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始めてのインド一人旅:次のホテルにがっかりする?

9月の連休は、ビーチで有名なゴアに行ってみることにした。

初日のばたばたはこちら

ゴアに到着して、初日はホテルでのんびり


ゴアに2泊して、英気を養ったので、3日目からは少しグレードを下げてリーズナブルなホテルに移動することにしていた。1週間近く滞在するので、毎日このレベルのホテルにいてはお金がいくらあっても足りない。

Booking.comを色々探して、ビーチに近く、レビューも高かったのでこちらのホテルにした。先に泊まったホテルからも近いのもポイント。ゴアは広いと聞いているので、まずは、このエリアを散策してみたいと思う。

ゴアなのにハワイと言う名のホテル(笑)

最初のホテルからはタクシーで10分もかからなかった。

到着すると、フロントには何人かいたので少し待ったが、フロントのぽっちゃりした兄ちゃんはテキパキと対応してくれた。4泊の滞在のうち2日は仕事なので、パーティなどでうるさくは無いか、スクーターを借りたいのでどうしたらいいか、このホテルから観光するならどこか、など、色々教えてくれた。

4泊分を支払い鍵をもらう。クラッシックな普通の鍵だ。(カードキーじゃない)部屋に入ると、ちょっと「えっ?」となった。

最初に泊まったホテルの部屋が良かっただけに、照明も暗いし、所々が古くなっている事が分かるし、普通の家の一部屋を借りている様な気持ちになった。がっかり度が結構大きかったのか、部屋の写真が1枚も残っていないことに気づく(笑)

部屋もそうだが、私の必須アイテムの電気ケトルとコーヒーが無いこともがっかり度をあげてしまった。

「普通のビジネスホテルとかが良かったかな~。。いやいや。でも、宿泊費が4分の1なのだから、しょうがないじゃないか。」と、自分に言い聞かせる。(1泊どのくらい払えるか?で如実に変わる)

さらに「ええ~」と思ったのは、部屋の中にある注意書きには「飲み物、食べ物の持ち込み禁止」とあったことだ。このレベルのホテルであれば、外で買ったものを、部屋で食べるのもありかと(その方が安く済むし、気楽だから)思っていたら、禁止らしい。

ええ~。そうなんだ。。。自由度が無くてちょっと残念。

ホテルにはレストランが併設しており、食べられなくて困る事は無いだろうが、4泊も同じレストランの食事だと飽きてしまう。

(注:ちなみに結果として、ここのホテルはサービスもよく、居心地もよかったので、最初の印象をここで訂正しておきたい。この値段のホテルでここまでのサービスができるのであれば十分だと思う。)



色々思う事はあったが、とりあえず、荷物を置いて、周りを散策してみることにした。ここから8キロ程の所にマーケットがあると聞いたので、トゥクトゥク(北インドのリキシャーみたいなもの)で向かってみることにした。(この日は土曜日で仕事なし)

ホテルを出て、まずは海に向かってみる。(マーケットとは反対方向)本当に徒歩、2,3分で海に出られる。誰もいなくて静かでよかったが、日差しが強いので、長いはせずに戻る。

海沿いの小道を歩いてみると、ここに住んでいる人たちの様子がうかがえる。ゴアは観光地だが、多くの人も漁業に従事しているのではないだろうか。(特にこの辺は)

もう午後の時間なので、漁も終わりなのか人々はのんびり家の前で座ったりタバコふかしたりしているのが見え、漁業に使われる網が干してあったりした。

ホテルから歩いて10分ぐらいのトゥクトゥク乗り場から、近くのマーケットに行ってみる。北インドと違って、こちらのトゥクトゥクはドアが付いているようで、現金オンリーだと言う。Uberも使えなかった。(と言うか、一台も近くにいなかった)

