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始めてのインド一人旅:帰りのフライトもやっぱり遅れる

(トップの写真は、ホテルの近くでのんびりしていたネコ様。首輪が付いているので、飼い猫かな?)

9月の連休は、ゴアに一人で旅行に行って来た。

ゴア到着まで

最初のホテルではひたすらごろごろ

2件目のホテルに移動

スクーターで街を散策



スクーターで街を散策した後は、月曜日、火曜日と仕事だったので、部屋にこもって仕事。

ホテルは朝食付きプランだったのだが、仕事の開始が8:00、朝食の時間が8:00~10:00だったので、ちょうど会議があったり作業があったりしてゆっくり食べる事が出来なかった。(パソコン持って朝食会場に来ている人もいたが)スタッフに許可をもらって、バナナとゆで卵だけ部屋に持ち帰らせてもらっていた。

せっかく旅行に来ているのだから、仕事の前後は出かけたりすることも考えたのだが、夜暗い時に出歩くのが好きではないので、月曜日の朝だけ、スクーターを返す前にお気に入りの場所にもう一度行って来た。

(ここからの眺めがお気に入り↓)

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朝早くにスクーターを走らせるのも心地よいし、何回見てもこの景色は落ち着くな、と思った。

その2日間は併設のレストラン&デリバリーで食べた。どれもハズレは無くて美味しかったのだが、残念ながら、ゴアならではのシーフードで「美味しい!」と思えるものには出会えなかった。



家に戻る予定の水曜日はお休みをもらっていたので、デリバリーアプリで調べて気になっていたカフェに行って来た。

ちょっと離れているが、運動も兼ねて歩いて行くことにした。

レビューでもあった通り、クロワッサンやバゲットとかパンの種類が多く、インドで中々美味しいパンに出会えなかった私は気分がアガる。バゲットにハムとチーズを挟んでもらい中で食べることにした。

タイル使いと黄色を基調にしたかわいらしい内装で、ちょうど天気も良かったのでとても明るく思えた。色使いやタイル使いはゴアの建物や内装の特徴なのかもしれない。(写真はうっかり取り忘れ)

休みは取ったのだが、火曜日の会議の書類の更新作業があって、カフェで少し作業しながら、注文したサンドイッチとコーヒーをいただく。シアワセ。

午後にはフライトなので、移動中のお弁当様にパンと焼き菓子をいくつか購入。ここのお勧めはエッグタルトだったのだが、残念ながら焼き上がり時間まで待つことはできず、断念。

ハムとチーズサンドイッチにコーヒー、ベーグル&クリームチーズ、持ち帰り用バゲットとマドレーヌ二つを買って、約800ルピー程だった。デリー周辺だともっと高いと思うので、ちょっと得した気分になって、うきうきと歩いてホテルに帰った。



フライトは15時だが、今度こそ早めに行って空港でゆっくりしようと思い、タクシーは12時頃に予約してあった。チェックアウトも11時なのでちょうどよいスケジュールだ。

チェックアウトの為にフロントに行くと、兄ちゃんが、私が朝食を食べに来なかったので気にしていた。私が朝食を食べに来ていない事を把握していたことに少し驚いたが、ホテルの運営としてはしっかりしているなと思った。

朝食は仕事の時間との兼ね合いで食べに来れなかった事、今日に限っては空港に行く前にカフェに行きたかったからだと説明した。最初のホテルに比べると規模は小さいが、ここのホテルも清潔でしっかりとした朝食だった。

最初の印象はイマイチであったが、スタッフの対応の速さや、リクエストに対する柔軟性、ホテルのロケーションに宿泊価格、すべてバランスが取れていて非常によいホテルであった。初日にがっかりしたことを書いているので、ここで強く良いホテルであったことを強調したい。(笑)

(部屋の窓から裏庭の様子。ゴアでは教会や十字架を多く見かける↓)

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チェックアウトを済ませて、タクシーが来るまでは併設のレストランで待たせてもらった。

(心配だからちょっと早めに出たいな)と思っていたら、タクシーのドライバーからも「少し早いけど迎えに行っていいか?」と連絡があって、もちろんお願いした。

タクシーが来たらしい、と呼ばれて外に出てみると、なんと、ゴアに到着した時にも空港に迎えに来てくれたドライバーだった。このドライバーは礼儀正しく、英語も堪能でよい印象しかなかったので、帰りも一緒だとちょっと嬉しい。不思議な偶然もあるものだ。

