託で10社以上との関わりを持たせていただいている中で得たノウハウを余すことなく言語化しました。

よろしければ合わせてご覧いただければと思います。

⇩詳細はこちら⇩
就労支援施設委託マニュアル 【Amazon物流】


②個別訪問サービス 【Amazon物流】

こちらのサービスは外注は今のところ考えていないがこの記事の内容をより深く理解したい方やご自宅の物流周りでお悩みを抱えている方に向けた訪問サービスです。

実際に作業を行っているご自宅や作業場弊社Amazon物流に関するプロフェッショナルスタッフが訪問をさせていただき、物流のお悩み作業の効率化のアドバイスまでサポートをさせていただくサービスです。

普段の物販活動の中で工数を最も要するのが納品、発送作業であるかと思います。
そこでのお悩みや効率化は利益にも直結するものです。

ぜひ当サービスをご利用いただきこれまでのモヤモヤやストレスを一気に解決しましょう。

⇩詳細はこちら⇩
個別訪問サービス 【Amazon物流】



【その他】

■当noteの資料まとめ

商品登録マニュアル
納品プラン作成マニュアル
商品ラベル、配送ラベル印刷マニュアル
FBA商品管理表
【プラン作成】数量変更マニュアル
Amazonカスタマー問い合わせマニュアル


■Q&A

Q、FBA倉庫へ商品到着後どれくらいで受領が完了し在庫反映されますか?
→早ければ当日、遅くとも3日以内で受領が完了します。
ただしシーズンによりFBA倉庫が逼迫する場合があり、その場合は完了までに1週間程度要する場合もございます。

Q、納品プラン作成時にエラーが発生してしまいましたがどのように対処すれば良いですか?
→Amazonカスタマーにお問い合わせいただき指示を仰いでください。

Q、輸送箱を分ける必要のあるカテゴリはなんですか?
→①日用品 ②食品 ③食品以外の要期限商品(インク、ガス管、歯磨き粉)各種輸送箱を分ける必要があります。

Q 、ラベルの貼り間違い等の納品不備が起きてしまった場合どのようになりますか?
→納品不備が発生した際は該当の納品プランでケースといった形で指摘が上がります。
そこから商品の返送手続きや手数料を支払ってラベルの貼り付けなどの対応を指示します。
返送には返送費用がかかってしまい、ラベルの貼り付けを依頼すると割高料金となってしまうため十分注意をしましょう。

Q、FBA商品に注文が入った際は自分で手続きなどは必要ですか?
→必要ございません。
FBAシステムで発送まですべて行ってもらえます。

Q、FBAの納品作業を外注したいのですが可能ですか?
→可能です。
Amazon物流に関して弊社では様々なサービス展開を行っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。
こちらをクリック


■各種noteの説明サービス説明動画

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