3RD CERAMICS

岐阜県多治見市で陶磁器メーカーを営んでいます。 商品のことや、3RDCERAMICSの…

3RD CERAMICS

岐阜県多治見市で陶磁器メーカーを営んでいます。 商品のことや、3RDCERAMICSのことなどを じっくりと説明させていただける場にしていきたいです。 https://3rd-ceramics.com

最近の記事

incense silica

珪砂(silica sand)と呼ばれる陶土を精製する際に取り除かれる砂の粒。 一般的にはモルタルやコンクリートに混ぜて建築現場などに広く使われています。 この素材を酸化焼成(OF)、還元焼成(RF)、染付(UG)という3種類の方法で焼成することで、焼き物としての新しい価値を見出せないかと取り組みました。それぞれの方法で焼成することで、同じ素材ながら異なる発色を見せます。 その珪砂をお香立ての香灰にかえて、よりカジュアルにお香を楽しんでもらうための「incence sil

    • 土のテーブルランプ

      土のかたまりを積み上げてテーブルランプを作りました。 作業場の隅に転がっているような、ぼこぼこした凹凸のあるかたまりは明かりを 灯すとその陰影がよりくっきりと浮かび上がります。 カサの形状はストレートとサンカクの2種類からお選びいただけます。お好みのタイプを選んでいただけます。 電気器具については電球サイズがE26、40Wまでの電球のご使用が可能です。 また、LEDにも対応しております。 ものとしての存在とランプというプロダクトの間を曖昧に行き来する照明です。

      • 風鈴

        昔から夏の風物詩として親しまれてきた風鈴を現代の生活に取り入れやすい形に 自分達なりにアップデートしました。 形状3種類、形により音が異なります。 磁器の真っ白なカサに当たって音を鳴らす「舌」と呼ばれる部分には真鍮を、 短冊は岐阜県美濃市で生産されている美濃和紙を使用しています。 和室のも洋室にも、「白い、夏の音。」をお楽しもください。

        • こども食器rakko(ラッコ)

          大人も使えるこども食器rakko。 3RD CERAMICSとは別ブランドとして2022年よりスタートしました。 この記事を書いている私長屋に子供が産まれ子育てを経験する中で 同じく陶芸家である妻と共に0から考えたプロダクトです。 話すとかなり長くなりますので、クラウドファンディングの際の資料を リンクに貼らせていただきます。 「みんなに愛される器になるように。」と願いを込めて作られています。 ご自宅用にも、贈り物にも。 ぜひ一度お試しください。

          SUSHI YUNOMI

          友人でもあるグラフィックデザイナーの安藤真里さんとの共作です。 名古屋で「marii」というデザイン事務所をされています。 とにかくこのアイデアに驚かされました。 正直、この湯呑はそれに尽きると思います。 コピーライターズクラブ名古屋の2022CCN賞もいただきました。 https://www.instagram.com/p/CkHaumjv3hw/ ぜひ手に取って色々な魚の英語名を勉強してみてください。

          MP mug

          mass production (大量生産)の頭文字を取って「MP mug」。 この製品は多治見市にあるメーカーさんに素焼きの工程までをお願いして その後自分たちの窯で焼成しているシリーズです。 成形を機械で行なっている理由は強度と価格。 機械での生計は強度が格段に上がります。 また、手作りに比べ一度にたくさん作ることができるので価格も他の商品とより比較的手に取りやすいものとなっています。 何かと手にとる頻度の高いマグカップということもあり、電子レンジや食洗機も使えるものに

          flower vase

          使う人が草花を生けることでようやく完成するような花瓶でありたい。 3RD CERAMICSのスタンスを代弁するようなアイテムです。 形はできるだけシンプルに、誰もが一目見て花瓶だとわかるような形状を目指しています。 表面のうっすら残る模様は仕上げの際の削り跡です。 ずっしりとした重量を残していますので大ぶりの枝物なんかも似合うと思います。 下のリンクは、このflower vaseについて以前に書いたものです。 お時間ございましたらぜひ。

