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人の体は語る

鍼灸師として

日々人のお体に触れていると

色々なものが見え

様々な情報が入ってくる。


先日も声が出ないくらい

疲れ果てて

顔面は黄緑色

((((;゚Д゚)))))))!!

な患者さんがご来店


ひとまずうつ伏せに寝てもらい

背中をじーっと拝見。。


するとものすごい

「怒り」

のエネルギー


他人へでもなく

自分にでもなく

どこに向けたら良いか

分からない

そんな感じの怒りのエネルギーが

背中全体に溢れんばかりに充満してる


そして追加情報が入ってくる


あぁ、そうか

ものすごく優しいこの人は

日頃から何かあっても

口には出さずに飲み込んで飲み込んで

それでそれが蓄積すると

大爆発するんだな

きっとそれは幼少期、自分の気持ちを

伝えられる人がいなかったから

そうして大人になったから

その頃からのものだな

それにしても元々エネルギー量が大きい人

だから、それは自覚しておいた方がいいな


ひとまず


「ものすごい大きな「怒り」の

エネルギーが見えますけど」


とお伝えすると


「まさにその通りで

昨晩彼女と喧嘩してから

体調がものすごく悪い」


とのこと

喧嘩の理由は非常に複雑な家庭環境で

育った彼と

かたや家族みんなが仲良しな彼女

彼女は彼に

「家族は大切だよ、たまには会いに行きなよ!」

と頻繁に促す

過去の生い立ちを話しても

頻繁に繰り返す彼女の言葉に

彼の怒りが爆発!

という流れだそう


そして続けて

「仕事でもプライベートでも

自分の気持ちをこまめに言葉にするのが

苦手で、つい飲み込んでしまう」

とのこと

 

私も似たところがあり

幼少期に自分の声を聞いてくれる

大人が周りにいなかった人は

自分の気持ちを声に出して

表現することがとても苦手な人が多い


言葉を出したらそっけなくされる

聞いてもらえない、馬鹿にされる

そうして小さな子供の心は傷ついていく

言葉を押し殺すことで自分を守らなければ

ここまで生きてこれなかったという

過去があるから、大人になっても

声を出すことが難しい


でもそれはもう過去の話で

今はこんなに立派に生きている自分がいるから

過去のことは大切なことだけ取っておいて

後のいらない記憶には、

「ここまでありがとう」と伝えて

もうさようならしてもいいのではないでしょうか?

と告げました


そしてもう1つ大切なこと

親と言えども、自分より精神年齢が低い人は

とても多い現実があります

親は必ず自分が選んで生まれてきていると

私は思っており、そこに大きな学びがあるのですが、

親が気づけなかったことに幼い自分は

気付いていた時点で、自分は親より

精神年齢は高いので

同情する、憐れむ訳では決してないのですが

「そういう人だった」と言う

「親の性質を理解する」ことが重要になってきます


他人でも同じです

よーいドンでこの世に生まれ

皆精神年齢が一緒ということは

まず有り得ないこと

それが良いとか悪いとか、

どちらが上とか下とか

そんなものは一切ありませんが

相手が「どういう性質を持つ人なのか」

を理解することはとても大切ですね


施術しながらそんなお話をしているうちに

体から緊張感はみるみるとれてゆき

声にも張りが戻り

最後にはお顔の血色も無事元通り☆


ひとまず独り言でも良いので

何か思うことがあったら

言葉にして吐き出す練習をしましょうか♪


とお話をし、彼も

分かりました!と元の元気な姿で帰って行きました


人のお体を通じてこちらも日々勉強させて

いただいております(*´꒳`*)

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