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サンチャゴ巡礼【靴選び編】

 サンチャゴへの徒歩巡礼にあたって、靴を新調する人は多いのではないかと思います。私も日本で初めて登山靴を買いました(笑)
 ここに来て、どんな靴がいいのか書き残してみたいと思います。

 特殊な靴を買うときは、定員さんに尋ねながら選ぶこともありますが、どんな所を歩きますか?と聞かれても、行く前に答えられる人は相当リサーチしている人だと思いますし、「カミーノを歩くんです。」と言ったところで理解してくれるのは、カミーノ沿いのお店だけでしょう。

・どんな道を歩くのか?
 カミーノの道は、ありとあらゆる種類の道を通ります。
 コンクリート、アスファルト、石畳、山道、腐葉土、砂利道、岩場など。特に、砂利道と岩場の道の登り下りは滑りやすく、膝や足底への負担も大きいです。土踏まずのアーチサポートがあって、ソールにグリップの効くものがオススメです。

・何を持ってどのぐらい歩くのか?
 人によりけりですが、スタンダードなプランで考えると、7〜10キロ程のバックパックを背負って毎日20〜30キロ歩きます。足元の歩きづらさも考えると、ソールはクッション性があってかつ硬めが良いです。

・ローカット、ミドルカット、ハイカットのどれが良いか?
 結論から言うと、ローカットの方が良い気がします。ミドルカットの登山靴を履いている人でも、ローカットの靴をこっちで買ってスイッチしながら歩いていたりします。ネットで調べると、ミドルカットやハイカットの方が石が入りにくいとか足首が守られるとか書いてありますが、正直あまり変わりはありません。

・サイズは?
 毎日長時間歩くことは、日常生活ではあまりないとは思いますが、毎日それだけ歩くとかなり足がむくみます。浮腫むと指が圧迫されたり、オーバーラップしてしまう原因になるので、サイズはだいたい2サイズ上で靴の中で指が動かせるぐらいの方がいいです。

・重さは?
 当然ながらできるだけ軽いほうがいいです。ソールが硬いと重くなりがちですが、いい塩梅のものを探しましょう。

・防水が良いか?
 防水の物は、雨の日や泥道を歩く時にとても便利ですが、その分蒸れたり、重かったりします。夏場は雨はあまり降らないので、必ずしも防水が必要かと言われると重要性は低いです。でも、泥道は歩きます。

・現地購入も可
 基本は履き慣らした靴がいいですが、足トラブルのためにこちらで新調する人も多いです。もし履き潰した登山靴があるなら、初めのピレネーだけそれを履いておいてパンプローナ辺りで新調するのもアリです。

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