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4泊したホテルを後にして空港に向かう。ゴアに来た時は夜だったので、空港までの景色は見えなかったが、今日は晴れているし昼間なので外の様子がよく見えた。特に橋を渡る時の眺めが素晴らしかったのだけど、写真を撮っていなかったらしく、残念。。

気持ちの良い風、ヤシの木が見えるビーチ、のんびりした人々。よいところだった。ゴアも広くて、今回は中心部のごく一部しか見ていないので、ぜひまた来たいと思う。



空港に向かうタクシーの中ではドライバーとおしゃべりをしつつ過ごした。どこに行って来たのか、何をしたのか、など話していると、「シーフードが好きなら、貝は食べた?」と聞かれ(え、そうなの?)ときょとんとしてしまった。

聞けば、ゴアでは一部のベジタリアン(多くはヒンドゥー教の上位カースト)を除き、ほとんどの一般家庭で魚も貝も日常的に食べられており、もちろんレストランにも一般的なメニューとしてあるのだそうだ。

おや・・・?一度も見かけなかったよ???

確かに、カフェやベーカリーも多く行ったが、普通のレストラン(デリバリー含む)にも行ったはずなのに、なぜだ・・・。

これでまたゴアに来る理由ができたと思えばいいかな、と考えているうちにタクシーは空港に到着した。



ドライバーが早めに来てくれたので、13時前には空港に到着した。

まずはチェックインする荷物を預けてしまおうと思い、重さと大きさを図ってもらうと、「どっちも持ち込みで良い」との事だった。帰りのフライトはSpiceJetだが、荷物の預けについての細かいポリシーは若干違うらしい。

逆に荷物2つを持って空港内をさまようことになった私は、とりあえず座れるところを見つけて、パソコンを開く。セキュリティなどで時間を取られる前に一つメールを送っておきたかったのだ。

こうやって移動しながらでも仕事ができる時代になったが、家やなじみのカフェ以外で仕事をする場合は、その時の瞬間的な集中力が必要だと思う。日常と異なる環境にいると、どうしても集中できない事が多いので、メールを送る前に何度も何度も確認してしまう。

集中力もそうだし、集中できるスイッチを入れる方法を見つけることも効果的かもしれない。今回の旅行でいくつか分かった事があるので、帰ったら検討していきたい。



無事にメールを送信し終わったので、上にあがってセキュリティを済ませておくことにした。どこの空港でも一番時間がかかるのはここだと思っている。

ゴアの空港は開けた空間に男女別れて並ぶ様になっており、荷物は大きなグレーのトレイにいれる。電子機器はバッグから出す。他の空港と一緒だ。

私はこの手荷物が自分の手を離れる瞬間がすごく心配なのだが、分かってくれる人はいるだろうか。特に会社のパソコンは自分のものではないし、何より中に入っているデータが基調だ。

ドキドキしながら、自分の荷物がベルトコンベヤで運ばれてくるのを待っていると、またしても呼ばれてしまった。

ええ、今回も引っかかった?一体何が・・・?

今回もやはり丸くて、金属の破片が付いているものがないかを聞かれる。笑ながら化粧ポーチを明けて、毛抜きと髪を結うゴムを見せると、(なんだ)と言う感じで、無罪放免になった。

今度から毛抜きは持って歩くのやめた方がいいらしい(笑)

(悪さをしたのは、またもこちら、笑↓)

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無事にセキュリティを抜けて、さらに上の階に移動すると、そこも大きく一つのフロアが開けていて、周囲がゲートになっている状態であった。デリーの空港の様に、端から端まで行ったり来たりしなくても、一つのフロアで(広いのでがんばれば)見渡せる様な感じだ。

私のゲートは4番なので、場所を確認し、フライトまでまだ十分に時間があるので、少し見て周ることにした。

長方形になっているフロアの角の部分に、飲食店が数件並んでいる小規模のフードコートがある。そのほかにも点々とお土産屋さんや、サモサやパフ(軽食系のパイ)にチャイなどを売っているお店がある。

一通り巡ったが、わざわざ高い空港で買い物する気にもなれないし(どうせ買うならお店が多く商品も充実しているデリーの方が良い)、数十ルピーで買えるチャイをわざわざ200ルピーを出して飲みたいとも思えない。ただし、出発が15時、到着は17時になるので、後で何かは買っておこうと思った。

特に欲しいものも無いので、スマホの充電できるところとそれが見えるベンチを探し、場所を確保。しばらくパソコンで作業することにした。

1時間程経過して14時になり、さすがにお腹が空いてきたので、今朝のカフェで買って来たベーグルをかじりながらフライト情報を確認する。まだ「On Time/Security」のままだった。

