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サンチャゴ巡礼【後半戦】

Holla~!! 
遂に、Santiago de Compostela にやって来ました〜パチパチパチ。とか言って、まだ着いてません(笑)
 ゴール10キロ手前から、後半戦を振り返ってみたいと思います。

・Astorga から Rabanal del Camino へ約20キロ
 Rabanal del Caminoでは、イギリスの団体が運営しているドナティーボのアルベルゲに宿泊。本当は隣の修道院に泊まりたかったので、そこをご紹介します。えーっとですね。修道院は、ベネディクト会の観想修道院で、2日間(二晩)滞在することを条件に4月から10月まで滞在を受け入れています。宗教は関係ありません。朝御飯はお話しながらですが、昼御飯と晩御飯は音楽を聴きながら話さずに食べます。(ご飯ついてます)夜に教会でお祈りがあって、他のアルベルゲに泊まってもそこに参加することは可能です。予約は必要なくて、ドナティーボのアルベルゲの隣にあるショップに行って滞在できるか聞くだけで大丈夫みたいです。(お値段は言ってなかったので、たぶん寄付かな。)
 ちなみに、この修道院やドナティーボのアルベルゲには荷物は送れないし、ここからも送れないので、近所にあるムニシパルから送らせてもらうのがオススメです。

・Rabanal del Camino から El Acebo へ約17キロ
 ここ!注意です!El Aceboとこの次の町の手前にとってもロッキーな下り坂があり、全身がかなり疲れます。当然ながら早くも歩けません。どのぐらいかと聞かれると難しいですが、Zubiri手前の下り坂の次にランクインするぐらいの難所がここにあります(笑)多くの人がこの先のMolinasecaやPonferradaを目指しますが、足に自信のない方はEl Aceboで一泊されることをオススメします。
 
・El Acebo から Camponaraya へ約25キロ
 引き続き坂を下って、Molinasecaで美味しいチュロスとホットチョコレートを食べ、Ponferradaへ。Ponferradaは割と大きな街なので、ここでお昼を食べて、アイスも食べたりして、自炊用の食材なんかも購入。私の熱中症を心配した友人の勧めに従って、路線バスでCamponarayaまで。バスを待ってる時間が結構長かったので、結局歩けたよね~なんて言って笑えるような距離です(笑)
 そして、ここでまさかの親子連れと再会。お母さんとおチビ2人。あれ?お父さんはキャッチアップしなかったの?って聞いたら、Astorgaでお父さんが1人で歩きたいと言い出して3人をバス停に置き去りにしたんだとか。なんて父ちゃんじゃ!ひど!子連れの大変さを体験するべきじゃ!と疲れ切ったお母さんの愚痴を聞きつつ、子どもたちとまた遊ぶことに。家族でカミーノって素敵だけど、子連れは大変だなぁ〜(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)

・Camponaraya から Villafranca del Bierzo へ約15キロ
 ここは分かれ道があります。どっちも公式の道ですが、山を行く道と下を行く道に分かれます。この日は荷物を背負ってだったので、私は下の道を行くことに。友達は山の道を行きました。Villafrancaは観光都市で、小さいけどきれいな町。自炊ができるのでムニシパルに泊まったけど、ここにパーティー・ピープルが、、、。何故か夜中の12時ぐらいまで騒いでて全く寝られず。うぎゃぁ!ってなりましたので、もし滞在されるなら、他のアルベルゲをオススメします。ちなみに、この後は山に向かっていくのですが、その前に難所な小山が1つあり、友人がそこを避けたいというので翌日はトンネルを通ってやや近道しました。

・Villafranca del Bierzo から Las Herrerías へ約20キロ
 この辺は一気にO Cebreiroまで登ってしまう人が多いのですが、何しろ足弱なもので、山の麓にあるこの小さな村に泊まることにしました。20キロですが、ここの道はとてもフラットなのであまり疲れませんし、早くつきます。泊まったアルベルゲは、ベジタリアン食の所だったのですが、腹ペコな私たちは夜まで待てず、隣のアルベルゲのカフェでメヌーを食べてしまいましたw

・Las Herrerías から Hospital da Condesa へ約14キロ
 O Cebreiroの手前に石碑があり、ここからガリシアに突入!!!ラストパート!
 前日は、足もまだ平気だしまだまだ行けそう〜とか思っていたのですが、流石山なだけあり、ちょっとO Cebreiroまで登り坂がキツイです。この日は日曜日だったので、お店は開いてないかなーと思ったのですが、O Cebreiroのお土産屋さんとレストランはしっかり空いていました。観光地ですね~(笑)
 道の途中でバグパイプを演奏して激励してくれるおじさんがいたり、お土産屋さんで少しお土産を買ったら、店主さんが何故かピンバッジも付けてくれたりで、ちょっとハッピーな気持ちでO Cebreiroを後にしました。
 この日はガリシアが公式に運営しているアルベルゲに宿泊。施設は新しくて良いのですが、スタッフさんの接客はめちゃ塩対応でスペ語しか通じず(笑)食材は前日に道中のミニスーパーで買っていたので、この日は自炊で早めに就寝。ちなみに、ここのアルベルゲにも荷物は送れないので、近所のバーに届きます。翌日もそのバーが6時から開くので、そこから送れます。

