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incense silica


容器は別売りのガラス製のシャーレです。

珪砂(silica sand)と呼ばれる陶土を精製する際に取り除かれる砂の粒。
一般的にはモルタルやコンクリートに混ぜて建築現場などに広く使われています。

この素材を酸化焼成(OF)、還元焼成(RF)、染付(UG)という3種類の方法で焼成することで、焼き物としての新しい価値を見出せないかと取り組みました。それぞれの方法で焼成することで、同じ素材ながら異なる発色を見せます。

その珪砂をお香立ての香灰にかえて、よりカジュアルにお香を楽しんでもらうための「incence silica」と名付けました。


OFは酸素を供給しながら焼成します。
RFは酸素の供給を絶って焼成します。
UGは下絵と呼ばれるコバルトを主成分とした絵の具を混ぜて焼成しています。


パッケージ写真。それぞれ500gずつで販売します。別売りのシャーレに約3杯分です。

別売りでガラス製のシャーレもご用意しておりますが、ご自身のお気に入りの容器に入れて楽しんでいただくことも可能です。

また、使用していく中で残った灰が気になりましたらザルにあげて洗っていただければ何度も使用することが可能です。

お香を毎日楽しみたい方には、刺して立てるタイプが一番使い勝手が良いのではないかとの思いで、この商品の開発に至りました。
余談にはなりますが、陶芸の原料の小さな粒状のものを思いつく範囲で取り寄せて
試してみた中で「珪砂」にたどり着いた次第です。




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