          おつまみ皿

          まだ記憶に新しい「ステイホーム」。飲食店が営業ができず夜が静かになりました。 私も外食が好きで飲みに出かけることができなくなったことで寂しい思いをしていましたが、それでも家に帰ってからの晩酌は欠かせませんでした。 家での食事やお酒の時間に気軽に使ってもらいたいとの思いでこの「おつまみ皿」 を作りました。 形状は3種類。そんなご時世だったこともあり使うのが楽しくなるようなポップさもありながら、使いやすさも損なわないような形を目指しました。 いつものテーブルの上に、ぜひ気軽に

          おつまみ皿

          楕円皿

          「それはリズムを生み出す形。」とホームページ上で紹介をしている楕円皿。 一見細長すぎてどう使えばいいのか、と使用シーンが浮かびにくい方も多く、 リリースしたもののなかなか販売に繋がらなかった暗い過去をもつお皿です。 現在は、一度使っていただいたお客様からのリピートが多く、お料理好きの 方からの支持を多くいただけるお皿となっています。 どうしても丸いお皿が大半を占めがちな食卓の中に取り入れていただくことで テーブル上にリズムが生まれて華やかな印象になります。 また、使い方次

          パンのお皿

          朝食にパンを選ぶ方は多いのではないでしょうか? 仕事がある日、お休みの日。 それぞれの朝に使ってもらいたいお皿です。 食パンが丁度1枚乗るサイズの「weekdays」。 慌ただしい平日の朝の時間に。 パンを乗せてもゆとりがある「weekends」。 お休みの日のゆっくりと過ごしたい朝に。 カラーはBlueとBrownの2タイプです。 お皿の縁に施したマンガン釉が、焼成時に窯の中で溶けています。 1点ずつ模様が異なっているためお気に入りの一枚を探してみてください。

          パンのお皿

          Pendant Light

          緩やかな曲線と焼き物ならではのしっとりとした風合いが特徴のペンダントライトです。 一灯使いでも複数個でも、お部屋の雰囲気や間取りに合った使い方をしていただけます。 電球サイズはE17、40wの菱形PSEマークを取得しています。 LEDにも対応しておりますので大きな光量が必要な場合はそちらをお勧めしております。 ご自宅にはもちろん、飲食店様にもご愛用いただいております。 照明は室内空間の印象を大きく左右するアイテムです。お気軽にご相談ください。

          plant pot

          花瓶であれば草花を生けた瞬間に ようやく完成するようなものでありたい。 flower vaseのコンセプトそのままに植木鉢を作りました。 全体としてかなり厚みを残しながらも直線的に整えることにより ソリッドな印象の仕上がりになっています。 受け皿は、ステンレスを削りだしています。こちらも鉢と同様に塊感を残して静かながらも存在感のあるものを目指しました。 カラーはグレーとテラコッタの2種類です。 テラコッタにはグレーの土を独自にブレンドしており一般的な赤土の 色味と比べや

          ごはん茶碗

          「土物の重たくて無骨な器の方が白ごはんおいしく感じませんか?」 という、極めて主観的で偏った思想の元作りました。 荒目の土をろくろで引いて成形しています。轆轤目、削り跡、釉むらなど により個体差が大きいため極めて一点ものに近い器です。 釉薬はマットな釉薬とガラス質の貫入釉を重ねがけしています。 浅めの形状は、ごはんをよそった時に余白を残しながらもこんもりと盛ることができる平茶碗という形です。 毎日食べるごはんの時間を少しでも機嫌よく過ごせたら。 3RD CERAMIC

          ごはん茶碗

          新色、Charcoalをリリースします。

          おかげさまでご好評に預かっている楕円皿、おつまみ皿にしっとりと 落ち着いた印象のcharcoal[チャコール]が加わります。 これまでの色味はどちらかというと明るい印象のものが多かったですが こだわりのおつまみや副菜など夜のシーンに馴染むようなカラーに仕上がりました。 おつまみ皿各種も、こちらの釉薬のラインを作りました。 既存のカラーとは異なる盛り付けの提案ができそうな気がしています。

          新色、Charcoalをリリースします。