#激情ハードコア
ディスクレビュー: Y / Daitro (LP)
2000年代激情の名盤、最後まで個人を信じる彼らの表現は美しく儚いFrench Screamoの中でも2000年代を代表する存在、Daitroの2009年アルバム『Y』が2020年に再発! どうやら2000年代再評価の流れは止まりそうにない。だが当時の激情バンド達の扱いを思うとようやくその評価軸が定まったようにも思う。むしろDaitroの表現、Funeral Dinerの表現、そしてkillieの
もっとみるディスクレビュー: 2012-2016 / Republic Of Dreams (CASSETTE)
エモバイオレンスの混沌、Louise Cyphreの系譜を受け継いできた数少ないバンドの歴史React With Protestというレーベルがドイツのアンダーグラウンドシーン、特にエモバイオレンスのシーンの中で特別な意味をレーベルであることはマニアックスなファンの間の中でしか認識されていない。そしてレーベルのオーナーもまたRepublic Of Dreams、Resurrectionists、S
もっとみるディスクレビュー: Ogni Nuovo Inizio / Raein (CD)
イタリアの激情ハードコアでも最高峰ともいえるソングライティング力、演奏力を持ち、独特の存在感を放っているのがこのRaein。2002年より活動しており、La Quieteのメンバーも在籍している。東京のLhasaらとジャパンツアーも行っており、知名度はかなり高い。一時的に解散していたが本作で戦線に復帰。LP盤はCD盤と違うジャケットになっていて、このape must not kill are r
もっとみるディスクレビュー: Sulla Linea D'Orizzonte Tra Questa Mia Vita E Quella Di Tutti / Raein (LP)
イタリア激情シーンの大御所Raeinによる2011年音源。いまでは当たり前になっているネットでの投げ銭システムだけど、彼らはそれを当時に善意で成り立たせていた長く活動してきた中でDo It Yourselfとは何かを問いつめた結果の、セルフプロデュースの自主制作プレス、そして全曲フリーダウンロード配布、価格は聴き手が決めて投げ銭方式・・・という徹底したフリーマーケティングっぷりはシーンに衝撃を与え
もっとみるディスクレビュー: Il N'y A Pas De Orchestre / Raein (LP)
2000年代のScreamo/Skramzに流れる隠キャの精神性、社会への潜伏、そして音楽を信じるピュアネス 「隠キャ」と言ってもそれはSNSに何もかもさらけ出すやつらのことじゃない。2003年当時、もちろんSNSはまだ存在せずインターネットの情報は整備されていなかった。だからここに込められているのは社会にはさらけ出さない感情の話だ。USなエモバイオレンスからブルースを削ぎ落とし、より個人に焦点を
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