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雑記 九月十一日

9月の頭に復職してから、最近出勤前にナンチャッテマインドフルネスをしている。
頭を空にするのは未だにできないのだが、できるだけしようとしているというか、そうでもないというか、とにかくゆったりしたアンビエントを流しながら6分計って、深呼吸する時間をとるようにしている。これがあると朝の動悸がいくぶんか減る。

自分の中だけの世界を作って、体内の血の巡りをイメージし、自分の中に海だの宇宙だの音楽だの堀越二郎だの、好きなものを片っ端から入れて、滞った鬱屈をところてん式に追い出していく。
なんだかすっきり、するような気がしている。

今日はこれをやり始めてすぐ、脳内に幼稚園くらいの、泣いている男児が浮かんできた。誰かがそれを慰めている。

その誰かが「ゆうくん、ゆうくんの大事なところには、誰も入れなくていいんだよ。パパでもママでも、お友達も先生も、誰かが無理矢理入ろうとしてきたら「だめ」って言っていいんだよ。ゆうくんだけが入れる場所なんだよ。」と彼の胸や背中をさすりながら、教えていた。

私にその誰かはわからなかったけれど、ゆうくんはずっと前からいる私のイマジナリーフレンドなのがすぐわかったので、
ふと「ゆうくんを私に置き換えればいいのでは?」と置き換えてみた。(もう全く頭は空ではないが、まだナンチャッテなのでとりあえず許してほしい。)

「てたくんの、大事なところには、誰も入れなくていいんだよ。無理矢理入ろうとしてきたら、だめって言っていいんだよ。」
と(これはもう私の頭の中の事なので書くのを許してほしいが)堀越二郎が小さい頃の私の頭を撫でながら言うので、何がどうしたのかぼろぼろ泣いてしまった。
(堀越二郎のうしろに最近私がハマっているアイドルのナニガシくんが微笑んでいたように思うが、あんまり脳内を詳細に書くと恥ずかしいので割愛する。)

あまりそこに嬉しいとか安心したとか、悲しいとか苦しいみたいな具体的な理由はなく、ただぼろぼろ涙が出た。
全然頭ん中カラじゃないな、音楽流して深呼吸しながら妄想してるだけやん、など思う気持ちもあったが、心地よかったのでそのままにしておいた。
今日はそういう6分間であった。

マインドフルネスや瞑想は何か得るためにするわけではないらしいので、こういうカタルシスがあるのはあまりよくないのかもしれないが、合法的かつ健全にリラックスしているのは間違いないので、毎日テキトウに続けてみようと思う。

赴くままに。

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