海岸線と平行に北に走りながら、外の様子をうかがう。途中でスタバを見かけたり、トゥクトゥクの中からも遠くに砂浜が見えたりした。

20分ぐらいでマーケットに到着。適当なところで降ろしてもらう。

とりあえず正面の入り口から入ってみる。小さな店がひしめき合っている地元のマーケット(市場)だった。野菜・果物から、電化製品、服・バッグなどなんでも売っているのだが、残念ながら買い物に来ていなかったので、ぐるりとまわって終わりにした。正面の階段で寝ていた猫と、1階(日本の2階)にあがったところにある大きな壁絵が印象的だった。(トップの写真)

その建物を出て、その周りもぐるりとまわってみたけれども、特に興味を引くようなお店は無かったので、ここからホテルの方向に向かって歩いてみることにした。うまくいけばビーチに行けるかもしれない。

(市場の階段で寝ていたにゃんこ↓)

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歩き始めて30分程で、雨が降って来てしまった。

ちょうどよく目をつけていたベーカリーに入ったところだったので、キノコのキッシュとコーヒーを頼んで座る。今回の旅は雨模様の様だ。(ちなみにコーヒーもキッシュも普通だった、笑)

(カフェで一休み中に雨が降る↓)

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ちょうどコーヒーを飲み終わる頃に雨も上がったので、再び歩き始める。先ほど見たスタバを通り過ぎて、もう一つ人や店が集まっているところまで来た。よく見てみると公園の様になっていて、さらに向こうには砂浜も見える。

おお、海だ!行ってみよう。

この地点からMiramar Beachが始まるようで、海に来た人でごった返していた。多くが裸足(かビーチサンダル)になって海に入ってはしゃいでいる。人に交じって、犬も牛もの~んびりとしている。

(ウシさんたちものんびり↓)

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海が見れたのは嬉しかったが、ここまで人が多いと落ち着かないのだな、と改めて分かってしまった(笑) のんびりしている牛、ビーチバレーの練習をしている人々、公園で遊んでいる子供たちを眺めながら、海岸線に沿って歩き始める。

人が多くて、ゆっくり座っている気にはならないのだが、それでも海からの風と波の音は心地よい。

(海に向かっていく若者たちのシルエット↓)

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時々、立ち止まって写真を撮りながら、歩いていると、ホテルまで1キロぐらいの所まで戻って来てしまったことに気づいた。

じゃあ、もう歩いて帰っちゃえ。

途中で酒屋さんを見つけてワインを一本買い、その隣の小さなお店でつまみになりそうなものをいくつか見繕う。部屋の注意書きでは「飲食禁止」って言っているけど、ポテチの一つもNGってことは無いはずだ。



部屋に戻ってさっとシャワーを浴びてから、ワインとおつまみでまったりした。別にゴアじゃなくてもできる事だが、外を歩いてきた心地よい疲労感がある。

さすがにつまみだけだとお腹が空きそうなので、ホテルに併設しているレストランに行くことにした。せっかくだからゴアのシーフードを食べておかないと。

ゴアの料理はいくつかあるようだが、とにかくエビが食べたかったので、エビのカレーを注文した。カレーが出てくるまでのおつまみにパコラ(インドのかき揚げ風の揚げ物)も。

ところが、パコラが出てきてびっくり。お皿にあふれんばかりのパコラが乗っていた。

おおお~、これだけでお腹いっぱいじゃないの。。。

注文する時に半分にできないか交渉したのだが、いまいち伝わらず断念した。

つづいて出てきたエビカレーとごはんも結構なボリュームだった。ちなみに味は悪くはないが、普通だった。美味しさやエビの大きさで言えば、昨日の夜のエビのガーリックバター炒めの方が美味しかったかな。

カレーとごはんは食べきれず残したが、パコラは包んで持ち帰らせてもらった。たくさん(or種類もたくさん)食べたいのに、注文しても食べきれない場合が多いので、一人旅だとここがつらいかもしれない。

お腹いっぱいで部屋に戻ったが、部屋に戻ってからまたワインを飲みつつ、明日はどこに行こうかを計画したのだった。

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