・Hospital da Condesa から A Balsa へ約17キロ
 Triacastelaで泊まる人が多いので、ここは避けて、次の村へ。Triacastelaから先、ここにも分岐があります。Samosを通るルートとSan Xilを通るルートで、約7キロの違いがあります。友達が前回Samosルートを通った事もあり、今回はSan Xilルートを通ることに。A Balsaには、ビーガンを実践しているアルベルゲがあり、興味本位だったのですが、ご飯もとても美味しく、居心地が良いアルベルゲでした!一緒に泊まっていたオーストラリアの人も、ビーガンなんてっと言いながらペロリと平らげて、「これは酷いね!」と冗談まで言っていました(笑)
 ちなみに、ここではBierzoのワインが最安で提供されていました。ボトル6€です。田舎なのに安い!し、美味い!とみんなで3本も空けてしまいました(笑)

・A Balsa から Barbadelo へ約20キロ
 ついに、最終合流地点Sarriaを通る日が!何故ここが最終合流地点かというと、ここから先は1日最低2個はスタンプをもらう事が修了証をもらう条件になっているからです。そして、この残り100キロ弱だけを歩きに来る人がとっっっても多い!特に、夏休みということもあって、家族連れや学生たちの団体をうじゃうじゃ見かける様になります。なので、私たちはSarriaではタコのガリシア風を食べるだけにしてさっさと次の村へ。昼食をSarriaでとったので15時頃にアルベルゲに着いたのですが、この辺りから、昼過ぎはもう歩けない日差しになっていて、この日は朦朧としていました。送ったバックパックも到着が遅かったというのもあって、ここからは遂にバックパックを背負って行くことに。重いので手持ちの食料を全部消費しました。

・Barbadelo から Portomarín へ約18キロ
 Portomarínは大きめの町なので避けたい気持ちもあったのですが、次が大分空いてしまうのでここで泊まることに。Sarria以降は混むのでアルベルゲの予約はしたほうが良いです。この日も案の定パンパンでした。ちなみに、アルベルゲはBooking.comでも予約できるのですが、電話で予約した方が概ね安いです。
 スーパーは2つありますが、品揃えが違うので両方見てみることをオススメします。夜にミサもあり、教会ではスタンプも貰えます。
 そしてこれもちなみになのですが、タコのガリシア風などのこの地方の食べ物は、Compostelaに近づくほど高くなるので、Sarria以前に食べておくこともオススメします。

・Portomarín から Eirexe へ約18キロ
 ここは、次の大きな町Palas de Reiまで一気に行く人が多いのですが、そうすると25キロを超えてしまい私にはキツイので、手前のこの村に宿泊。Portomarínを出ると登り坂が続くので、足や体力に自信のない方はこちらを選択される方が良いかと思います。そして、何故かここに唯一あるレストランはとっても安いし美味しいです(笑)

・Eirexe から Melide へ約22キロ
 早朝にPalas de Reiを通り過ぎ、タコで有名なMelideの街へ。友達が部活モードでスタスタと休憩もなしに歩いていってしまうので、見失わないようについて行くだけで足はパンパン、ヘットヘト。Sarriaで既にタコは食べていたのですが、ここのタコも美味いと言うことで釣られて入ってしまった。そして、塩味のタコのガリシア風とビール最高!街入って2軒目がいいよ!

・Melide から Calle へ約22キロ
 前日、元気いっぱいだった友人がまたスタスタと来ると考えて先に宿を出たは良いが、雨が降り出してしまい互いのペースが狂うことに。Arzúaで合流するも、また別れて結局全編別々に歩く日になりました。バックパック背負っての雨はテンションだだ下がりですね~。でも、Calleのアルベルゲではごはんも美味しく、Eirexeで会った多国籍グループと再会。雨なので洗濯物も機械にお任せして、のーんびりしました。

・Calle から Lavacolla へ約21キロ
 もう、ここまで来たらCompostela まで行っちゃえば?!ってなるんですが、私の足はこの辺りが限界なので、ここで宿を取ることに。アルベルゲに着いたら、まさかの個室で万々歳!残すところ約10キロ、明日は朝4時に出発して、到着1番を目指します!

ではでは、無事の帰還をお祈り下さい〜

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