ちびてたくん

日々を言葉に直しておくだけ。

ちびてたくん

日々を言葉に直しておくだけ。

最近の記事

SNSでの袋叩きというか、炎上すると不特定多数から一斉に誹謗中傷されるアレ、インターネットによる社会の急速な進化についていけなくなった事による現代病だと思っていたのだけど、人間の本能なのかもしれない。群れの中に変なやつがいる!となったら反射的に追い出そうとするの、中々原始的よね。

    • 「時代のスピードがヒトの生きるスピードを超えた、これからは水槽の中の殖え過ぎた貝のように弱者はより一層淘汰され、社会は規格化していく」とはっきり感じた瞬間があって、それ以来まっすぐ生真面目に生きるのがどうでもよくなった。思えばそこから何に対しても頑張れなくなった気がする。

      • とある自死した人が遺した「生きることも死ぬことも自分で選んだなら間違いじゃない」って言葉がずっと引っかかっている。自分で選ぶ死が間違いじゃなくなった世界は、他人から望まれる死も肯定されて、今よりずっと増えると思うんだよな。自分の命なら自分で捨てて良いってのは、危うい事な気がする。

        • 幸せについてまだ本気出して考えられてない

          自分で自分を幸せにするのって難しい。特にこの情報化社会じゃ一層難しい。物で溢れているから一見簡単に見えるけれど、物で溢れているからこそ自分にとって大事なものが埋もれてずっと見つからなかったり、大衆的な喜びに流されてしまったり、他人と比べて、上限の無い唯物的な幸福に途方に暮れてしまったりするだろう。「自分の幸せはこういうものだ」と納得できていたつもりでも、自分では想像できないようなケタ違いの幸福を抱えている人間を見て、腰を抜かすこともある。それも情報化社会の一面だ。 そして幼

        SNSでの袋叩きというか、炎上すると不特定多数から一斉に誹謗中傷されるアレ、インターネットによる社会の急速な進化についていけなくなった事による現代病だと思っていたのだけど、人間の本能なのかもしれない。群れの中に変なやつがいる!となったら反射的に追い出そうとするの、中々原始的よね。

        • 「時代のスピードがヒトの生きるスピードを超えた、これからは水槽の中の殖え過ぎた貝のように弱者はより一層淘汰され、社会は規格化していく」とはっきり感じた瞬間があって、それ以来まっすぐ生真面目に生きるのがどうでもよくなった。思えばそこから何に対しても頑張れなくなった気がする。

        • とある自死した人が遺した「生きることも死ぬことも自分で選んだなら間違いじゃない」って言葉がずっと引っかかっている。自分で選ぶ死が間違いじゃなくなった世界は、他人から望まれる死も肯定されて、今よりずっと増えると思うんだよな。自分の命なら自分で捨てて良いってのは、危うい事な気がする。

        • 幸せについてまだ本気出して考えられてない

          ふと街で綺麗にドレスアップされたハローキティを見かけて、急に自分のキティが欲しくなり、公式ショップで着せ替えのできるキティちゃんと着せ替えグッズを購入し、店を出るなり帰宅を待たず駅そばのベンチで無心に着せた。可愛かった。涙がボロボロ出た。自分が何か憧憬を抑圧していると知った。

          ふと街で綺麗にドレスアップされたハローキティを見かけて、急に自分のキティが欲しくなり、公式ショップで着せ替えのできるキティちゃんと着せ替えグッズを購入し、店を出るなり帰宅を待たず駅そばのベンチで無心に着せた。可愛かった。涙がボロボロ出た。自分が何か憧憬を抑圧していると知った。

          ポケモンGOで広島焼き屋のギフトが手に入ったから、「アメリカ人のフレンドに送ってからかってやろう、アメリカンジョークや」と思ったけど、そうかこういうのが差別なんだよな…とハッと気付いてやめた。代わりに美味しそうな餃子屋の看板のギフトを送ってあげた。何書いてあるかわからんかもだけど

          ポケモンGOで広島焼き屋のギフトが手に入ったから、「アメリカ人のフレンドに送ってからかってやろう、アメリカンジョークや」と思ったけど、そうかこういうのが差別なんだよな…とハッと気付いてやめた。代わりに美味しそうな餃子屋の看板のギフトを送ってあげた。何書いてあるかわからんかもだけど

          僕のヒーロー

          生きるエネルギーが枯渇していて、もう何も出来ないような感覚に囚われていた。いやまだ囚われてい「る」のかも知れないけれど、もう疲れ果てて何をやるのも辛くて怖くてしんどくて、一歩でも歩くとゲロでも吐きそうで、ずっと自分の安心できる繭に閉じこもっていたい感覚。 ただ私をそこに閉じ込めるのは、私を弱くしたり、弱いと言っていじめたり、そうでなくとも「お前が悪い」「お前はおかしい」と、狭い視野で善悪や正誤を判断して立派な人間になった気になっていながら、なんの罪もない私を排除する腐れ能無し

          僕のヒーロー

          全然共感できないものよりも、半分共感できるのにもう半分が全く共感できないものの方がきつい感じがする。それは「お気に入りの動画を再生して何も映しだされない」よりも、「低い解像度で延々と流される」方がストレス、みたいな事なんだろうと思った。2次ジャンルの実写化とかが嫌われるのもこれか

