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学びの場、ユートピアとディストピア。 #日々短文随筆

インターンに参加していて思うのだが、効率良い学びの場というのは、その学びを生かす場、つまり学びを実践することができる場なのかもしれない。

何かを学ぶ必要があるのは、その学びを生かす場において学びを発揮するためである。

考えてみれば当たり前だが、この「学びを生かす場」において、どのような学びを生かさなくてはいけないのか、どのような学びをしておかなくてはならないのか、ということを知るためには、実際にその場に行ってみるしかない。

「その場に行く」というのは実際にインターンをしたり、アルバイトをしたりするという方法もあるが、現にその場にいる方の話を聞いてみたり、その場について色々調べてみることなどが挙げられる。しかし、直接的にその場との関係性を保つというのがやはり良さそうだ。

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最近、自分の将来について色々と考えることがある。これは就活生的な言い方をすれば「自己分析」という表現が当てはなるのかもしれない。

自分がどういったことを仕事にすることが楽しいと思えそうなのか、であったり

大学院に進学するということを見つめ直してみたり、

大学院に進学することに意義があるのか。自分が描くキャリアに修士号取得という肩書きは必要なのだろうか。大学院は卒業に2年を要し、学費も高額だ。
卒業研究の活動の延長のようなことをすることに、意味を見出せるか。
時間とお金を大学院に投じることに、疑問を持ちざるを得ない今日この頃。

などなど。。。

こういうことを考えていたりするので、ここ最近は実は就活のようなことをしてみている。

大学院を学びの場として受け入れることができるのか、少なくとも大学院に進学することを確定させた場合は、受け入れなければならず、受け入れた上でまた今後を考えなくてはならない。

悩める大学生である。

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そういえば数日前、小学校から大学まで進学先が同じである友人と、お互いの今後についての考えを結構深く話したのだが、学びが多かった。

最近のリモート生活も相まり、ワークライフバランスであったり、業界についてであったり、自分達は今後一労働者としてどの様にありたいか、ということを考えあったりしていたのだが、抽象的な表現として「好きなことで生きていく」ということに自分は重きを置いていたりする。おおむね友人の考え方は自分と一致していたのだが、友人の指摘に考えさせられた。

それは、好きなことを仕事にする、言い方を変えれば、趣味を仕事にするということのデメリットについてものであった。

趣味として楽しんでいる物事を、いざ仕事にしてみたときに果たして同様に楽しむことができるのか。

楽しいことを仕事にすることができるというのは一見するとユートピアだが、確かに、仕事からの離脱のために用意されていたような趣味が仕事になった時に、精神的な拠り所を仕事に見出せなくなると、それはディストピアである。

ユートピアが突如としてディストピアに成り代わるという可能性があることがリスクだと言える。そのため、2番目に楽しいと思えることを仕事にするとよい、といった考え方もあるらしい。

なるほどと、人と話して考えを交換するというのはやはり貴重だと思った。


いろいろな考え方があるとはいえ、結局「やってみないとわからない」というのが行き着くところであり、情報を集めてはみても、自分を前進させるためには行動に移すほかない。学生という身分を利用し、恥をかくことを恐れず、とにかく思い立ったら行動に移すというスタンスを貫いていきたい。

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