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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん~ #27

こちらの続きです

『東から昇る』①


ウィンドヘルム

 仕事を探して、再びウィンドヘルムに戻ってきました。ここには港があり、多くの人が働いています。その中には街の中で見かけなかった、アルゴニアンの姿もあります。
 東帝都社の事務所を見つけたので入ってみました。ソリチュードのお隣さん、ヴィットリア・ヴィキさんはお金持ちなので、さぞかし景気がいいかと思いきや、なんだかガランとして荒れ果てています。
 思わず従業員の男性に事情を尋ねると、当然のことを聞くなとでも言いたげな顔をしながら、「海賊のせいさ」と教えてくれました。

大変ですね

 暗闇の中で退屈そうにしていたオルサスさんは、件の海賊『ブラッド・ホーカー』は隣に本部を構えるライバル社「シャッター・シールド家」と手を組んでいるに決まっている、と忌々しそうに吐き捨てました。どうやらその会社だけは海賊に襲われることなく、商売も順調のようです。
「シャッター・シールドってどんな人たちなんですか?」
「ウィンドヘルムの権力を握る一族さ」
 マルカルスのシルバーブラッド一族のような存在でしょうか。海賊と手を組んでライバルを蹴落とすなんて、フォースウォーンを使って邪魔者を暗殺させるシルバーブラッドとよく似ています。どこにでもある話なのかもしれませんね。
「あんた、あいつらの記録簿を手に入れてくれないか?それがあれば、あいつらが海賊と手を組んでいる証拠がつかめるんだ」
 うーん、窃盗は気が咎めますが、海賊との関係が事実なら、見過ごせません。お手伝いすることにしました。
 
 隣接するシャッター・シールド家本部を訪ねると、なんとそこには以前ウィンドヘルムの入り口で、ノルドの男たちに絡まれていた気の毒なダークエルフの女性、スヴァリスさんが勤めていました。
「あら、あなたはあの時の狩人さん!」
「あ、あ、こ、こんにちは…」
「あなた、ロルフの奴を宿で叩きのめしたんですって?とっても素敵!お友達は大歓迎よ。どうぞゆっくりしていって!」
 どうやらあの鼻持ちならない男をのしたことはすでに耳に入っていたらしく、自由に見学することを許してくれました。

これか…

 事務机は建物の一番奥にあり、スヴァリスさんからはちょうど死角です。記録簿を見つけたのでこっそり拝読してみると、『海賊仲間』と取引している記録を見つけました。オルサスさんの予想は当たっていたようです。
 記録簿をポケットに入れ、スヴァリスさんに何食わぬ顔であいさつし、建物を後にしました。

 さっそくオルサスさんに記録簿を渡します。予想が当たったからといって嬉しいわけもなく、眉根をよせてページをめくりながらうなり声を上げました。
「なるほど……スヴァリスは海賊と会う目的でドーンスターまで足を運んでいるらしい」
「ドーンスター?」
「知らないか?ペイル要塞の首都さ。といっても、ウィンドヘルムに比べればそれほど大きくはない。あそこは鉱山に、港がある。記録簿によれば、彼女はここでスティグ・ソルト・プランクという奴と取引をしたようだな……」
 オルサスさんは逡巡したのち、こちらを見て言いました。
「ドーンスターに行って、奴らの砦がどこにあるのか情報を集めてくれ。記録簿にも出てくる船長のスティグなら何か知っているに違いない」
「私が、ですか?」
「ここまで首を突っ込んでおいて、それはないだろう。もちろん報酬は支払う。頼むよ、海賊の問題が解決しなければ、会社は潰れてしまう。そしてシャッター・シールドの一人勝ちだ」

出張費もいただきますよ……

 そういうわけで、ドーンスターを目指し北西方向へ向かうことになりました。

ムジンチャレフト

 険しい岩山を超えたところで、豪奢な遺跡を見つけました。
 ジョディスさんが「話に聞いたことがある。これはドワーフの都市の入り口よ」と教えてくれました。

ほえー

 遺跡に近づくと、多数の山賊が襲い掛かってきました。一人残らず片づけ、残されたメモを見ると、どうやら中のお宝を運び出す仕事をしていたようです。ドワーフの遺物は高く売れるのです。

昔は金ぴかだったのかしら

 お金の匂いを嗅いでしまった以上、放置しておくことはできません。寄り道になってしまいますが、遺跡の中を探索することにしました。
 ドワーフの遺跡に入るのは、マルカルスの牢獄から脱出した時以来です。恐ろしい金属の機械に襲われた記憶も新しく、ジョディスさんへ警戒するよう伝えました。中はいまだに止まぬ機械の起動音と蒸気でとても暖かく感じます。

 残っていた山賊を狩り、奥に進むと、突き当りにレバーがありました。それを動かしてみると床がガタンと動き、私とジョディスさんを乗せたまま下降していきました。

なんだなんだ!
まるで夜の神殿です

 行きついたのはさらに地下深く。高い天井と、湖を渡す石造りの橋。青白く光る神殿のようになっており、ジョディスさんはその景色にいたく感激していましたが、そこは殺意バリバリのファルメル達の巣になっていました。

言うてる場合か

 ファルメル達を倒してさらに奥深くへ進んでいくと、灼熱の蒸気で攻撃してくる巨大な機械人形が襲ってきました。振り下ろされた腕の部分に少しでも当たると、人間に殴られるのとはわけの違う痛みに襲われます。走り回りながら回復薬をいくつも飲み、空になった瓶を床に投げ捨てました。
 距離をとり、矢を何本も打ち込んで、やっと動かなくなりました。

こえ~

 その後、外へ出る仕掛けを見つけ、ドワーフ遺跡から回収した大量のお宝をジョディスさんと一緒に運び出し、ソリチュードの家の内装をさらに整えました。

寝室!

 ゆっくり休んでから、改めてドーンスターを目指します!

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