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カスハラさんが来た①

一昨日の夕方、本社事務所に一本の電話が...
オペレーターのスタッフがしきりに謝罪の言葉を繰り返していて、あまりい知らせではないことはすぐに察しがつきました。
ひとまず返答猶予をもらったようで5分ほどで最初の電話を一旦切りました。

対応したスタッフが私をはじめ周りのスタッフへ状況を共有するための説明は以下。

・30分ほど前に新開地店で豚まんを2つ購入
・家に到着して一個を中の餡だけを食べた
・餡から強い化粧水の匂いがした
・どういう状況で化粧水が入ったのかの説明が欲しい

ざっくりこういうことでした。

新開地店は本社から一番近い店舗に加え30分後に家で食べていることから、近所のお客様であろうと推定。
配送を兼務する製造スタッフも回収に向かうことは可能とのことだったので、商品の回収と調査のために電話主の自宅に伺わせていただくという旨を伝えるために最初に対応したスタッフが折り返し先方に連絡したところ、

「そんなことより製造工程を明らかにして、その(化粧水が混入した)説明をしろ」
と一方的に電話を切られたそうです。
その話を担当したスタッフから聞くに付けその場にいた全員の頭の上に?マークが(汗)

当然、その時点で何百、何千と豚まんを製造販売していて同様の申し出はゼロ。製造工程を明らかにしても通常の工程しか説明出来ないんだけど、一体どうせいと!?

ということで私がその電話主に電話をかけることに。
久しぶりの緊張感だ)
スタッフから聞き込みをし、いざ戦闘開始。

スリーコールくらいで繋がり、
「はいはい...」と推定70歳くらいの年配の男性が出ました。
まずはこのたびのご不満だった点に関して、お詫びの言葉を述べて、改めての状況聞き取りをしました。聞いていたとおり肉だけをまず食べて、(豚まんこんな食べ方する人います?(苦笑)

化粧水の味がしたから食べ進めずに捨てて、残り一個も肉だけを食べると、先程よりマシなもののやはり化粧水の味がして、どうなっているのか理由を知りたくて電話をかけたということでした。

中身は捨てたけど、皮は残しているとのことだったので、丁重にそちらを回収させていただくことは可能かとお伺いを立てると、「取りにおいで」との言葉があり、これで原因が追及出来るとホッと息を付くと次の言葉でまた頭に???マークが(あきれ苦笑)

男:「取りに来て、それでどうすんの?」
私:「残ったその豚まんを衛生調査機関にて成分を調査しまして、その結果をお客様にご報告をさせていただきます」
男:「それでその結果、何も出なかったらどうするんだよ?火も入ってることだし、その可能性もあるでしょ?」
私:「・・・・・・はぁ。(こいつは何を言ってるんだ?)」
(つづく)

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