三紙(みかみ)

三紙(みかみ)

最近の記事

恋じゃなくても良さそうなものだけど(『すずめの戸締まり』を観ました)

※個人の感想です ※ 自分は『すずめ』と合わない部分があった、という旨の文です。ネガティブな意見が苦手な方はブラウザバックを。 はじめに(合わなさそうだったら閉じてね)  『すずめの戸締まり』という映画は好きだし、すずめも草太も芹澤も環もダイジンも、愛着のわくキャラクター設計だった。他の何を差し置いてもあなたと過ごす一瞬に勝るものはない、という青く眩しいすずめのまなざしも好ましい。  でもひとつだけ引っかかる描写があった。一連の出来事から数ヶ月経ち、二人が出会った場所で

    • 輪郭をなぞる(『すずめの戸締まり』を観ました)

      ※個人の感想です ※考察ではありません ※『すずめ』は作品を指し、『』なしのすずめは劇中人物の岩戸鈴芽を指します はじめに  わたしが映画を観に行くと、家の人は相槌として「面白かった?」といつも聞いてくれるけど、『すずめの戸締まり』は面白い・面白くないで語るべきではないな、と強く思った。と同時に「面白い」という言葉は感情のどこまでを指すものなのか、ともどかしくも思った。funnyなのか、interestingなのか、はたまた感情が揺さぶられればすべて「面白い」なのか。

    恋じゃなくても良さそうなものだけど(『すずめの戸締まり』を観ました)