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パンとパックごはんと惣菜を物々交換して生きていたときの話
大学4年間、僕はパン屋ではたらいていた。
そのパン屋のよかったところは、何と言っても廃棄のパンをもらえるところ。
「パン屋のパンをお腹いっぱい食べる」
って何か夢がありませんか?笑
ただ、どんなに美味しいパンでも
食べきれないものは腐ってしまう。
廃棄のパンもとても悲しいけれど、食べきれなくて腐らせてしまうことほど悲しいことはない。
そんなとき。
ちょうど
・パックごはん工場
・デパートの惣菜売り場
でバイトしている大学の友人たちがいた。
どんなに美味しいものでも毎日大量にあれば飽きてしまうという悲しい現実に気付いた僕らは
自然と自分たちのもつ「商品」をそれぞれを交換しあうことにした。
パンと惣菜は味がたくさんあるという強みがあるけれど
保存がききにくいという弱点もある。
反対にパックごはんは保存性はバツグンだが味の変化は全くない。
ただ、これら3つのアイテムが揃うことで
ぼくたちは1円も使わずに贅沢なくらしをすることができた。
たまにカフェではたらいてる人からおしゃれごはんをもらったりもした。
もしかするとあの時が一番ぜいたくだったのかもしれない笑
それはやっぱり
「お金」を持っていなくても「商品」をもっていたからだ。
どんどん、どんどん
自分の商品をつくろう。
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