見出し画像

次に進むためのあれこれに奮闘中

今年の5月に離婚が決まって、今持っているOCIカードを返還する事が決定してから、ずっと(これからどうしようか?)と考えてきた。

法律上、OCIカードは返還しなければならず=今の仕事は退職しなければならない事は前から分かっていた。

今の会社からは(インドからも、日本からも)「戻って来て欲しい」と言ってもらっていた。(ありがたい。。。。)

夏から秋にかけては、日本に再入社するか、インドに再入社するか少し迷っていた。戻って来て同じ仕事を継続することを強く望まれていたが、同じことを続けるのではあまり成長が無いような気もしていたからだ。

迷っていた時に、日本の上司から「試しにカジュアル面接受けてみる?」と言われたので応募してみたところ、まさかの書類選考落ちだった。現場からいつもちやほやされていたため、採用にならないなどと想像もしていなかったので、正直がっかりと言うよりは、びっくりだった。

インド側も戻って来て欲しい意向は変わらない様であったが、全世界的に承認をもらいにくい状況になっているようで(再入社の為に承認が必要)、現場は強く希望していても、会社として採用できない可能性が高い事が、この件で実感できた。

再入社の承認がもらえたとしても、何カ月も先になりそうな事も分かった。

その為、ちょうどよいタイミングでオファーをもらっていた会社に入社することに決めたのだった。



お金の事を考えると、退職後すぐにでも入社したいところだったが、ビザを切り替える必要があって、そのために少し時間が空いてしまいそうだった。

また、インドでは退職すると、最後の給与は清算してから支払われる為、退職してから1カ月半~2カ月ぐらいかかる。(日本も同じだったかもしれないが、もう忘れてしまった。)

そして、タイミングが悪いことに、12月始めには息子の大学の学費の支払いの期限が来てしまう。

学費の支払い+しばらく給与なし+日本に帰国が必要(しかも12月1月はチケット高い)と3拍子揃ってしまい、非常に不安であったが、

どれ一つとして後回しできないので、もうやるしかない。



期限も金額も明確に決まっているので、まずは息子の学費から。

あらゆるところからかき集めて、支払った。元夫は「8月分の学費を払ってくれたら、後は心配しなくていいから」って言ってたはずだったのだが。

まあ、いいや。もう払ったし。

次はビザの切り替えに着手。

新規のビザの申請手続きは、オンラインで申請をして、その後、自国(私の場合は日本)のインド大使館に書類を提出して新しいビザを発行してもらう。

11月末には、次の会社が書類を用意してくれた。12月の退職前までには、オンラインでビザの申請フォームを入力するところまでは終わったのだが、

本当に日本への帰国が必要なのか?と、ちょっと疑問に思った。
疑問と言うか、面倒くさくなってきたのが本音だ(笑)

そして、恐れ多くも、在日インド大使にもの申すことになった。

今回お世話になっている転職コンサルタントが、「言うだけ言ってみようよ。」と言うので、私もその気になったのだ。

この、インドの人達の「言うだけ言ってみる」「(言ったら叶ったので)言ってみるもんだね!」と言う、チャレンジ精神は本当に見習いたい。ダメならダメで、普通の方法で進めればよいのだ。

まあ、これは返事すらもらえなかったけど(笑)

チャレンジした自分がエライ!



さて、そうやって各所に色々聞いてまわっていたところ、日本への帰国の前に、まずはOCIカードのキャンセルと出国許可が必要である事が判明した。

日本のインド大使館に聞いた時は、大使館に書類を提出しに行った時にOCIカードを返還してもよい、と聞いていたので、ビザの申請フォームの入力を終えたら、すぐにでも出国できるかと思っていたのだが、

他の質問があって、もう一度、日本のインド大使館に聞いた時に、このことが判明した。

先にこの情報も教えてちょうだいよ。。。こっちの方が重要じゃないの

OCIカードのキャンセルと出国許可の申請、
この2つの手続きは、インドにいないとできない。
新しいビザの申請フォームは平行して進めることができる。

どの手続きをどのタイミングですればいいのか分からなくなって混乱してきたので、一度FRROのオフィスに行ってみることにした。



訪問して色々相談してみた結果、分かったのは、
新しいEmployment visaの発行はインド国内ではできない
→日本への帰国が必要、
インドから出国するためには出国許可が必要、
出国許可入手の為にはOCIカードのキャンセルが必要
と言う事だった。

なんと・・・それぞれに依存性があって、一つづつしか進められないじゃないの。

既に入社が決まっている事と、1月半ばに旅行の予定があることを伝えると、

「じゃあ、OCIカードはまだ有効だから、すぐに入社して、手続きは2月にインドに戻って来てからがいいね。入国を断られたりしたら困るだろうから。」と言ってくれた。

FRROは怖いイメージがあったけども、私は、訪問する度に毎回親身になって相談に乗ってもらっているので、いつもありがたく思っている。

「離婚はしたけど、インドに残りたいんだ」と言うと、どの職員も「あのステータスはいける?」「あれならいいんじゃない?」と色々考えて提案してくれる。

FRROの職員が提案してくれた順序での手続きだと、
すぐに入社できるので、収入も確保できるし、
1月の予定にも支障をきたさないので、
「よし!」と、小躍りして喜んだのだが、

今度は、新しい会社がこの提案に首を縦に振らない。



直接人事に掛け合っても、上司にお願いしても、紹介会社経由からお願いしても「受け入れられない」とダメだった。

OCIカードのキャンセルと出国許可にどのくらいかかるのか分からないが、1月の旅行の予定を考慮すると、スケジュールがかなりタイトである事だけは分かる。

しかし、これだけやってみてもうまく進まないのであれば、
「こちらの道じゃないよ」って言われているのだとしか思えない。

天がそう言っているのなら、導かれるままに進んでみるしかない。

息子の学費もちゃんと払ったし、
離婚の手続きも(日本側の手続きも含めて)完了した。

今年中にビザを切り替えて、新しい会社に入社できたらいいな、と思っていたのだが、できないものは仕方がない。

今はゆっくりしたらいいよ、と言われているのだと思い込むことにした。
インドから出国できない、定収入が無いのがイタイが、それでも日々を楽しむことはできる。

うっかりしてたけども、もう2022年も終わりだ。
何もしてなかった様な気もするし、怒涛の様な日々だった様な気もする。

来年は間違いなく、色々な楽しいことが待っていると思うけど、
人生、毎日が本番だ。一日一日を大切に楽しんでいきたい。



サポートいただけた場合は、「子供が売られない世界をつくる」を掲げてインドでも活動をしている、かものはしプロジェクトに寄付します。