          全然共感できないものよりも、半分共感できるのにもう半分が全く共感できないものの方がきつい感じがする。それは「お気に入りの動画を再生して何も映しだされない」よりも、「低い解像度で延々と流される」方がストレス、みたいな事なんだろうと思った。2次ジャンルの実写化とかが嫌われるのもこれか

          役割

          昔は非常時や有事に、緊急情報じゃなくて平常通りの番組を流す局の意図がわからなかったんだけど、やっとわかったな。今日みたいな日、「安全圏にはいるけど不安で仕方なくなってる人達」はいて、その人らが少しでもホッとできるように、あえて普段通りなんだなあと思った。 主にテレ東の話をしてるわけなんだけど、今夜出川哲朗で安心してる人は山ほどいると思う。 不謹慎に感じる人ももしかすると中には居るかもしれないけど、意味があって善意でやってることなんだな。

          他人の幸が蜜の味すぎて急性胃炎になった話

          幸も不幸も相対的なものなので、もうどんな幸せそうな人を見ても嫉妬なんかしないと思っていた。 それよりは自分の幸せだけ見て、楽に穏やかに生きていける、生きていこうと思っていた。けど。 自分の主観でめちゃくちゃにほしいもの、むしろ主観では想像もできなかった、(夢見ていいとすら思わなかった)自分にとって素晴らしく幸せなものを、いとも簡単にかっさらっていく人はいる。彼らと私で何が違うのか羅列することはできるが、本音を言うと何が違うのかわからない。 ひどい言い方をするけど、「幸せでい

          他人の幸が蜜の味すぎて急性胃炎になった話

          鬱の年の瀬

          鬱ってすごいよ。なんもおもんない。 私は全ての季節の中で今くらいの時期が2番目に好きだ。 1番は夏が好きなのだけど、とにかく2番目に今みたいな、11月末から1月頭にかけての、「年末!師走!年明け!」などと忙しなくやたらギラギラした時期がとても好きだ。 世間や人が1年のうちで脂が乗っている感じがする。 静かで落ち着いていて、なのに賑やかで、みんなどこか浮き足立っていて、無礼講みたいな余裕がある。 寒さはスッキリした心地が生まれて、あったかいご飯は美味しくて、クリスマスや正月の

          静かで暗くて少し冷たい、深海みたいな私の部屋が大好き。ベッドの上に小さなお友達を沢山乗せるの。私はまるでクジラの死骸みたいに、だんまりで眠る。おやすみなさいませ。

          静かで暗くて少し冷たい、深海みたいな私の部屋が大好き。ベッドの上に小さなお友達を沢山乗せるの。私はまるでクジラの死骸みたいに、だんまりで眠る。おやすみなさいませ。

          自分のやりたいことは「もうない」んだと思っていた。やりたいことなんてない。色々できない、しない理由をつけていた。でもしない理由が腐るほどあることに気がついた。「やらない」だけで済むことにこんなに理由がいるのはきっと「やりたい」けど「怖い」からだ。明日から絵を描こう、線の一本でも。

          自分のやりたいことは「もうない」んだと思っていた。やりたいことなんてない。色々できない、しない理由をつけていた。でもしない理由が腐るほどあることに気がついた。「やらない」だけで済むことにこんなに理由がいるのはきっと「やりたい」けど「怖い」からだ。明日から絵を描こう、線の一本でも。

          なんかみた

          「リアルでは誰にも愚痴れないし辛い思いをさせたくないからネットに書き込んでいる、ネットに書き込んでもネットの人達は私を無視できる。」 という呟きがバズっているのを見たけどとても違和感。 アカウントの向こう側は人間がいるんだよ。君が捨て垢だとかなんだとか思ってるものの裏には全部人間がいるの。 その人たちだってしんどい話題を見かければしんどくなるよ。「ネットの人は私を無視できる」じゃないんだよ。 君が「ネットの人を無視してる」んだよ。 逆にリアルの人だってあなたを無視する権利

          傲慢な民たち

          自分の頭ではわからない事、自分が知っているだけの範囲のことを常識と呼んでそこから外れた事、自分が知っているだけの世界を当たり前と呼んでそこから外れた事。 それらをキチガイ、やばい、狂ってる等と断罪、排斥する人のなんと多いことか!人間が絡むと余計そうだ。そんな勘違い裁判官がこの世に多すぎる。むしろマジョリティだ。 彼等は未知の世界が怖いだけだ。自分の知らない、未踏の地がそこにあることが怖くて怖くてたまらないだけだ。 「それが襲い掛かってくるんじゃないか」「それに巻き込まれるん

          折々に

          退勤時、職場の裏口を開けた途端、肺にスッと入ってきた空気は、えらくシンとしていて冷たかった。 夜はもう来ていた。 夏頃の同じ時間帯はまだ青白いまであった空は、胸に沁み渡るほど暗くなっていた。 そこに煌々と浮かび並ぶバイパスの街灯たちはまるで人工の星のように照りつけており、すっかり、とは言えないがほぼ暮れた夕焼けが、顔を赤くしたり紫にしたり、奮闘しながら夜空にしがみついていて、なんとも言えない良さがあった。 それを見た途端に 嗚呼、冬が好きだなあと思った。 冬も好きだし、秋も