![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145510196/rectangle_large_type_2_fb2ee59cc63b5e12f1c883efc1f5d8f8.jpg?width=1200)
仕事をはじめて変わったこと。
去年10月に仕事を辞めて、半年間仕事をせずただ日々を過ごした。
その時のわたしは、毎日仕事の代わりに家事や掃除を無心にこなすことを自分の課題にしていた。
そうして自尊心を保っていたみたいだった。
それでも毎日が不安で、早く安心を取り戻したかった。
資金もだんだんと減り、外に出る機会が減ってくると、社交的な部分は顔を隠していく。
なんとなく街中を歩くのも気が引けて、人と目を合わせられなくなっていった。
なんというか、魂の抜けた感じ。
心ここに在らず。
何もしない時間がただただもどかしく感じられた。
それから約半年後の5月、ようやく仕事を始めることができた。
最初は長いブランクに大きな不安を感じていた。
人と目を合わせられない自分が、以前はポンコツと言われていた自分が、また同じ仕事をできるのかどうか。
でも、そんな心配は必要なかったらしい。
入って1週間で、乾いたスポンジが水を吸うように色々な仕事を覚えた。
職場の人とも自分から話をしたり、仲良くなった先輩と食事に行ったりした。
もともと知り合いからはコミュニケーションおばけと言われたこともあるけれど、自分でも驚くほど人と関わることに夢中だった。
そして水を得た魚のように、いきいきと仕事にとりくんでいる。
まっすぐ前を見て歩けるようになったし、買い物に行くのも楽しくなった。
ただ、時々とてつもなくしんどい気持ちが襲ってくる時もある。
その時は無理に動かず、必要最低限の会話で済ませるようにしている。
それも以前は毎日のようにあったのに、今では1日経てば治っている。
前の職場にいた時は、朝起きるのもつらくて布団にしばらくうずくまっていた。
日中はカフェインの強い栄養ドリンクがないと起きていられず、そのせいでよくお腹を壊していた。
夜は眠れず、目を瞑ったまま朝を迎えることもあった。
仕事中に急に不安になって涙が止まらなくなったり、急に眩暈がして倒れたことも何度かある。
今は嘘みたいに目覚めも良くて、日中もずっと起きていられる。
なぜか夜は眠れないことがまだあるけど、睡眠薬を飲まなくてもいい位には良くなってきた。
仕事が変わるとこんなに自分にも変化があるのかと、日々驚きと感心を覚えている。
忘れないようにしたいのは、
頑張りすぎないこと。
自分を大事にすること。
妹がよく言っている。
「わがままは都度言ったほうがいい。
やるのが当たり前と思わせたらダメ。
ふだんやらないのにたまにやる方が、すごいって思われるから。」
旦那さんは大変そう。
でもたしかに、それが自分が居心地よくいるのに必要な技術かもしれない。
これからも自分ファーストで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?