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次に待ち受けるのは何か?

インドもすっかり春だ。

暖かくなってきたので、お布団に入るのも気持ちいいし、起きるのもつらくない。ただ、にゃんこたちが朝起きる時間もそれに合わせて早くなってきたので(朝5時ぐらいに「ごはんくれ」と起こされる)、そこはツラい・・・。

さて、昨日の調停では、衝撃&予想外の展開となり、この件をどう進めていったらいいか、ちょっと考えてしまっている。

夫と法的に縁を切る、と言う観点では、離婚でも結婚無効が証明されてもどちらでも問題はない、私は。

ただ、離婚は今までそのつもりで準備・対策をしてきたのに対し、
結婚の無効については影響度がちょっと計り知れない。

離婚によって配偶者としての権利を失う事は知っていたし、その覚悟があったので、私はいいのだが、これが仮に、子供たちも同じ状況になっては困る様な気がする。子供たちが保持しているPIO(手続きが終わればOCI)の権利もはく奪されてしまえば、ちょっと恨まれそうな気がする。

ただ、これも法的な解釈次第ではある。
例え結婚が無効だと発覚しても、認知はされている様なものだし、親子関係は事実として変わらないものとして認めてもらえれば、影響はないだろう。
ただ、問題はそれを認めてもらえるものなのかが分からない、という事だ。
これはただの私の解釈に過ぎない。

その前に改宗した証明書があるかどうかを遠くの州まで出かけて行って確認する必要があるか、なんだけども。。

そんな中、夜になって夫から電話がかかって来た。

数回無視してみたが、諦めないので、こちらが諦めて電話に出る。

電話の内容は離婚とは関係のない件であったが、ついでだったので改宗した証明証について聞いてみると「そんなのはない」との事であった。

もう少し詳しく聞くと、
「結婚に関する証明書は結婚届のみで、そんな書類はない。それに、結婚した時点で結婚した相手がヒンドゥー教に改宗したものと解釈されて、婚姻が成立する。」と、夫なりの解釈はこうだった。

まあ、それはそれで納得は行く。

それなのに今回裁判所から指摘が入っていることを考えると、インド国内では外国人との結婚手続きに際して、どの法律を適用して、どんな書類が必要なのかが統一されてないってことじゃないのか。

既に結婚している国際結婚カップルも調べてみると、婚姻無効になってしまうのかもしれない。

何が恐ろしいかって、
その様なあいまいな手続きでも結婚が成立してしまう事と、
知識や法律が統一されない状態のままで、
今日も誰かが誤った手続きで結婚しているかもしれないってことだ。

海外で結婚やビザなどの法的手続きを処理するのは、言葉の問題もそうだし、法律や規制が違うことから、一人ではできないことが多く、
だからこそ、この様に弁護士だったりサポートのサービスがあるのだが、
専門家のはずの弁護士がこれではどうにもならんじゃないのか。
(この場合、離婚についてかかわっている判事&弁護士と、結婚の手続きを行った弁護士の間に認識の相違があるという事。)

さて、確認のためにムダに遠くに出かけなくてもよくなったが、
次は改宗していないとするとどんな影響が出るのか?を調べないといけない。

私が、ではなく、弁護士が、だけども。(笑)

がんばって判例を探してもらいましょう。


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