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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #87

こちらの続きです


『ムジョルのグリムシーバー』


リフテン

 アラネアさんと酒場を訪れると、ムジョルさんと連れのアエリンさんが食事をとっていたので挨拶を交わしました。
「そういえば、グリムシーバーはどうなりました?」
 グリムシーバーとは、何年も前にドゥーマーの廃墟でなくしたというムジョルさんの剣のことです。ムジョルさんは首を横に振りました。まだ手元に戻ってはいないようですね。
「あれがないと生まれた赤ちゃんみたいに無防備な気分になるわ。代わりが見つかるとは思えない」

あらら

「よかったら代わりに探してきましょうか」
 あまりに悲しそうな様子を見かねてそう申し出ると、ムジョルさんは「とんでもない!」と手を振りました。
「そんな危険な旅を引き受けてもらうわけにはいかないわ。無駄足を踏むだけよ。だけど…」
 私の顔を見てフッと笑みを浮かべます。
「その目の輝きを見ると、警告しても意味がないようね」
 さすが冒険者ムジョルさん。よくわかってくれています。

「グリムシーバーはムジンチャレフトのドゥーマーの廃墟にある。気を付けて進んで。あの廃墟で危うく死にかけたわ。探索をしていて、とても大きな像に襲われたの。あんなものは初めて見たわ。その巨像の攻撃を受けてグリムシーバーが手から離れてしまった。そしてひどい怪我を負ったのよ。ドゥーマーの化け物からはって逃げて、どうにか外に出られたのは本当に幸運だったわ。そのまま倒れていたんでしょうね。気づいたら、アエリンがそばで介抱してくれていたの」

それ以来ぴったりとくっついているわけですね

 ムジョルさんを襲った巨像とは、おそらくセンチュリオン・ガーディアンのことでしょう。それに『ムジンチャレフト』ならすでに探索済です。
「気をつけてね。私のせいで死んでほしくないの」
「わかりました。待っていてください」

ご心配なく~

ムジンチャレフト

 宿で一泊した後、身支度を整えてムジンチャレフトへ向かいました。
 アラネアさんとは昨晩じっくり話をしましたが、私の過去の行動を批判するでもなく擁護するでもなく、今朝も黙ってついてきてくれたということが答えなのでしょう。

再び。

 ドゥーマーの廃墟、ムジンチャレフト。ここに来るのはジョディスさんと一緒にドーンスターへ向かう道中で偶然発見した時以来です。

「ドゥーマーの廃墟だわ。山の下に住んでいた人々ね。もういないけど」
 アラネアさんはそう言いながら、「ドゥーマーだけが」と杖の先で山賊を指しました。

湧いてるのか…

 以前訪れた時に片づけたはずですが、また他の山賊が住み着いてしまったようです。

 外と中の山賊を片づけ、機械だらけの通路とファルメルの巣を突っ切り、最奥の広間で再び巨像と対面です。

誰が修理したの?

 初期の戦闘では苦戦した相手でしたが、少しダメージを食らったものの余力を残して打倒しました。

あっさり!

 巨像が待機していた機械の傍らに、碧く光る剣がありました。前回来た時にもここにあったのでしょうか?

これかあ
クリア~!

リフテン

 リフテンに戻り、ムジョルさんにグリムシーバーをかざして見せました。
「長いこと旅もしたけれど、あなたと並ぶくらい技量を持った人にはめったに出会わなかった」
 ムジョルさんはグリムシーバーを手に取り、日にかざして眺めると、背中の鞘に納めました。

「まだまだ学ぶことはたくさんあるのね。もし差し支えなければ、しばらく同行させてもらえると光栄なのだけど」

え!?

 ムジョルさんが私に同行したいだなんて。まさかそんな申し出があるとは思いませんでした。ムジョルさんはてっきりアエリンさんの護衛なのかと思っていたのです。どうやら公私共に仲がいい様子でしたし。

 私にとっても旅の上級者であるムジョルさんから色々と吸収できるチャンスなので、とても興味深い話ではありますが、新しい旅をアラネアさんと始めたばかりです。丁重にお断りし、また機会があれば、とお願いしました。 
 がっかりした様子のムジョルさんに反して、アエリンさんがほっとしているように見えたのは気のせいでもないでしょう。

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