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緑の窓口に並ぶのは何故?

緑の窓口は大抵混んでいます。一方、券売機の方も混んでいますが窓口ほど待ちません。それでも窓口に並ぶのは何故でしょうか。

私が窓口に並ぶ時は券売機でできない払い戻しや、定期の区間変更などをお願いする時です。しかし、並んでいる人を見るとどうも普通の券売機でできる発券をしている人が結構いる様に思います。券売機でやれることをわざわざ窓口で行うと、待ち時間が長くなるのでやめて欲しいのですがそれでも窓口に並ぶ様です。

券売機を使わないのは機器操作が苦手だからと思われがちですが、券売機で出来ることと出来ないことがわからないことが問題の本質な様に感じます。

例えば…
・定期券の購入で領収証が必要だが、券売機で領収証が発行されるだろうか。
・発行されたところで会社が受理してくれる領収証となるだろうか。
・新規発行は券売機で出来るだろうか。確か学割は窓口でないと出来なかった気がするが、普通の通勤定期なら問題無いのか。
・特急券の座席指定はできるのか。窓側、通路側だけでなく先頭、後方が指定できるのか。
・座席指定が出来たところで、どちらが進行方向かがわかるのか。
・乗り継ぎは間に合うくらいなのか。
など、券売機でできることでも不安やリスクがいっぱいです。そうなった時に確実なのが緑の窓口でしょう。

出来るかわからないけど券売機でやってみようと思い、券売機で処理をしようとして出来ないと、窓口に並び直す必要があります。そうすると待ち時間がさらに増えます。その待ち時間コストを鑑みると初めから窓口に並んだ方が確実性が高くなります。故に窓口に並ぶのではないでしょうか。

問題は券売機に並ぶ前に券売機で出来ることが把握出来ないことです。つまり、窓口に並ぶ前に誘導係が必要ということです。新規の行為や作業をする時は何らかの障壁がある訳ですがその障壁を超える導入の仕組みがないことです。

緑の窓口が混み続ける理由の一つとして考えられそうです。
#インタラクションデザイン #UI #UX

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