ゲートの上のパネルを見ても、一つ前のプネー行きのフライトがまだ出発できていないらしく、情報もそのままだし、そのフライトの乗客でゲート前はごった返していた。

15時近くなってもステータスが変更しないのをおかしく思い、ゲートの近くまで行ってみると、どうやら一つ前のプネー行きのフライトが遅れており、結果、私が乗るデリー行きのフライトも遅れるらしい。スタッフに聞くと「17時頃の出発」との事であったが、そうなると情報は頻繁に変更になる可能性があるので、ゲートの近くに陣取って様子を見ていた。

すると、一つ前のフライトに乗る予定だった乗客(中年のおじさん)の我慢に限界が来たらしく、ゲートにいた若い女性のスタッフを怒鳴り始めた。

言葉がよく聞き取れなかったが、「朝早くから空港に来ているのにこんなに待たされて、(お金もないのか?)何時間も何も食べていない。お前たちのせいだ。どうしてくれるんだ!!」と言っている様であった。

元夫もそうだったが、人間、お腹が空いているとイライラするものである。

だが、スタッフが若い女性だったから、おじさん達が強気に出た様な気がしないでもない。それに数人のスタッフに対して、大人数で押し寄せているので、大きく出たのじゃないだろうか。

格安航空券なのだから、それなりのサービスしか期待はできない。

よいサービスを受けたければ、もっとお金を出すしかない、と私は思うし、大人数で詰めよれば有利だとか、こっちが年上だから上だとか考える人間にならない様にしたい。(彼らがそう思っていたかどうかは分からないけど)

さて、そんな事を思っていると、SMSを受信してピコン!と鳴った。見てみると更新されたフライト情報で、やはりデリー行きのフライトも17時に変更になってしまった。ちょうどとなりに座っていたプネー行きのフライトに乗る外国人らしき人と顔をあわせて(やれやれ)と心の中でつぶやく。



2時間程、適当に時間をつぶして、やっと搭乗の呼び出しがかかる。待っている間に、フライトで食べようと思っていたマドレーヌもつい食べてしまったので、機内での夕食用にサンドイッチを買っておいた。今回は準備万端。

帰りの飛行機は3列づつで、家族連れ・友人同士が多いので、機内は非常ににぎやか(うるさい)だった。

格安航空券だと席の指定でお金を取られるので、席の指定をしないままに搭乗し、各自勝手に変更して、乗客同士で交渉の上、席を決めている。子供も多く、今回は元気な子が多いのか、大泣きの子が数人もいる。ゴアの空港は軍事施設なのに写真も動画も禁止と言われているのに自撮りをやめない人たち。フライトの間、イヤフォンすらせずに動画を見る人たち。

自由過ぎる・・・・。

自分もこれが普通で、どうやったらイライラしないで過ごせるかの対策を練っておかねばインドで旅はできない。

17時の出発なので、出発直後は窓からの景色も見えたが、1時間もすると暗くなってしまい、おまけに飛行機の中の電気も消灯になってしまった。

今、ちょうどサンドイッチ食べてたのに。

本を読み、サンドイッチを食べ、うとうとしているうちに、無事にデリーに到着。預けの荷物は無いので、さっさと外に出たかったのだが、デリーの空港はムダに広い。到着ゲートから、空港を出るまでに早足であるいてたっぷり20分はかかったのではないかと思う。



前回の失敗を考慮し(今回の一時帰国でインドに帰ってきた時に失敗した)、もう疲れている時はお金を出してもタクシーで帰るべきだと知っているので、四の五の言わずにuberでタクシーを呼んだ。

家から空港までは700ルピー程度だったが、帰りは1200ルピー。だが、乗り降りしなくてもいいし、車に一人でいられるなら安いものだ。

タクシーはかなりスムーズに進んだのだが、それでも帰宅した時は22時ぐらいになってしまった。

15時のフライトで帰るはずだったのに、帰宅は22時。このフライトスケジュールの変更に結構振り回されている様な気がするし、その時に余裕もって対処&ヒマつぶしできる様になりたい。



ゴアと言うインドでの有数のビーチに行ったにもかかわらず、一度も海に入らずかえって来た私だが、波の音や海からの風、ヤシの木が茂っている様子などを見て感じているだけでもも十分に楽しかった。

必要な準備と注意をすれば、インドの国内旅行も危険じゃないと分かったので、次の連休にもぜひどこかに行きたい。


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