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出た芽のゆくえは?

思えばこの場所が、その後の私の旅の履歴の種であったとおもう。
この絵が胸のどこかにかかえ、しらない景色と空気を求めて、エアチケットの料金とにらめっこして行き先を決めるスタイルが決まる。
見るだけでなく知りたくなって、英語をはじめとした語学を学び、その場所に関する資料を読み漁る。
なんといっても、インターネットのない時代からの話である。すべては紙と電話線、または人に聞くしかないのだ。
通じる言語で話していると、ひょんなことから伝わる言語でのやりとりがはじまり、いつのまにか一緒に歩く仲になる。
それでも細かいニュアンスを伝えあうには限界があって、もどかしい。自分の言語習得能力が凡庸であることが悔しくてならない。

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